走って行っても追いつかない
歩いて行っても届かない
道行く風は素早すぎ
昨夜(ゆうべ)の君は虚(うつ)ろ顔
今宵の私
後ろ髪
似合いの歌はひとり歌
空を飛んでも見つからない
泳いで行くには力ない
消えそうな色の街の灯で
照らして覚えた歌詞(うたことば)
ヘッドライトに目を伏せて
爪弾く歌はひとり歌
一言言えばよかったと
二言言えば言いすぎて
ちょうど良い音見つからない
楽譜の端に書き付けた
一回だけのリフレイン
数えて歌ったひとり歌
走って来たのはこの恋の
歩いてきたのはこの道の
交差点のない時間軸
あっと言う間に恋尽きた
束の間の夜
燃え明けて
後朝(きぬぎぬ)の歌はひとり歌