私のよく見る夢
誰にも知られずに部屋から出て行く
談笑する仲間たちと相容れないのではない
私も輪の中の
それもどちらかというと中心近くに
なのに気が付くと
ドアの傍の薄暗がりにいる
皆が楽しそうにしているのを喜んでさえいる
でも出て行くのだ
誰にも言わず
するりと手から何か大切な物を取り落とすみたいに
外に出ると満点の星
天穹に散りばめられた数多の宝石
とりかこむ
宇宙(そら)は深い井戸だ
だが
どちらが価値があるというわけではない
人と比べようもないものの傍にいることを
いつのまにか選んでいる
夢だから
理由は知らないし
あるはずもない
人が海だということを知って
そうするのでもない
そうするのでもない