無視の意味
無視といっても、ある日、突然、知らんぷり!って、ことではありません。
それは、いくらなんでも無理があります。
大抵の女性は、突然、暴言を吐かれると固まってしまいます。
言葉が出なくなります。
それは、(なにか言わなければ)
(なにか言い返さなければ)
と、思ってしまうからです。
なにも言い返さなくていいんです。
あなたは、
固まっているのでもなく、言葉が出ないのでもない。
無視をしている。
そう、意識を変えればいいのです。
無視をするとは、そういうことです。
意識を変えるのです。
くだらない会話には付き合わない。
「からだ弱いよね〜。こ・ど・も!」
「………(子供だから弱いのは当たり前なんですけどなにか?)」
心で、そう言い返してやればいいんです。
「あのババア。死ねばいいのに」
「………」
それが、わたしの言う無視です。
メモを取る意味
そして、Kの言った状況を、言葉を、しっかりメモを取っておきましょう。
誰に見せるためのものでもありません。
しっかり、証拠を残しておくのです。
あなたに精神的ダメージを与え続けている言葉の数々をしっかり書き残しておくのです。
そして、
いざという時には、それが、あなたの武器になります。
(これが、わたしの武器になる)
(これがあれば、わたしは大丈夫)
そのメモが、あなたを暴言女から身を守るお守りになります。
ちなみに、いざという時は、おそらく訪れないでしょう。
あなたは、そうするだけで、かなり強くなるはずです。
この一連の流れはコーチングとは全く関係ありませんが、
これは、報道記者としてのわたしの長年の経験からお話ししたことです。
メモは、
真実を記録する。
と、いうことだけでなく、
相手の嘘から自分の身を守るため。
でもあるのです。
インタビューをして、記事になって、その中での発言が波紋を呼ぶ結果になってしまった時、
「わたしはあんなことは一言も言ってない」
「あれは書くなと言ったはずだ」
「確認もしないで勝手に載せただろ!」
そうクレームをつけてくる取材対象者が中にはいます。
メモを取り、音声を録音するのは、そのためでもあるのです。
事実関係を確認する。記事にしても良いか否かの確認を取る。その証拠をしっかり残しておく。
ちなみに、
わたしがかかわった取材で訴えられた経験が5〜7回くらいあります。
その都度、証拠として録音音声とメモを裁判所に提出します。
そして、取材のすべての経緯を改めて書いて提出するのです。
結果、
裁判で敗訴になったことは一度もありません。
話を戻します。
でも、暴言女はひるみません。
なんせ無神経ですから。
はなからHさんより、立場が上だという思い込みがありますから、もっともっと強い攻撃をしかけてくるかもしれません。
なんとなく、自分をないがしろにしているんじゃないかとうっすらと気付き始めます。
直接、Hさんのことをバカにするような発言も出てくるようになりました。
おうむ返しから
無視しきれなくなったら、おうむ返しをしてあげましょう。
先日、少しだけ書いた、同意を示さないおうむ返しです。
「あのババア、ムカつく」
「へえ、むかついてんだ?」
「Hさんはむかつかないの?」
「Kさんはむかついてるの?」
「そりゃむかつくでしょう。誰だって」
「そうなの?」
「そうでしょう。ちょっと鈍感すぎるんじゃない?」
「あたし?鈍感すぎる?」
「てか、あなたもバカじゃない?」
「あたし、バカかなあ。そう思う?」
「子供のことでもすぐにテンパるし、キャパ少ないよね」
「わたしテンパるし、キャパ少ないのか〜」
「なに言ってんの。バッカじゃない」
あなたは、暴言女Kの鏡です。
Kの鏡として、言葉を受け入れるのではなく、無感情のまま言葉をそのまま返してあげるのです。
そして、ニコニコ仕返し
暴言女Kが、Hさんのもとへ、業務のことで話しにきました。
業務のことなので、この場では暴言はありません。
場所はトイレや二人だけの場所ではなく、デスクです。周りに同僚も上司もいます。
「すみません。わたしKさんに言われたとおり、すぐにテンパるし、キャパ少ないから、できるかどうかわかりません」
「Kさんにバッカじゃないって言われてからちょっと自信なくしちゃって。だから引き受けられるかどうか・・・・。ごめんなさいね」
Hさんはニコニコ笑いながら、周りに聞こえるように、引きつった笑顔を振りまいて勇気を振り絞って言ったのです。
もちろん、一番びっくりしたのはKでした。
Kはすぐにトイレの中で、Hさんに問いただします。
「どういうつもり?あれなに?わたしに対する仕返し?」
「仕返し?えっ、どういうことですか?すみません。なにかしてしまったならごめんなさい。だって、わたしバカだから」
ニコニコ笑いながら、Hさんは言い返しました。
もちろん、メモはずっと続けています。
そのうち、上司が、Hさんに、
「あなたたちはどうなってるの?」
と、事情聴取にきました。
すると、
暴言女は皆の前で、
「私は悪い事していないのに・・・。Kさんがわたしを無視するんです』
と言いながら大泣きしたのです。
多くの男性社員は泣いている暴言女Kの味方をしました。
Hさんは、上司と別室に移動し、そのメモの中身を上司に話したのです。今までの経緯をすべて。上司の求めに応じて、メモも提出しました。
それから、数日後、人事異動でKは隣の部署にうつりました。
もう攻撃はしてきませんでした。
そのかわり、Hさんのことを見ると避けるようになりました。
いつかまた、暴言が突然襲ってくるかもしれません。
でも、Hさんはもう怖くありませんでした。
なぜなら、もう接することがなくなったし、向こうからは避けられるようになったからです。
しかし、話はここで終わりません。
Hさんには、さらなる試練が待ち受けていたのです。
つづく
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