
自(おの)ずから拈(ひね)りて
螺旋なす捩花(ねじばな)に
仏ふと微笑(みしょう)し給う梅雨の昼下がり
更に開いてきたので もっと寄ってみると
なるほど蘭の仲間(ラン科ネジバナ属)であることがわかりますね
それに雑草と見紛うほどのこの小さな花が多年草だということも不思議な感じがします
光って見える花芯はどうなっているのだろうと更にアップで
まるで氷の粉をまぶしたゼリーみたいですが直径は1mmもありません
多くの人が言っていることですが花を間近に見ると何やら妖艶な世界・・・・・・
ヒンズーの世界を思い出しました
で 上が雄花で 下が雌花
というわけではなくて 上のがもっと開くと下のようになる
花の不思議です
一つの花としてはこれが最終形らしく とても蘭らしい
でもまだ ネジのようにはなってはいません
因みに仏像はサルナートの初転法輪像を模した木像でお寺ではありません
捩花は庭の芝生に咲きかけたのを一輪挿しに生けました
慌てん坊が折ってしまったので
その慌てん坊がどこかに写っていたのを後から気づきました
毎日だんだん開いている花が増えていきます
それにつれて茎が伸びるのか
それとも捻れて縮こまっていた茎が解けて結果として伸びるのか
ともかく花と花の距離が広がっていきます
こうして花の並んだ部分が長くなっていくのですね
さて最終的にこれは右巻になるのか左巻きなのか
今回は毎日あれこれ写真を追加しています
明日があって
またその明日に明日があり
ふと振り返りながら
また前を向く
その繰り返しの作る捩花の螺旋が
また次の明日に向かって伸びていく
あるいは 作り話であったとしても「拈華微笑」のエピソードは魅力的だと思う
言ってみれば「不立文字」 言葉では伝えきれないものの存在を見事に象徴する
数日経ち 花序のびやかに
近寄れば みずみずしく
ここに 咲く定めなのか 一株の花叢よ










