愛犬家の世界 | へっぽこハンター日記

へっぽこハンター日記

新米ハンターのコトワがハンティングした音楽、映画、書物や芸術一般について語ります。

『チャーリー』観ました。

公開中ですが、僕はちょっと納得いかなかったので、

ふんわりネタバレあります。

 


南インド・マイスール。

1人暮らしをしているダルマ(ラクシット・シェッティ)は、

散らかり放題の部屋で、

職場と家を往復するだけの孤独な日々を過ごしていました。

 

そんな彼の家の近くに、

悪徳ブリーダーから逃げ出してきたラブラドール・レトリーバーの子犬が住みつきます。

 

はじめは追い払っていたダルマでしたが、

家の前で交通事故に遭ったこの子犬を放っておけず、

獣医に連れていき、家で面倒を見るように。

 

大好きな喜劇王チャーリー・チャップリンから名前を取り、

子犬にチャーリーと名付けます。

 

やんちゃなチャーリーに振り回される日々でしたが、

やがてチャーリーは血管肉腫で余命わずかであることが判明。

 

悪徳ブリーダーが近親婚を繰り返させた結果、

犬たちは遺伝的な病気になることがよくあるとのこと。

 

ダルマは雪が好きなチャーリーに本物の雪景色を見せようと、

サイドカーにチャーリーを乗せてヒマラヤを目指します……

 

 


犬と人間の友情を描いた、インドのカンナダ語映画です。

 

大変話題になっていたので、

公開直後の土曜日の朝に観に行ったのですが。

 

ちょっと僕向きではなかったです……

(^_^;)

 

 

道中知り合いになったワンチャンの飼い主さんが、

ドッグショーに誘ってくれるシーンがあるんですが、

そのときに「犬の世界だぞ」とオススメしてくれるんです。

でも、そうじゃなくて愛犬家の世界だよな……と思いました。

 

なんていうか、愛犬家の人って、

ちょっとほかの動物好きの人とは感覚違うんな……

 

こう…犬に対して極端な擬人化をする傾向にあるような……

そんな人ばかりではないとは思いますが……

 

テレビで雪を観て喜んでいる犬を見て、

犬の最期の願いが雪山を見ることだと思い込むって、

ちょっと僕には信じられない話でした……

 

病気でしんどい子に長旅させるん?

山で体調崩したらどうするんだよ……

仲良しの近所の女の子とかとゆっくり最期を迎えたいんちゃうの……

 

あと、そこそこのキャンプ装備で行くんやけど、

雪山なめてんのか?!

 

と、そのほかにもけっこうツッコミどころが多くて、

わりとずっとドン引きしてました……

( ̄~ ̄;)

 

 

こんなときは恒例、よかったさがし。

 

良かったところは……

悪徳ブリーダーを埋めるところ。

あそこはほんまに痛快だった。

 

マジで許さんからな!

生体販売は禁止すべき!

((ヾ(≧皿≦メ)ノ))

 

 

そうそう、

インドの神話のひとつ『マハーバーラタ』に、

ユディシュティラという王子が、

家族と犬とともにヒマラヤに聖地巡礼に行くエピソードがあります。

 

家族はみんな死に、犬と自分だけになり、

天国に犬は連れていけないと神様から言われたので、

彼は自分が天国に行くことよりも犬を見捨てないことを選びます。

 

実はその犬はダルマ神という神様の仮の姿でした。

彼はユディシュティラの選択を褒め、

ユディシュティラは生きたまま天国に行ける……というエピソード。

 

だからダルマという名前と犬との組み合わせは合ってるんだね!

(^-^ゞ

 

 

それからチャーリーのもとの名前。

キートンという名前でした。

悪徳ブリーダーにつけられた名前なので、

チャーリーはその名前が苦手なようでした。

無声映画の黄金期、

チャップリンと人気を二分したバスター・キートンの名前からとっていると思われます。

 

僕の中学生のときの友達が「チャップリンよりキートン派」だったので、

その友達のことをふと思い出しました、

へっぽこハンターコトワでした。

 

元気にしてるかなー?

(*´▽`)y-。o○