松井亜沙美 BIRTHDAY LIVE | スパークル ジャーニー

スパークル ジャーニー

人生は『きらめき続ける旅』。自由・気ままに、思った事を書き綴ります。
大好きなミュージシャンの曲名でもあります。

岩国市内の『ほまれ座』で開催されたJAZZライヴに行ってきました。

このライヴに誘ってくれたのは柳井市在住の女友達みっちゃん。

去年の忘年会以来の再会です。

 

私の妻も同席し、みっちゃんとの初対面をようやく果たす事が出来ました。

結婚して山口に来たと思ったらコロナ禍で誰とも会えないままでしたから…)

 

『ほまれ座』は岩国駅から歩いて数分の所にあるJAZZライヴスペースといった感じ。

デイタイムはシャンプー美容室(?)という、昼と夜で二つの顔を持つユニークなスポットのようです。

 

『ほまれ座』は初めてでしたが、

独身の頃、広島市内や福岡県内、東京の中目黒等にこういった小規模なライヴハウス(スペース)があって、何度か行っていたので、初めてではあるものの懐かしいような感覚になりました。

 

 

今日は柳井市出身のピアニスト&コンポーザー&アレンジャーである松井亜沙美さんという女性の誕生日ライヴだそうです。

みっちゃんは松井さんと顔見知りのようでしたが、私と妻は初対面。松井さんは真っ赤な髪の毛と素敵な笑顔が印象的な女性でした。

本日はピアノの松井亜沙美さんを筆頭にドラム、ベース、サックスも全員が女性という<松井亜沙美フィメール・カルテット>がJAZZ演奏をしてくれるという事で(自称)音楽通の私としてはとても楽しみ。

 

 

午後6時半 開演

 

童謡『さくらさくら』をJAZZアレンジした1曲目を聴いて、松井亜沙美フィメール・カルテットの実力が大体わかりました。

 

松井亜沙美さんのピアノは豊かな表現力に加えて確かな技術があり万人をリラックスさせてくれるような懐の広い音を奏でてくれます

巳之口あかねさんのサックスは堅実。安定感のある音を奏でてくれます。切れ味やパワフルさでは(角松敏生氏のサポートメンバーの)本田雅人に劣るものの、難解なサウンドをソツなくこなしてくれる辺り、実力者だなと感じました。

道上いずみさんのベースもやはり堅実。(角松敏生氏のサポートメンバーの)山内薫さんには及ばないものの、パワフルかつロマンティックな音色を奏でてくれます。私は真矢みきさんに似ていると思ったのですが、妻は森口博子さん似だと(笑)

龍野豊子さんのドラム。これは物凄かった。あの小さな身体でここまでの音を出すとは…。凄いですね~!終盤はリミッターを振り切って(?)ドカドカ鳴らしてましたが、リズム隊のリーダーはこのくらい振り切れていた方が良いと私は思います。

 

東名阪のような大都市であれば、彼女たちのようなプレイヤーは結構いらっしゃるのかもしれません

しかし、中国地方の小さな町において、彼女たちのようなプレイヤーは本当に貴重です。

しかも、『ほまれ座』というこの小さなスペースで、一人一人の表情がハッキリとわかるこの至近距離で、4人が奏でる素晴らしい音のシャワーを浴びる事が出来るのは(自称)音楽通としては、とても幸せな事です。

 

全員で『サライ』を歌うコーナーは躊躇しましたが(あまり知らないので)、去年亡くなられた谷村新司さんに敬意を表しつつ(人柄の良さそうなマスターの歌声に合わせつつ)歌わせていただきました。

 

 

ピアニストの松井亜沙美さんは柳井市出身ですが、中学生の頃に認められて早々と東京(東京音大)へ出られたようです。

世界的に著名なピアニスト:上原ひろみさんとも共演した事があるとか。

しかし、東日本大震災の後、病気をきっかけに東京を後にします。

現在は自分の故郷である柳井市、山口県、隣県の広島県界隈を拠点にして、音楽の楽しさを伝える活動をされているそうです。

そういった思いがあっての『サライ』だったんだなぁと思うと、躊躇した事を申し訳なく思いました。

ごめんさないね。

 

ライヴは6曲で前半が終了。中休みが入った後、後半も6曲(アンコール含めて)

 

曲は童謡のJAZZアレンジやクラシックのJAZZアレンジ、『赤いスイートピー』のJAZZアレンジに加えて、彼女のオリジナル曲などバラエティに富んだ内容でした。

タイトルを忘れてしまったのですが、アンコール前に演奏した彼女のオリジナル曲は最高に素晴らしかったです。

 

ライヴ終了は午後9時過ぎ。

なんと、2時間半以上の長丁場でした。

この内容で3000円なら安い!!

また彼女たちの演奏があれば、ぜひ聴いてみたいと思いました。

 

忖度なく、素晴らしいライヴでした。

お誘いいただいたみっちゃんに感謝。

 

松井亜沙美さんの次回の柳井公演(サンビーム柳井)は残念ながら角松敏生さんのライヴと被るので行けませんが、またいずれどこかで。