はためく音を『ま白い腕で』 黒い七色の闇の中で ま白い腕が叫んだ 投げ与えるこの乳房のゆえに 愛はもはや求めるに値せぬ ただ遠き音を射て 肌(はだえ)の色を聞くがよい 黒曜石の屋根瓦の遥か上を飛ぶ 翼のはためく音の いかほどにもか深々と ぬれていくことか