注音符号と漢語ピンインの違い その3 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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あ、あ、ありました!
もひとつ大事な違いを忘れてました!

日本語で書くと「え」です。注音符号で「」(←「せ」じゃないよ)です。
この音を表す単母音の漢語ピンインは存在しない。
という大事なことを忘れていました。

中国語の単母音は基本的に a、o,e,i,u,ü の5つ。
これにer を加える場合もある。
でもこの場合の「e」は「え」ではない、
」(←「せ」じゃないよ)でもない。
(ええい、ややこしい。)
みなさん、ご存じのあの「あ」と「え」と「お」の間くらいの音である。
ひらがなでは到底書き表せない、日本語には全くない音である。

でも複合母音(二重母音と三重母音)で出てくる「e」は
(「ei」や「ie」や「wei」の中の「e」ね)
その日本語には全くない音ではなくて、日本語の「え」にかなり近い。

つまり、漢語ピンインでは
日本語には全くない音と、日本語の「え」に近い音を
同じ「e」で表しているというわけ。

でも注音符号ではそれを区別して
単母音である前者の方を「」、
複合母音に出てくる「え」に近い音を「」(←「せ」じゃないよ)で表す。

で、お気づきのようにこの注音符号、
日本語のひらがなと一緒で漢字の一部をとって作られている。
もとの漢字がイメージできるのでけっこう覚えやすいのだが、
ひらがなやカタカナと同じような記号もけっこうあって面白い。

さっきから出ている「」は「せ」に似ているし、
」も「さ」に似てる。
」は「ち」に似てるし、
」は「ム」に似てる。
」は「へ」みたいだし
」は「ヌ」みたい。
」は「メ」に、
」は「く」にそっくり。

音はそれぞれ漢語ピンインで表すと、
」 → 相当するもの無し、。
」 → 「e」
」 → 「c」
」 → 「s」
」 → 「ei」
」 → 「ou」
」 → 「u」
」 → 「q」
となりまする。
子音も母音もまぜまぜに書いてごめん。
やはり今度一回ちゃんと最初から書きましょうか。