満月の夜は | 不完全な切り紙細工

不完全な切り紙細工

 誰も聴く人がいないのに歌いつづける歌がある
誰も見る人がいないのに踊りつづける踊り手がいる
誰も読む人がいないのに書きつづけられる言葉があって
不完全な切り紙細工を幾つも幾つもつなげていけば
そこに何かの絵が生まれるものと願う鋏がここにある


 満月の夜は
 風もさやけく心晴れ
 幸せの街に歩みゆく
 今し時満ち今し時消え
 未だ開ききらない尾花の穂
 光り兎(ひかりうさぎ)に案内されてゆく径は
 今しばらくはこのままで
 今しばらくはこのままで

 満月の夜は
 遠き眠りに導かれ
 彼方の時のその彼方
 失われし歌びとを求めゆき求めゆき
 硬き石に刻まれた歌を聴く
 光の中に時満ちて
 光のままに時消えて
 繰り返し切り返しこの月を
 今しばらくはこのままで
 今しばらくはこのままで







         これを書いた後でたまたま見つけた曲は
         どこかで同じリズムを持っているような気がした
         残念なことにこの曲の歌詞の意味は分からない
         カナディアン・インディアンの古い言葉なのだろうか・・・・






              音楽は Yahndawa by Francois Couture
              アルバム全曲は右下Magnatuneプラグインからどうぞ