上司のための、「人が成長する」マネジメント法 -20ページ目

上司のための、「人が成長する」マネジメント法

部下を一人でも持っている方。
自ら考えて行動できる部下の育て方を学んでみませんか?
組織をつくる、人を育てるマネジメントの方法を、
企業向けにアドバイス、コンサルティングしている専門家のショートエッセンスをお届けします。

今の部下の多くは、上司が自分を育ててくれることを望む。


しかし、そのために上司が

プライベートも犠牲にすることは誰も望んでいない。


上司は、間違っても

「お前たちのために頑張る」と、ヘトヘトになっては駄目。


例えば20代と40代は、育ってきた環境が違うため、

価値観が合わないのは当然で、無理に合わせようとする必要はない。


受け入れられるところは受け入れ、

異なるところは「そういう考え方もある」と違いを認めればいい。


日夜バリバリ働く大人が一般的で、カッコいい時代もあった。


今は毎日残業している上司の姿を、

部下は必ずしも憧れの存在としない。


その雰囲気を社内で感じたら、次の行動や姿勢をすすめたい。


上司が自分のプライベートを大事に考えれば、

早く帰ろうと仕事を効率的に進めるはず。


上司が残業しなくなれば、部下も気持ちよく帰れる。


時間内で仕事を全力でこなし、プライベートも全力で充実させる。


上司自らが、その風土を率先して作りたい。

特に部下の世代へ。


かけるべきエネルギーの方向を今、軌道修正することが大事。


現在の日本は成熟社会と言われるように、

絶対的に安定する仕事はほぼない。


反対に考えれば、昔に比べ、選べる仕事の幅や

磨けるキャリアの選択肢は、驚くほど広がっているのはわかる。


華やかな仕事に目を奪われそうにもなるが、

今の仕事は充実しているだろうか。


キャリアは2~3年、何かを一生懸命やり遂げた結果、

勲章のように後からついてくるもの。


収入や評価もまた、その仕事ぶりが評価されて初めてアップする。


「今の会社にいる限り、将来に希望は持てない」

と感じたら、おそらく自分を見つめ直すとき。


ただし、仮に年収700万円の人が

キャリアアップを図るのに、今は必ずしも収入が基準ではない。


ある人は「どうしても年収800万円の仕事に就かなければ」

と高望みをし、理想の働き口が見つからないと「不況だ」と嘆く。



何のために仕事をしているか、改めて自分の中で整理したい。

始めたことを継続するには、やはり習慣にすること。


よく三日坊主で終わる人がいる。


その理由は、飽きや無謀な計画のため、

それを日々の暮らしの中で、習慣としてうまく組めてないから。


わかりやすく例えるなら、歯磨きは習慣。

毎晩、磨かないと気持ち悪くてしょうがない。


1日1回のシャワーもしかり。

時間がない、などで浴びることができないと、

何か気持ち悪い感じがするはず。


つまり、もし何かを継続したければ、

仮に資格の勉強なども同じ発想で、

やらないと「気持ち悪い」「何か変だ」と思うような、

歯磨きやシャワーのレベルでの日課にしてしまえばいい。


当初抱いたやる気だけでは、なかなか続かない。


1日3時間を1週間続け、それっきりやめてしまうなら、

1日30秒でもいいので、毎日続ける。


習慣になれば、30秒は次第に30分になり、

かける時間も効果も増していく。


そして長期戦の流れを確保すれば、

焦ることなく、気長にのんびりと日々の継続ができる。

誰もがパソコンや携帯端末を持ち、

インターネットの普及で、テレビ・新聞・ラジオなどの

「みんな一緒」の時代から「それぞれ1人ひとり」個別に

発信する時代が保証されるようになった。


私が学生時代の頃には想像もしなかった、

パソコンを使った発信をすることで、

新聞社や放送局のような「ニュースの配信」や

「意見のプレゼン」ができるようになった。


例えばユーストリームなど、インターネットを通じた

同時中継の番組でさえ、個人の力で放送・発信できる。


つまり、個人が放送局や新聞社になる時代になった。


ここで上司に伝えたいのは

意識的に、時代を敏感に察知すること。


「若者文化にはついていけない」

と食わず嫌いになることなく、

使えるものは積極的に取り入れることが大切。


もし情報のキャッチが苦手な人は、

素直に、部下へ聞いてみるとよい。


流行っている文化は何か、便利な電子機器や会社周辺の情報、

インターネットの新しいシステムなども。


文明の力をうまく活用したい。

上司と部下が接する場面で

最も多いのは、おそらく仕事の報告時。


その報告は、部下によって個性が出る。


ある部下は、ひどく口下手で、まるで話の要領を得ない。


また、普段の会話は上手な部下は、報告になると

話が散漫になって、何を言いたいのかわからなくなる。


自分がわかっているから上司も理解できるだろう、

という前提で勝手に話を進めてしまうため、

状況がまったくつかめない報告をする部下もいる。


しかし、仕事は何も報告だけではない。


話の要領は得ないが、企画関係ではよい活躍をする人もいる。


よって部下の報告1つから、

「あいつは駄目だ」と決めつけてしまうのは危険。


たとえ話し方は流暢でなくてもいいので、

要点をまとめ、相手にわかるように伝えられるよう、

上司やリーダーは適宜、指導していくことが大事である。


部下や会社の将来のため、育成は欠かせない。


今後の可能性を考え、その時の報告ぶりだけで、

部下の能力や存在を早期に判断しないようにしたい。