冬の夜に
星を見る
遠い昔に星が三人の王たちを
救い主の生まれた厩へと導いたと言う
しかし
そのときも今も
星は何も語らない
語らない沈黙の瞬きゆえに
星の意図は如何ようにも説明できる
美しい星座を見上げる
ああ
すべては人間が仮託したものだ
その仮託された物語を人々が美しいと思う
それは人が創りだした物語であり
それに酔いしれているのもまた人なのだなと思う
人は物語を作らずにはいられない生き物であり
その物語に酔うことすらできる
聖なる夜よ
中空の神話
限りない人間の憧れに膨らんだ夢の
終わりのない祝祭
そして今夜も
星には言葉はないが
星は変わらず美しい
美しい?
それすらが人の作った感情なのだろうか