他の用で出かけたのだが
用が済んで中途半端な気分だったので
気分転換になるかと水辺に行ってみた
雨はほぼ土砂降りという勢いだったが
車で出かけていたのでそのまま水辺へ
いつもなら歩きなのだが
夏の鷺たちはもうほとんどいない
かわりに鵜が増えていた
鵜の乗っているコンクリートブロックの状態から
水かさが増しているのがわかる 

雨は彼らには心地よいのか
それともやっぱり「やれやれ」なのか
ときどき広げて震わせる羽を見ながら思う
全然違うのだけれど
何故かロダンの「カレーの市民」を思い出した
さっきまで6羽いた
しかし次々に飛び立っては
着水してくるのだから元気なのだろうと思う
昼すぎだというのに夕方のように暗いので
画素も粗くなるしGXRしか持ってきていなかったので
灰色の雨の世界をぼんやりと撮るだけだ


水鳥の冷たき雨を得て奮い立つ
鵜以外の鳥たちも余念なく漁(すなど)る

しかし彼らはどうして
三角形を成したがるのだろうか
空においても
水においても
何と言うべきか
ただ「漫然とした」写真が撮りたかった
放下して
何事も構えずに

水面が白く見えるのは雨粒の波紋が光っているためだ
紅葉しきった枝の下だけ水が透明に光っている
鳥たちだけの静かな雨情
久しぶりに音を立てて降る雨は心を濡らし
静かさを取り戻せと言っているようだった