東欧ハンター旅行その12:ついに来たぞ!!ドラキュラ城!! | へっぽこハンター日記

へっぽこハンター日記

新米ハンターのコトワがハンティングした音楽、映画、書物や芸術一般について語ります。

さて、いよいよ真打登場ッ!!

ブラム・ストーカーが『ドラキュラ』を描いたときにドラキュラ城のモデルにしたといわれる、
ブラン城に行きました!

しかし、ちょっとした出来事が・・・

バスで寝ぼけた僕は命より大事な携帯をバスの中に置いてきてしまったのです・・・

このために、ええカメラの携帯に変えたというのに・・・


しょうがないので、人の携帯を借りて撮影。

ちょっと画質が異なるかと思いますが、ご容赦ください。

誰より僕が一番ショックなんです・・・

ここぞってときに、大事な護符を車に置き忘れるって、
ホラー映画とかでよくあるよね・・・
(ノ_・。)




$へっぽこハンター日記-2012011516000000.jpg


こちらがブラン城です。

石垣ではなく、岩の上につくられたお城で、
ワラキア公・ヴラド1世(ドラキュラのモデルになったヴラド・ツェペシュ3世の祖父)が、
オスマン・トルコがいつ攻めてきてもわかるように、
このような高みに建てられたそうです。

雪でちょっとわかりにくかったけど、
近くで見るとほんとに岩なんですよ。
このあたりは火山の影響なのか巨石や奇岩が多い地形なんだそうです。
こんなところにお城を建てるなんて、大変だっただろうなあ。


$へっぽこハンター日記-2012011515570000.jpg


城の入り口。
なんかのマークがあった。家紋じゃないよねえ?


$へっぽこハンター日記-2012011515230000.jpg


不気味なドアノッカー。

この頃くらいからガイドの声が聞こえなくなりました。

悪魔の仕業ではありません。
僕が興奮しすぎたせいです。
( ̄▽+ ̄*)



$へっぽこハンター日記-2012011515310000.jpg


執務室。
落ち着いた色合いのきれいな調度品です。

中世の雰囲気よりも、
先にも説明した、フェルナンド1世の最強の嫁・マリアさんのインテリア改装が活かされてる感じです。


$へっぽこハンター日記-2012011515430000.jpg


廊下にあった聖母子のレリーフ。
バロックふうです。


$へっぽこハンター日記-2012011515460000.jpg


暖炉は実際に使われていたそう。

トルコ風のタイルがかわいいです。

このお城、要塞の役目ももっているのか、すごく通路が狭くて、
さらにあちこちに隠し通路だらけ。
隠し扉に隠し階段。
ふつうにこれ、楽しい!!!
ヾ(@^(∞)^@)ノ

すごく大きな暖炉がある部屋に入ったとき、
ガイドさんが言ってたんですが、
実はその暖炉はもともと半分しか実用ではなくて、
残り半分はフェイクで、隠し扉になっていたとか。

マリアさんが不便だというので、そのままでかい暖炉に改装したそうです。

興味深いなー!!
(-^□^-)


$へっぽこハンター日記-2012011515380000.jpg


窓から見えた尖塔。

僕らはどこを通ればあそこまでいけるのか、わかりません(笑)
ほんとに迷路みたいな城です。
:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


$へっぽこハンター日記-2012011515400001.jpg


屋根がいくつも連なっています。



$へっぽこハンター日記-2012011515520000.jpg


中庭にある井戸。

不気味でかっこいい!!!!
ヾ(@°▽°@)ノ

コッポラの『ドラキュラ』に、こんな井戸が出てきたような気がして、
すごく盛り上がりました!!

しかも、あの井戸、
城のどこかの通路からの出口になっているそうです。

すげーーー!!!
\(゜□゜)/


で、よく井戸や池にコインを入れる習慣があるかと思いますが、
ルーマニアはほとんどが紙幣。

どうなってるのかな?と思って覗き込んだら。

$へっぽこハンター日記-2012011515560000.jpg


紙幣が入ってました(笑)

雪でべちゃべちゃです。
(;^_^A


$へっぽこハンター日記-2012011515400000.jpg


窓からの眺め。

地元の町がおもちゃみたいです。

興奮しっぱなしのこのブラン城、
実はブラム・ストーカーは実際にここにきたことはないそうです。

たしかに19世紀のイギリス人がここに立つのはちょっと大変そう・・・

写真を見て、イメージで『ドラキュラ』を書いたのだとか。

興味深いなー。


こういう、○○のモデルとかルーツとかいわれる観光名所って、
実際行ってみたら、フツーってことけっこうあるかと思いますが、
ここはほんとに不気味で素敵なお城でした!!!

来たかいがあったよ!!
γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ


そして、これがすんだら、
日本に帰るんだなーという寂しい気持ちが・・・
(ノ_・。)



城から出たら、おみやげ物屋さんがずらっとならんでました。

そこに吸血鬼のようなマントを着た人が立っていて、
でも頭は狼男のマスク・・・
(;^_^A

なにかと思ったら、お化け屋敷があったのだった。


$へっぽこハンター日記-2012011516090000.jpg


暗くてわかりづらいですが、
おもてにギロチンがありました。

残念な感じだが、
吸血鬼には、十字架も杭もにんにくも十分じゃない、
首を切り落とさねば殺すことができないということをご存知なのかと思って、
ウケタ。
o(^▽^)o



$へっぽこハンター日記-2012011516200000.jpg


おみやげ物屋さんにいた子犬たち。

ルーマニアにはほんとに野良犬が多いです。

それはチャウシェスク政権のとき、
国民は同じ水準のマンションに住まなければならないことになったため、
みなそれまで住んでいた家を捨てて引越しせねばならなくなったのです。
もちろんペットは連れていけない。
だから、犬たちは野良犬になっているのです。

野良犬といっても大変おとなしくて、こわくないです。
元ペットで、それからもみんながご飯をあげたりしてたから人間になついてるのかな。
そう思うとほんとに胸が痛くなりました。


今では、国がお金を出して、こういった野良犬たちに避妊手術をさせるように
なっているそうですが・・・

ほんと、人間の事情にふりまわされて、
かわいそうだよ・・・


$へっぽこハンター日記-2012011516310000.jpg


こちらの教会も実は廃墟です。

教会が廃墟になるって、よっぽどだと思う・・・


さて、移動して、最後の宿泊地になるブラショフへ。

いよいよ最後の夜です・・・