『リンクル・イン・タイム』観ました。
旧作につき、ネタバレ含みます。
科学者の父(クリス・パイン)が失踪してから4年、
学校でも無気力になり、問題児扱いされているメグ(ストーム・レイド)。
ある夜、幼い義弟・チャールズ・ウォレス(デリック・マケイブ)が、
謎の女性・ミセス・ワッツイット(リース・ウィザースプーン)を家に入れます。
彼女は、父が研究していた五次元の宇宙旅行は正しかったと言い、
その後、現れたミセス・フー(ミンディ・カリング)、ミセス・ウィッチ(オプラ・ウィンフリー)らは、
遠い宇宙を旅して帰れなくなった父を探し出そうと、メグたちを誘います・・・
海外の映画雑誌でこの映画のカラフルなスチル写真をたくさん見たので、
おもしろそうかなと思って観てみましたが、ちょっと・・・
こども向けのファンタジー映画でした。
なにができて、なにができないのかの線引きがとても甘いんですよね・・・
SFをリアルにするのはその辺の詳細設定が大事だと思う。
五次元っていうのがすでにちょっと・・・
なんか、こどもの漫画に出てくる「IQ200」のキャラ、みたいな感じ。
(^▽^;)
児童文学なのでしょうがない・・・のかな・・・
一番納得いかんかったのが、ミセス・フー。
(なんでもいいけどなんでこの三人の魔女は三人ともミセス?そんな設定、必要か?)。
引用文で会話をするというユニークなキャラクターで、
引用文のあとに、引用元の人物名とその人の出身地名をいっしょに言うのがめちゃおもしろかったんですけどね。
「“傷こそ光が入ってくる場所だ” ルーミー、ペルシャ人」ってな感じで。
引用する相手も、ガンジーとかシェイクスピアもあれば、アウトキャストとかタッカーとか・・・タッカーって誰さwww
なのに、それが途中から普通にしゃべりだすんです。
「なぜキャラを貫き通さない?!」と画面に向かって文句言っちゃいました。
カラフルな世界も目新しいものはなく、
三人の魔女(魔女といっていいのかどうかよくわからない)の衣装もなんか・・・ちょっとチープで・・・
あまりおススメできない感じでしたとさ。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
ブログタイトルは、宇宙の果てから悪の侵略がはじまってるとかいう話を聞いたメグの台詞。
「悪って・・・どういうタイプの悪?」って、なかなかおもしろいこと言うなあとちょっと感心してさ。
ミセス・ワッツイットに「いろんな悪にお詳しいようで」と皮肉を言われてましたが、
でもまあ・・・たしかに漠然としすぎてるんだよ。
実際対峙したときも、こいつはなにがしたかったんだ?って感じだし。
実はこの映画の中で一番的を得た質問だったのかもな!と思った、
へっぽこハンターコトワでした。
(`・ω・´)ゞドンマイ!