親が子どもに望む力、第4位にランキングされる主体性。
主体性は、任せないと育ちません。管理してたらどんどん受け身に育っていきます。
でも、任せて失敗したら取り返しがつかないと思ってしまう。(※そんなことは本当はないんですけれど、そう思ってしまうのが親心)
それでも信じて任せてみる。
けれどやっぱり失敗。しかも、やって失敗ならまだしも、碌にやらずに失敗している(ように親からは見える)。
ふざけんな!💢
だったら、管理する!やらせる!どうせやらないんだろ?やれなかったんだろ?だったら問答無用、まずはとにかく言うことを聞け!
と、なる。
親となってみて、よりいっそうこの気持ちがわかる。めっちゃわかる。わかりまくる。
だって、任せてやらないくらいなら、やらせた方が良いって思ってしまうから。
でも、この苦悩、子どもに見えてますか。ちゃんと伝わっていますか。
子どもからしたら、
「やらなきゃいけないのはわかっている。できると思っている。言われたくない。任せてもらいたい。」と思っているかもしれない。
次はできる!って、思っているかもしれない。
ここで、前述の「子どもを子どもとして捉え直す」です。
大人で、何度も何度も同じ失敗するような人には期待しません。だって変わらないから、大人って。
それで互いにイライラするくらいだったら自分でやった方がいい、と思う。
でも、相手は子どもです。『三日会わざれば刮目して見よ』の年代です。1ヶ月前にできなかったことが、サラっと急にできてたりする年代です。
三日はちょっと短すぎな気がしますが、1ヶ月なら別の人になっているかもしれない。前にできなかったことが、今ならできるかもしれない。そんな年代なんです。
①「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」
②「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」
③「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
① しっかりやり方を伝えて、させてみる。そしてできていたところは褒める。
② 互いに話し合い、親の気持ちを伝える。また相手の考えに耳を傾け、相手の考えを認めた上で、任せる。
③ 絶対にいつか自分でできるようになると信頼して、目の前のやっている姿を見守る。
これを繰り返していけば、4位の主体性だけじゃなく、1位も2位も3位も、6位も7位も、9位も、個人差はあるにせよ必ず育つことは間違いない!(さすが五十六さん。)
あとは時間的余裕があるかないかだけですよね
。
でも、大学生になって失敗するくらいなら、高校生の方がまだ良い。
高校生になって失敗するくらいなら、中学生の方がまだ良い。
中学3年生になって失敗するくらいなら、中学2年生の方がまだ良い。
任せなければ主体性は育たない。そして、人間が〝呆れるくらいに痛みで学ぶ生き物”なのだとしたら、ここは山本五十六を信じて、やってみるしかありません。
最初からできたわけじゃなく、失敗を繰り返すことで成長することを、大人は知っているはずです。
そしてまた、今が一番若いということも、私たち大人は知っているはずです。




