マニュエル・ゲッチングの偉大な足跡・2 『New Age Of Earth』を聴く 1967年 | KATU★ANDOの音楽と映像のブログ

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『New Age Of Earth』1967年

 こちらは、ゲッチングのソロ2作目で、かなり完成度が高いアルバムだ。初めの曲の『Sunrain』は、90年代のDJ達に圧倒的に支持され、ダンスフロアを沸かしていたものだ。ミニマルフレーズの繰り返しは、レイブミュージックのごとく心理的にある種のトランス状態に陥らせるものだ。ゲッチングは、ソロ1作目でのギターフレーズの反復や多重録音を、本作では、ミニマルなシンセ・フレーズを用いて実験した。2曲目の『Ocean of Tenderness』の音楽的世界観は、後のニューエイジの源流ともいえるものである。