なぜ僕は雨が好きなのだろう
ずぶ濡れになったり
冷たかったりするのに
川を溢れさせ土砂を押し流し
みんなを困らせたりするのに
なぜ僕は雨が好きなのだろう
暗い空と長い雨宿り
歩くのに邪魔な傘
水溜りを弾き飛ばしてくる車
それなのに
なぜ僕は雨が好きなのだろう
それはきっと僕が人が嫌いだから
お愛想笑いや怒鳴り声
みんな遠ざけてしまうから
誰も遊びにこないから
なぜ僕は雨が好きなのだろう
きっとそれは
灰色に濡れたカーテンに
「向こう側」があると思うから
もうすぐ何処かに行けると思うから