山路を歩く 翳りやありて竹の葉の音 溢れる初夏の昼光る風 ああ時がさらさらと揺れている 山の日陰の葛(つづら)折りの道 幽(かそけ)く笑う苔の色 遠鳴きする鳥たちの夢は何処にか 想いあまりて散策のあてどなく 木々のあいだを吹いてくる 風に紛(まぎ)れて今日も歩き行く