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戦場機

物事をかわかり合えないことがある
それは自分のせいだと決めつけ
その創造はどこまででも広がり続ける
山も谷もアスファルトの上だって関係ない
そこにみにくい足跡を残して広がっていく

そしてその足跡を見つけた若いアベックや
最近景気の良くない週刊誌の記者たちが
こぞってざわめきたて 批評し 結論づけ 傾向と対策をたてるのだ
くだらない

「くだらない」

そんな物事何ぞは
例えば食器洗浄機とかに入れてしまった方がいいように思える
そこには 肉汁のついたナイフとか 茶渋のこびりついた湯のみとかが
扉を閉められて またその扉が開かれるのを待っている
 かちり がたん ぐおん
ぴったりだ ちょうどいい
すべておしこんでしまえばいい
たとえ 汚れが残っていても また扉を閉めて 洗浄ボタンを押せばいい
 かちり がたん ぐおん
  かちり がたん ぐおん
   かちり がたん ぐおん
その繰り返しだ 汚れなんて落ちない
でも汚れたものは後から後から運ばれてくる
 かちり がたん ぐおん

よよ

ああもうコトバなんてモノよ
このセカイのわずらわしさよ
スベテをはきだしてしまえば
それはウツロにまいあがって
ただのシャボンダマのように
パチンとわれてきえるのです
そのなかにオシコメたはずの
イミもながれてしまうのです

そのコトバ はあなたとわた しをつなぐ
ものでもそ れはオナジもの をさすのか
はわからな いわたしがアナ タとよぶも
のはアナタ でいいのですか わたしのよ
びかけるア ナタのなまえと かのひとが
よびかける アナタのなまえ はおなじい
みをもつの かワカラナイで いるのです

はらはらと

摩耗する世界
消しゴムのかすのように
はらはらと 千切れ落ちては
あたかもそこが ゼロ だったかのように
線と点が 入り乱れては また
            はらはらと

自分の千切れおちた 過去の影というのも
また はらはらと 
アルバムと日記と文集の中に息づいて
そして自分を消して書き かき消して
 眼が白くなってから その痕を 
 固い指でなぞるのでしょう