【え?サンタさんがくれるのに、ママからも?】
一昨日、帰宅すると奥さんからクリスマスプレゼントをもらった。
クロックスの靴2足とValextraの名刺入れ。
わたしには物欲というものがほとんどない。
収集癖もまったくない。
だから一度買ったものは丁寧に手入れして、それが朽ち果てるまでずっと使い続ける主義である。
ほとんどすべての靴は10年以上履いているし、名刺入れは社会人になった時に買ったもので26年間使っている。
ただ、クロックスの靴だけは普段履きとして最高なので、ずっと同じシリーズを5年くらい履いて、草鞋並みにボロボロになったら新しいものに変えている。だから、わざわざ試し履きをする必要もない。
そんなクロックスが2足。
「2足だと2割引きだったんだよ」
そして、名刺入れ。
「なんで名刺入れ?」
そう聞くと、
「だってボロボロじゃん。(わたしはボロボロだと思ってない。年季だ)だから、これあげる」
「買ったの?」
「5年くらい前に気合いれて自分のために買ったんだけど、結局、一度も使ってないんだよ。だからあげる」
「これ高そうだね?」
「5万くらいかな〜」
「え〜!?マジで?いいの?くれんの?ウレピー!!よし、これはコーチ用の名刺入れにしよう」
その勢いで今朝、娘に、
「ママからクリスマスプレゼントもらっちゃった」
と、言うと、
「え?サンタさんがくれるのに、ママからも?もらったの?」
と、驚きの表情。
あ、そうだ!こいつ、まだ信じてるんだった。ヤバい・・・。
「いや、あの・・・・、パパのところにはサンタさんこないからさ〜」
「なんで?」
と、娘。
「いやだって・・・、パパ、日頃の行い悪いからさ〜。ははは・・・」
「だね〜。よかったね〜。ママがくれて」
「ほんとだよ。はははははは・・・・」
メリークリスマス!!!
【やったー!パパに勝ったー!】
そして、今朝の話。
昨夜、娘がママからクリスマスプレゼントをもらったらしい。
サザビーズのカードケース。
で、今朝の娘。起きるなり、
「すごいんだよ!パパのよりオシャレなんだよ!すごい!やったー!パパに勝ったー!やったー!」
嬉しくて叫びたい気持ちはわかるが、わからない。
「パパに勝った」とはなんぞや?
娘「え?だってパパのもらったのよりこっちの方がオシャレじゃん。だからパパに勝ったんだよ」
わたし「それはママのプレゼントをあげたいという気持ちがパパよりあなたの方が上だということで、勝ったということなのかい?」
娘「そうだよ。それもそうだし、センスもこっちの方が上じゃん」
わたし「・・・・・・そうか?」
娘「そうじゃん!ぜんぜんオシャレじゃん。だってボタンも皮で覆われているんだよ。パパのはチャックじゃん」
わたし「・・・・そういうこと?・・・・もしかして、一昨日、パパが名刺入れもらったの、嫉妬してたの?」
娘「いーや。嫉妬してないよ。サンタさんからプレゼントもらえるし。それなのにママからももらったし、それがパパよりオシャレって。最高じゃん!最高のクリスマスじゃん!」
わたし「よかったね〜」
ちなみにサンタさんからのプレゼントは毎年変わらず図書券である。
娘「パパはやっぱりもらえなかったの?」
わたし「酔っ払って寝ちゃったからな〜」
娘「それじゃあ無理だわ。サンタさんはそんな人にはあげないよね。でもお酒飲みたかったんでしょう?」
わたし「そうだね〜。夜遅くに一人寂しくシャンパン1本あけて、そこから先は何を飲んだかよく覚えてないな〜。ははは・・・」
娘「だったらそれでいいじゃん。わたしもパパも素敵なイブを過ごしたってことじゃん」
わたし「そうだね」
奥さん「でも、酔っ払ってわけわからんこと言ってうるさかったんだよパパは。覚えてないでしょ!」
わたし「覚えてないね〜」
娘「ママから怒られるのも幸せな証拠だね〜」
わたし「まあね〜」
メリークリスマス!!



