言葉の全く通じない相手とのコミュニケーション7~自分を守るためには戦え~ | レスキュー女子es番外 『料理でコーチング』

 

責任の所在は、常に明確にすべきなのです。

 

 

 

現場の責任なのか?チームのトップの責任なのか?

 

 

 

「犯人捜しなんてやってもいいことないよ。だったら俺の責任でいい」

 

数年前までのわたしが幾度も吐いた台詞です。

 

それがかっこいいと思ってました。

 

でも、そんなのかっこよくもなければ、全然正しくなかったんですね。

 

わたしがそう言ってしまうと、その瞬間に、本当に責任のある人物が責任を取ることができなくなります。

 

これは一見、美談ですが、実際は責任の所在を曖昧にしているだけです。

 

同時に、人に責任を押し付けることも罪の意識も薄らぎます。

 

その積み重ねがパワハラを生むのです。

 

そのことに気づいたのです。

 

 

「それは自分の責任ではない」

 

この発言をすることは”逃げ”だ。と、ずっと思ってました。でも、そうじゃないんです。

 

 

それを言うことが、”戦う”ということだったのです。

 

 

 

これとは別の事案で、明らかに一人の編集者の責任でミスが起きるということがありました。

 

これは本当に大問題になりました。

 

わたしは、

「この問題のすべては、一人の編集者に責任があります」

と、100人以上のスタッフの目の前で挙手をして、発言をしたことがあります。

 

それまで、一人の記者とカメラマンに全責任があるということで編集部全体の空気が出来上がってました。

 

わたしもそう思ってました。

 

しかし、現場に関わった人たちの話を聞いていると、二人がミスを犯したのは間違った情報が元であるということがわかりました。その情報を出していたのが担当編集者でした。

 

二人はその情報の信ぴょう性に疑いを持ち、何度も確認をするように編集者に話してました。

 

編集者は確認をしたと言い、渋る二人を説得してページに掲載しました。

 

しかし、間違いでした。

 

担当編集者は言葉をすり替え、巧みに情報操作をして二人に責任を転嫁しました。

 

その事実を多くの記者カメラが知ってました。

 

しかし、誰も真実を話そうとはしませんでした。

 

誰もその問題に巻き込まれたくないからです。

 

二人が処分されることになりました。

 

わたしは怒りが収まりませんでした。

 

 

この発言は、スタッフ一同に、「何かミスが起きたら現場の責任」という暗黙の了解を破った初めてのタブー発言となりました。

 

この発言には、同じ記者からも批判されました。

 

「開けちゃあいけない蓋もあるんだよ」

 

そう言われたのを覚えています。

 

でも、開けちゃあいけない蓋なんて、本当はないんです。

 

あるのは、

 

 

事実のみです。

 

 

 

その事実を報道するのが、我々の仕事なのですから。

 

 

その瞬間から、スタッフ全員に対するわたしの立ち位置は決まりました。

 

「奴は真面目だから」

 

つまり、

 

「奴を相手にしたら面倒臭いことになる」

 

「奴には適当なことはできない」

 

それが、自分の立場を守ることになりました。

 

 

組織の中で自分の立場を守るということは、それほど難しいのです。

 

自分の立場を守りたければ、戦わなくてはならないのです。

 

自分が自分でいるためには戦わなくてはなりません。

 

それが、社会で生きるということです。

 

 

 

 

でもそれができるのは、やっぱりわたしが男性だから?

 

 

それもあるかもしれません。

 

 

 

もし、わたしが女性だったら、これまで以上の努力をしないと、今のような生活はできなかったかもしれません。

 

 

でも、女性には女性にしかできない戦い方が絶対にあると思うのです。

 

女性だからできる戦い方が絶対にあるのです。

 

 

男性上司による女性社員への言葉の暴力や罵倒。

 

いじめ。

 

嫌がらせ。

 

そんな男性上司に、

 

「これはパワハラですよ。やめてください!」

そう訴えてもあまり意味はないでしょう。

 

子供のいじめと同じですから。いじめてる相手にいじめられてる当事者が、「やめて!」と懇願したら、もっといじめはエスカレートします。

 

まあ、上司も大人ですから、パワハラは理解するでしょうが、だからと言って、素直に謝って普通に接してくるなんてことはありません。そもそもパワハラをするような大人ですから、人としてはクソみたいな奴です。

 

さらに逆上する可能性もあります。

 

 

パワハラにならないように、今度は正々堂々と権力を利用して、さらに貶めに来る可能性もあります。

 

 

フリーのわたしが度々やられるのがこれです。

 

 

わたしは大きな会社の中でフリーの立場で働いているので、組織やその人がとても良く見えます。

 

 

常に傍観者のようなものですから。

 

 

別に意識してなくても、

 

「あれ?今日の彼の態度なんとなく不自然だな〜」

 

とか、見えてしまう。

 

見えてしまうと、あとはちょっと注意しているだけで全部が丸見えになります。

 

社員の不正を図らずも知ってしまったことが何度もあります。

 

そんな社員から謂れのない噂を流されたり、わたしが取り組んでいる取材の情報を他誌に流されたり。

 

数えればキリがないほどです。

 

相手は、レベルの低いクソみたいな人間なのです。

 

だから、わたしは必ず、証拠を残します。

 

日記をつける。そんな相手との会話も録音する。は、当たり前です。

 

 

パワハラ上司がパワハラ発言をするタイミングって大体わかりますよね。

 

思いがけないタイミングで電話がかかってきたりね。

 

その場では電話を取らず、証人になってくれる第3者の前で掛け直す。

 

思わず取ってしまったら、何かしら理由をつけて電話を切る。

 

必ず誰か第3者が近くにいる状況を作ってからかけ直す。

 

上司が1対1の状況を作ろうとしていたら、その時の状況の記録をとる。

 

1対1の状況を作ろうとしている時の様子を事細かく記録を取るのです。

 

女性には、この対応が特に大事です。

 

「こいつ、隙を見せないな〜」

 

まずは隙を見せないことです。

 

次回は、女性がパワハラを撃退した事例について、具体的に書きたいと思います。

 

 

 

つづく