その場所へ 誘(いざな)うがよい 白き石の乾いて満てるその場所へ 解けた服 白鷺が叫ぶ空の拠点がなぜ必要なのかを 透き通った肌の奥に繰り返される潮の満ち干が 「なぜ」を繰り返し聞き質(ただ)すとしても 雨に濡れることのない高みの月の 冴えざえと鳴っている光 孤独でなければ僕は生きない 温かき人の吐息で僕の眼は死んだ鰯のように干乾びる なぜという疑問詞が 答えを産まぬ夜 それらすべてが人生を構成する 波打ち際の 役立たぬ回想よ 時こそが最大の孤独だと何故言わぬ 一万光年の長き夜を超えるのはお前ではない