病気療養後に訪れた、最大の難所
20世紀末にITバブルが起きて、出版業会が大打撃を受けることになります。
ちょうど、その時期の2001年。
わたしは脳腫瘍を患い1年近く休業するわけですが、その間、本の売り上げがどんどん落ち込んでいきました。
わたしが、復帰した当時には、ギャラが激減していたのです。
それは、わたしだけでなく、出版不況のあおりを受け、社員編集も記者もカメラマンも収入は減り、取材に必要な経費も削られるという現実が待ち受けていました。
そうなると、われわれフリーのサバイバルは、一段と激しくなります。
悪いことを考える人物も出てきます。
会社の経費をごまかしたり、人のギャラをピンハネするような輩(やから)です。
わたしは、ある編集者のピンハネに気づきました。
その手口について、ここで詳しくは書きませんが、
「よくそんな稚拙な方法で今までバレなかったもんだな」
と、いうレベルの手口です。
わたしはこのブログで、何度も言っておりますが、
人間関係は”性善説”のもとに成り立っています。
「あの人がそんなひどいことをする?」
「そんなことしないでしょう、普通」
「それは風さんの勝手な思い込みでしょう?」
わたしは、その人物のピンハネに気づいたとき、ピンハネされていた人物数人に確認をとりました。
皆が皆、そう言いました。
そりゃそうです。
長年一緒にコンビを組んでいた人間にギャラをゴマかされていたんですから。
そんな話信じたくありません。
たしかに、「普通」はそんなことしません。
だから、やられた側は、
「彼がそんなことするはずがない」と、
”勝手に思い込んでいる”
”思い込もうとしている”
そこに(善意)、つけこんで、悪いことをする輩(やから)がいるのです。
びっくりするくらい、誰も、わたしの言うことを信じませんでした。
証拠をつきつけてもです。
仕方がないので、わたしは本人を問い詰めました。
本人は、それが事実であることを認めましたが、
「それは、意図的ではなく、勘違いだった」
と、言うのです。
詐欺師のよく使う言葉です。
そもそも、会社はその人物を追求する気がありません。
なぜなら、彼を追求しているのは、フリーのわたし。
追求されているのは社員。
会社が守るのは社員です。
わたしは、彼の上司にも事情を伝えましたが、
「まあ、本人が勘違いだって言ってるんだから」
そう言って、その話は終わりました。
しかし、その人物からの大逆襲が、始まったのです。
わたしは、まんまと彼に嵌められてしまいました。
「情けは人のためならず」
人に情けをかければ、その情けがぐるりと周って自分のところに戻ってくるのだから、人に情けはかけたほうがいい。
と、いうことわざですが…。
情けのかけかたを間違えたら、ぐるりと周って自分のところに戻ってきたころには、違う形になって後ろから追突される場合もある…。
次回は、そんな話です。
つづく
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