ウィンとの闘病6ヶ月弱。。。

そのうち5ヶ月は普通の生活でした。

元気に走りプロレスをして家の中を1階から2階へ、2階から1階へとフィガロと追いかけっこをしていました。

小さいオモチャをコチョコチョと手で追いかけて本当に可愛らしかったです。



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4ヶ月でウィンは家に来た時鼻が乾いていて翌日から下痢をしました。

病院に連れて行ってくすりも処方してもらいました。

5ヶ月の時の検便でやっと回虫と鈎虫のたまごが見つかりました。

来てすぐの時にもっとしっかりとちゃんとした先生に診せて腸を治しておくべきだったと今反省しています。


この鈎虫はあまりいるものではありません。

(今となってはあの獣医の見立てだから、これさえも本当かどうか定かではないですが。。。)

寄生虫は1回ではなかなか落ちない場合があります。

3週間置きに3回はやったほうがいいかと思います。

回虫や条虫、鈎虫、原虫(コクシジウム)はそれぞれ治療法が違います。

おトイレの消毒も全く違います。

FIPは最初の腸環境の整備で救われることが多いのではないかと今になって感じます。


その後大きなストレスと感じることは、

5ヶ月の時に実家に戻ってシャンプー。

6ヶ月の時に大きなキャットショー。

9ヶ月の時に去勢手術。


ウィンが高熱を発熱したのは11ヶ月の時でした。

その後病院で解熱剤をいれたり、抗生物質をいれたりしても微熱がとれませんでした。

12ヶ月の時、呼吸困難で開口呼吸になり発作が起きました。

この時脱糞もあり、このまま逝ってしまうと思ったことを思い出します。


大学病院にいって入院して検査してもらってFIPドライタイプといわれたときはこのまま入院中に亡くなってしまうのではないかと思っていました。

呼吸困難、黄疸、貧血、脱水、肝臓の数値が悪い、高グロブリン症、肝臓の裏側のリンパ節にはしこりが数個。

早期とはとてもいえない状態でした。



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でもウィンはそれから毎週のインターフェロン4mu/kgと毎日のステロイド2mg/kgで元気を取り戻したんです。

月に1回くらいの下痢発熱はあり点滴と抗生剤をいれてましたが、食欲旺盛で元気に走り回る普通の生活でした。

その4.5ヶ月はかえがえない時間でした。

このまま治るんじゃないかと思ったくらいでした。

(実際にリンパ節のしこりはなくなり、高グロブリン症も正常値に黄疸も脱水も貧血も改善していました)



今冷静になって振り返るとこんなに元気でいれたのは、最初の検査時期から静脈点滴を5日間いれていたことがよかったのかもしれないです。

インターフェロンも皮下ではなく静脈からのほうが効果があるのかもしれないですね。

インターフェロンとステロイドの量も微妙にいいバランスだったのだと思います。

その後開口呼吸の発作はありませんでした。



ウィンの具合が悪くなりだしたのは、インターフェロンとステロイドの量を減らしたあたりからです。

このくすりを減らさなければウィンは心臓や骨髄にFIPの炎症がいくことがなかったかもしれないです。

(ドライタイプは改善されていたのに、腹水が溜まり出しウエットにもなっていました。)

そうしたらもうちょっと延命できたかもしれない。。。

このクスリの量はその子その子で違うんだと思います。

その微妙なバランスを見つけたら、もしかすると年単位で延命ができるのかもしれないですね。


FIPは私たちが想像するよりも怖ろしい病気だと思います。

体の血管があるところのどこにでもはいりこんでイタズラをします。


ウィンはおかしくなるたびに検査を隈なくしてどこが原因がわかっていました。

心臓が肥大して血流がうまく流れなくなったのもFIPの血管炎のせいでした。

これがFIPによるものでなければくすりも効いたと思います。

貧血がでてきたのは総合栄養食をあまり食べれなくなったあたりです。

骨髄がやられて血液が造られなくなってきたのでしょう。。。

食べないと貧血は進んでしまう。。。

そのためにウィンは鼻カテーテルで栄養をいれていました。

黄疸もではじめてビリルビンが高くなっていたので静脈点滴を半日していました。

最後の2週間は心臓のくすり3種類、塩酸オザグレル、ステロイド、造血ホルモン剤をいれていました。

最初の1週間は治ると信じてお願いしていました。

残りの1週間はもうやめて家で看取りたいと思う気持ちとまだ希望はあるのだという気持ちで揺れていました。


造血ホルモンが少し効いていることがわかり、輸血に踏み込みました。

ウィンは体の大きな子なので体重も最後まで5.8kgありました。

だから輸血の量もかなり欲しいところ。。。

ボランティアさんの猫さんからはせいぜい60ccが限界。


供血する側の猫さんにだってリスクがあります。

避妊去勢手術と同じだけの麻酔が必要です。

ヘタをすれば麻酔から覚めないことだって起こり得るんです。

そんなリスクの中、ウチでは血縁のフィガロに協力してもらいました。

凄く不安でした。

いくら抗体検査で数値が少なかったとしても、もしかしたらストレスでFIPにということだってあります。

それでもフィガロに協力してもらい、麻酔をかけて自慢の首まわりのフリルを剃られて血をもらいました。

フィガロのPCVは41%もありました。

ウィンは13.7%。

120cc欲しいところフィガロは100cc抜かれました。

人間だって200ccなのに。。。

フィガロは無事麻酔から覚めて家に帰りました。

3週間もすれば血液も戻り、また輸血できるだけの血液ができるそうです。



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    ボクフリルがなくなってちょっとだけ寒いし格好悪い


ウィンも輸血をしてもらった夜はごはんも食べれて、肉球もピンク色になりました。

すごく幸せな日でした。

それからウィンは鼻カテーテルと静脈点滴を2日続けて帰ってきた夜に心臓の心筋炎による不整脈で苦しみだしました。

体力はあるのに心臓はもう限界だったのでしょう。。。

夜遅く先生にお願いして診ていただきました。

エコーで心臓を見る限り肥大しているために血流が上手く流れていません。

胸水もたまり始めていました。

私は医療機器の会社にもいたので多少なりともエコーを正確にみることができます。

もう限界だと感じました。

抱っこしても辛くてもがくウィンを見て、今できることは睡眠導入しかありませんでした。

たぶん1年前のシンバの闘病がなければ、ここまでの決断には結びつかなかったと思います。


闘病は本当に精神的にも肉体的にもきついです。

でも本当の辛さは亡くなってからです。

亡くなってしまったらもうなにもしてあげられないんです。

今こうして書いていても涙がとまりません。

それでも今頑張っている方に少しでも役にたててもらいたくて書いています。

だから悔いのないようにしてあげてくださいね。



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今日でウィンが亡くなってちょうど4週間が経ちました。

今朝の夢にウィンがでてきてくれました。

とはいっても携帯で撮った写真のウィンが静止状態ででてきただけなんですが。。。。

それでも嬉しかったです。



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              この写真のウィンでした


私が今まで一緒に暮らした子はみんな夢にでてきてくれません。

シンバの時もちょうど亡くなって4週間くらいの時に転寝していたら後ろ姿だけ見せてくれました。



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        クレアとふたりで外を見ているシンバのこんな後姿でした


ワンコたちに至っては一度もでてきてくれません。

みんなもうすでに再生の準備が終わって元気な体を貰って、どこかで生まれ変わっているのかもしれないですね。

もしかしたら気がつかないだけでメルモがそうだったりして。。。。

そう考えるとなんだか幸せな気持ちになるから不思議です。

”この子は生まれ変わりかもしれない”と思っているうちはきっと違うのでしょうね。

生まれ変わるとか気にしなくなったころにわからないようにその家に生まれ変わって来ているのかもしれません。


最近旦那くんとウィンのことを涙がでない程度にいろいろ話します。

あのままウィンが生き続けてくれたらあのままの性格だったのかなとか、大人になったらもっと図々しい性格になっていたのかなとか、こんなイタズラしていたねとか。。。。

たぶんウィンは決められた短い命だったからあんなに綺麗にキラキラ輝いていたし、いい子だったのだと私は思います。

それをいうと旦那くんは寂しそうにします。

そして私もやっぱり泣けてきてしまいます。

でもね。。。

現実を受け入れないと1歩も前に歩けなくて、いつまでたってもウィンが虹の橋の向こう側で再生の準備ができなくなっちゃうから。。。。


旦那くんは模様とか色とか顔の作りとか綺麗な顔の猫さんが好き。

だからウィンのように綺麗な子がペットショップにいたら連れて帰ってしまうといいます。

私は愛嬌のある顔の子も大好き。

だから気持ちの整理がついたら愛嬌のある顔の子をと考えていますが、旦那くんは絶対×なのだそうです。

絶対綺麗なウィンのような子がいいと譲りません。

他の種類の猫も考えられないそうです。

そのクセ病気や衛生面に関して厳しいくらいにいいます。

それなのに衝動的なことをいったりするから困ったものです。


それくらい私たちを魅了するメインクーン。

犬のように人間大好きでついてまわる猫。

大きくて存在感があって自己主張があって甘えん坊。

ウィンは特に甘えん坊さんでベッタリでした。

寝る時も必ず一緒に来て、私の胸の上に乗ってモミモミを繰り返し、にゃあ~って甘えた声で鳴いて、私の顔を両手で挟んでキスをする子でした。

それから私が撫ぜてマッサージをするとコロンと私のとなりに寝転がってそのまま寝ていました。

それは毎日必ず亡くなる3日前までありました。。。。

今はそれがありません。

眠りにつくまでの時間が今一番私にとって辛い時間です。


ウィンの代わりなんて誰もいないのに、それは今回シンバの代わりと思ってウィンをいれて痛い思いをしているのに。。。。

それでも旦那くんにとってもウィンは特別な存在だったこと充分にわかっているのですが。。。。

どんなに望んでもウィンはもう戻ってこないし、私たちの傷は簡単に修復できるものではないことくらいお互いにわかっているのにね。。。

子供をもう持つことのできない私たちにとって幼いウィンの死は本当に痛い痛い思いでした。。。


今はいつかくるであろう猫さんの話しやウィンの話をして寂しさを紛らわしています。

もちろん家にいる子たちが慰めてくれたりもしています。

そしてみなさんからいただいたお花や温かいメッセ、コメントにも癒されていました。

そのお花ももう終わり、気持ちを明るくするために黄色のお花を買いました。

49日が過ぎるまではお花を切らさないように明るい色のお花を飾りたいと思います。

49日にウィンを虹の橋の向こう側に送ってあげたらお花はやめます。

未練を残さないためにも。。。。



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このブログを始めてから、たくさんのFIPと闘っている飼い主さん、FIPと闘っていた飼い主さんからメッセやコメントをいただいています。

それは勇気づけられることも辛いこともあります。

どんなに悲しみの中にいても闘っている飼い主さんから質問がきます。

それに応えたり相談にのったりしている時間が私を歩かせているように思います。


ココ数日ウィンと同じころから一緒に闘っていた猫さんたちが亡くなりました。

みんなみんな愛情たっぷりの中、できる治療は全部受けて、凄く頑張って最期を迎えました。

1歳前後子の死は、本当にいたたまれないものがあります。

私もまだそんなウィンの死から立ち直っていないのですから。。。



今可愛い我が子を失ったパパさんママさんのお気持ちが痛いくらいにわかります。

私にいえることは、今はとにかく眠ってください。

なかなか眠れないと思いますがとにかく眠ってください。

治療中ずっと眠れなかったはずです。

私はウィンを失ってから起きている時間がとても辛いです。

眠る前はもっと辛いけど、眠っている時間だけは辛さから解放されています。



FIPは根治することはなく予防も難しい病気。。。

どんな猫ちゃんでも可能性を秘めている病気。

幼い猫さんや老齢の猫さんに多いけど、3歳だって5歳だってなります。

どんなに頑張っても年単位で生きていくのはやはり難しいです。

早ければ発覚から亡くなるまで数日という子もいます。

それだけ怖ろしく家族も含めて辛い病気。

だからみんなに知って欲しいです。

そしてちゃんと調べて闘って欲しいです。



ウィンが延命治療を続けてきた時間はお金には換えられないかけがえのない時間でした。

治療してきた6ヶ月弱の期間は本当に大切なものでした。

治療してきた方も同じだと思います。

そしてウィンも亡くなった猫さんたちもきっと短い間でしたが、私たちと一緒にいれたことを幸せに思ってくれていると思います。

ウィンが亡くなって4週間。

私もようやくそう思えるようになりました。


頑張った猫さんたちのご冥福を心からお祈りしたいと思います。

そして必ず次は元気な体を貰ってパパさんママさんのところに戻っておいで。。。。

いつか必ず。。。。