上司のための、「人が成長する」マネジメント法 -19ページ目

上司のための、「人が成長する」マネジメント法

部下を一人でも持っている方。
自ら考えて行動できる部下の育て方を学んでみませんか?
組織をつくる、人を育てるマネジメントの方法を、
企業向けにアドバイス、コンサルティングしている専門家のショートエッセンスをお届けします。

時はお金に変えられない、のは異論ないはず。


しかし、時間の大切さを主張するわりには、

日々出会うビジネスパーソンの多くが、

今ある時間を無駄づかいしていると感じる。


言っていることと、行動がイコールでないことは多い。


時間は人生において最も平等で、誰もが1日は24時間。


自分の描く将来の実現や目標達成ができる人と、

そうでない人の違いは、その時間をどう使うかにかかっている。


大半の人は、時間はたっぷりとあるため、

充実した人生を送るためにやりたいことはすべて実行すればいい、

くらいに思って生活している雰囲気がある。


そして、将来のための行動をぐずぐずと引き延ばし、

保留にしたまま、日々やってくる優先事項に追われてしまう。


本当に希望を実現させたいのなら、

自分の時間がいかに大切か、厳しく自覚すること。


今の生活を振り返り、貴重なものを浪費させたりせずに、

本当に必要な行動だけに投資することが大事。


ぜひ、もっと効率的に時間を管理してほしい。

研修を行っていると、参加者からたまに聞く。


「プライベートの行動目標を作るが、

やるべき仕事が多いからできない」という悩み。


まず、不満は言わないことからはじめたい。


1つおすすめできるのは、1時間早く起きること。


その気になればできる。


ここで、よく考えてもらいたい。


毎日7時間寝て、8時間仕事をしているなら、

自分の好きなことをする時間は、単純計算で毎週63時間ある。


人生の充実のために使える時間は、

1カ月にすると252時間、1年では3024時間になる。


今から景気や、上司なら経営者など、

部下なら上司のせいだと嘆くのは早くやめ、

いま置かれている状況の責任はすべて自分だと認識すること。


それが視点を変え、新たな行動の糸口を導き出す第一歩になる。


望む日常生活を送るための出発点になる。


極端な話ではあるが、大局的な見方をすれば、

世界の歴史において、生きていることで

無限の可能性を秘めている時代は、そうそうない。


「早起き」という小さな行動から変えてみることが大事。

近年は社会の2極化、とよく言われる。


街中を歩いていても、憂うつそうに歩いている人がいれば、

毎日をイキイキと楽しそうに生きている人もいる。


インターネット上で不満を述べたり、

他人の悪口ばかり書いたりしている人もいれば、

SNSを有効活用して楽しそうなイベントにたくさん参加したり、

Facebookなどで世界中の仲間を作って、

新たなビジネス展開をしている人もいる。


多くが2極化しているように感じる。


日本は難しい時代の波を乗り越えなければならず、

そのネガティブな部分は、街中での目を疑いたくなる事件や、

ネット上で他人を攻撃するケースに表れ、

ますます増えていく可能性もある。


その社会から自らを脱却するには、どうすればいいか。


1つおすすめなのは、ポジティブな仲間を持つこと。


よく聞く話だと思うが、運気をアップさせるには、

運気のいい人の近くにいるのがいい。


自分を成長させるには、「こうなりたい!」と思う人の近くにいること。


日常の環境は重要である。

今の部下は、上司の「上から目線」を嫌う傾向が強い。


かつては大人と子どもの上下関係がはっきりしていた。


子どもの頃は、教師も親もこわい存在だった。


しかし今の部下たちの世代から、先生にタメ口をきくようになった。


親子間でも上下関係はなくなり、

子どもと友達のように接する親も増えた。


それは部下の世代の問題ではない。


大人たちが、子どもに嫌われるのを恐れた結果、

目上の立場に立つのを放棄してしまったのが原因。


よって、部下は上下関係に慣れてない人が多く、

ちょっと厳しく接しただけで「上から目線だ」と拒否反応を示す。


もちろん、上司と部下の関係は対等ではないので、

友達同士のような関係になる必要はない。


だが、指導するのに威圧的な態度も必要ないはず。


「その作業をなぜ、やってほしいのか」

「その仕事がどういう意味を持つのか」の説明を抜きに、

「○○しておいて」と言われたら、

誰でも「上から言われている」と感じる。


部下が“上から目線”と感じるのは、伝え方の問題である。

人は1日に何万回も思考している、と言われている。


つまり1日に何万回と自分への質問をし、

何万回という答えを得て、さまざまなことを感じている。


しかし、そのほとんどは自覚できていない。


もし嫌な感情が生まれたら、

おすすめは自問の視点を変えてみること。


例えば、面白くなさそうな本を、

「面白くなさそうだ」と思いながら読めばきっとそうなるが、

「自分に役立つことはどれか?」と自問しながら

読みはじめると、本の中から自分に役立つ部分が浮き彫りになる。


苦手な人に会う時、苦手と思いながら、ではなく

「この人から学べることは何か?」と自問してから会えば、

苦手という思いは外れ、学べることだけが不思議と意識に入る。


また毎日「やらなければいけないことは何か?」

という質問を繰り返すのと、「今日はどんな1日にしたいか?」

「今日、どうなっていたら幸せか?」という質問を

繰り返すのとでは、結果に大きな差が出るのは当然ではないか。