スパークル ジャーニー

スパークル ジャーニー

人生は『きらめき続ける旅』。自由・気ままに、思った事を書き綴ります。
大好きなミュージシャンの曲名でもあります。

倉本聰さんが逝去されました。

 

 

ついにこの日が来てしまいました。

もっともっと良い作品を書いていただきたかったのですが…とても残念です。

 

倉本さんは非常に素晴らしい脚本(ほん)を書かれる方でした。

戦前、戦中、そしてそれ以前とは180度変わった戦後の日本を知る貴重な作家さんでした。

綺麗ごとだけではなく、時には厳しく、時には優しく、「日本人にとって大切な事は何なのか」という事を追求し、表現された方なのではないかと(私自身が勝手に)思っております。

 

 

倉本聰さんを最初に知ったのはTVドラマ「北の国から」ではありません。

私が中学生の頃よく聞いていたさだまさしさんと親交がある作家さんだという事を知り、その名前が初めて心に刻まれたのです。

(フジTVが映らなかったため、「北の国から」は実はあまり観ていない)

 

その後、「優しい時間」や「風のガーデン」といったドラマを観て涙した事もありますが、印象的だったのは「オーラの泉」に出演された回でした。

あの回はDVDに録画して、まだ大切に保存してあります。

あそこで倉本さんの口から語られた「貧幸」という言葉、それが実は令和の現代人に全く不足している概念なのだという事も、先日のブログで紹介させていただいたばかりでした。

 

 

私が倉本聰さんの作品で最も深い感銘を受けたのは「歸國」という作品です。

 

この作品は棟田博さんの「サイパンから来た列車」という話がモチーフになっています。

「サイパンから来た列車」は戦後10年経った終戦記念日(深夜)に、サイパンで玉砕した英霊たちが東京駅へ帰ってきます。

「自分たち亡き後の家族や日本はどうなっているのだろう?」と心配になって帰ってくる訳ですが、自分がいなくても元気に暮らしている家族や立派に復興した日本の姿を見て、概ね満足してまた戻っていくという話でした。

 

「歸國」はサイパンで玉砕した英霊たちが戦後60数年経った終戦記念日(深夜)の東京駅へ帰ってきます。

そこで見た日本の姿は…。

 

真夜中でも真昼のように明るい繁華街。

ガングロメイク&ミニスカートにルーズソックスで街を徘徊し、ガラケーをいじる若い女性。

たくさんの贅沢な物を手にしていても、なぜか幸せそうに見えない人たち。

進んだ医療技術により、病院のベッドに色んな配線で繋がれたまま(誰も面会にすら来ない)母親の姿を見て、

兵隊たちは「今の日本は幸せなのか?いや、これは俺たちが望んだ幸せではない。こんな日本にするために自分たちはあの戦争で命を落とした訳ではない」と落胆して戻っていくという話です。

 

ビートたけし主演で、TVドラマでオンエアされた「歸國」はさほど感動しなかったのですが、周南市文化会館まで観に行った富良野GROUPの舞台公演は二回とも号泣しました。

今の日本。戦後から60年以上経った現代の日本人。

果たして、私たちは幸せなのでしょうか。

一見、何の問題もないように見えたとしても、冷静に考えてみたら、この国は間違ったおかしな方向に進んでいるのではないでしょうか。

 

倉本さんのそういったメッセージが痛いほど心に響きました。

私自身、“目覚める”きっかけとなった作品でもあります。

 

「歸國」の舞台はもう上演されていませんし(サヨクが“戦争賛美”“戦前賛美”などと反対しそう)、ドラマのDVDも発売されていません。

HDDに録画したドラマのデータもDVDに焼く前に壊れてしまったので、観る事が叶わないのが非常に残念です。

 

 

人間の欲には際限がありません。

「もっと〇〇を上達したい」「もっと素晴らしい人間になりたい」といった自分を高める方向の欲なら良いのですが、「カネが欲しい」「モノが欲しい」「名誉が欲しい」というような物欲の方向に走ってしまうと、いつまでたっても満足感は得られません。

更に、昨今においては「コスパ」「タイパ」といった妙な概念まで生まれ、現代人の心を蝕む要因となっています。

 

倉本聰さんもご指摘されたように、戦後80年たって日本人はすっかり変貌し、本来の日本人の良さを失ってしまった人が大幅に増えてしまったような気がします。

日々のニュースを観ていると明らかですよね。

どこの世界に自分の子供をベランダから投げたり、刺し殺したりする親がいるでしょうか。

そのような腐ったニュースを(パンチが効いているから?)報道番組の冒頭に流すマスコミも同様に腐っています。

 

色々な面でこの先の日本が心配ではありますが、他人や世間は変えられません。

まずは、自分が変わる事です。

毒は溜め込まず、さらりと流して、俗(毒)世間から一歩身を引き、自分の居心地の良い場所で、自分に素直に、まっとうに生きていけばいいのだと思います。

 

人生においてムダはありません。

ムダだと感じるのは脳が誤作動しているからです。

本来は、生まれた時から、自分が望むものしか、自分の前には表れないはずなのです。

だから、自分の前に現れたものに対しては、毎回避けようとせずに、時には接してみるというのも良いかもしれません。

そこから何か、別の可能性が生まれてくるかもしれませんよ。

 

 

閑話休題。

 

 

ちょっと余計な事を書きすぎました。

 

 

 

倉本聰さん、大変素晴らしい作品をたくさん残してくださって、本当にありがとうございます。

これからも然るべきタイミングで、倉本さんの作品からパワーをいただき、私の身近な何かに生かしていきたいと思います。

 

ご冥福を心よりお祈りいたします。

映画『八つ墓村』を観てきました。

 

 

映画を観に行くのは何年ぶりでしょう。

 

コロナ禍以前は年に最低でも7~8本は映画を観に行っていた私ですが、コロナ禍以降は観たいと思える作品が激減し、映画館からすっかり足が遠のいていました。

 

前に観た映画は…

「聖☆おにいさん THE MOVIE 〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜」だったか?

「五香宮の猫」だったか?

完全に忘れてしまっています。。。

 

 

この2026年版の「八つ墓村」については、私も春先頃にブログで注目作品として取り上げ、「出来れば清水崇監督、中田秀夫監督、黒沢清監督のいずれかの監督さんの元で思いっきりホラーに寄せて作ってほしい」と書いていましたが、まさか本当に清水崇監督がメガホンを取るとは!(笑)

 

 

キャストは…まぁ、観てみないと何とも言えません。

というのも、70年代にヒットした横溝正史劇場作品に出演された俳優さんたちは鬼籍に入られた方も多く、ご存命の方に再度出演を望むのも難しい話でしょうから。(前作を超えるのは難しいから)

 

金田一耕助はまさかの尾上松也。

「獄門島」の長谷川博巳が案外良い味を出していたのですが、残念ながら選出外。

でも、77年の「八つ墓村」でも渥美清氏がのらりくらりと出演されていたので、尾上氏は悪くはないかも。

「八つ墓村」は金田一耕助が全面に出てきて、ガンガン活躍する話ではないですからね。

 

井川辰弥は奥智哉?誰?

重要な役どころだけに、彼がこけると全部こけてしまいますが、大丈夫なのでしょうか?

 

森美也子は堀田真由。

彼女はいわば“ラス〇ス”なのですが、妖艶?ミステリアスな感じでもないような。うーん。。。

 

磯川警部は小藪千豊。

これは冒険に近いかも。アクの強さを全面に出し過ぎなければOK?

 

田治見久弥&要蔵は滝藤賢一。

上背はないけど良いかも。

十分怖そうだから。

 

などと、色々思いつつ鑑賞してみました。

 

 

感想は、

思いのほか、良かったです。

 

現代のコンプラ満載の時代において、予想以上の大健闘作品です。

 

やはり清水監督で正解でしたね。

十分、ホラーに寄せてくれていたので、私はこれで満足です。

 

気になる所を挙げればキリがありませんが、これなら映画館で観ても良いかなと思える作品でした。

 

 

欠点としては、

 

辰弥が×

顔が綺麗なのはまぁ良いとして、セリフが棒読みに近い。

常に同じテンションなので、彼の意思が全然伝わってきませんでした。

更に言えば、田治見久弥(滝藤賢一)と兄弟にも見えません。

いっそのこと、高橋文哉か前田拳太郎の方が良かったかもしれません。

 

そして、時代設定が不明。

いったい、いつ頃の話なのでしょうか。

八つ墓村を走っていたバスのナンバーを見ると「岡」(岡山ではない)と書かれていたので、昭和なのでしょうか?

それにしては女性のファッションが今風。

平成初期?

そのあたりがよくわかりませんでした。

 

 

この2026年度版の「八つ墓村」は過去の「八つ墓村」を忘れて観た方が楽しめます。

登場人物も少し似ているけど、これは完全に今作だけのオリジナルストーリーなのだと。

そう思って観れば、とても良く出来たホラーサスペンス作品なのだ、と割り切る事が出来るでしょう。

 

 

 

 

評価

 

俳優の演技 ☆☆☆★★

ハラハラ度 ☆☆☆☆★

おすすめ度 ☆☆☆☆★

 

 

 

 

映画『八つ墓村』 予告編

 

9月18日(金)

広島文化学園HBGホールで開催された稲葉浩志さんのライブに行ってきました。

 

B’zのライヴには何度か参戦した事がある私ですが、稲葉さんのソロは今回が初めて。

熱烈なB’zファンの妻も「ソロになると全然雰囲気が変わってくるよ」と話していたので、どんなライヴになるのか楽しみです。

 

チケットはソールドアウト。

会場に近づいた頃から一目で稲葉浩志ファンとわかる方々に囲まれ、その熱量の強さに圧倒されてしまいました。

女性ファンが多いのかな~と思ったら、予想以上に男性ファンも多くて、なぜかホッと一安心(笑)

 

席は2階の中盤辺り。

でも、ポジションはど真ん中。

ステージ正面を真上から見下ろす感じになります。

 

今回のツアー、ファンクラブ会員でも外れた方が多くおられるという事で、当選しただけでも有難いですね。

約半年近く回るこの度の全国ツアー、今回の広島公演が初日という事で、初参戦の私も嬉しさとドキドキで高揚してきました。

 

開演時刻通りにライヴがスタート。

ファンの声援がもの凄いです。

こればかりは角松さんも到底叶いません。

横アリならまだしも、中ホールでこの声援の大きさ&凄さはファンの熱量の強さなのでしょう。圧倒されます。

 

最近視力が衰え中の私。。。

2階席から見ると、ステージのセンターで歌う稲葉浩志さんの姿がまるで豆粒のようでしたが、遠目でもスラットした体型、そしてキレのある動きに目を見張りました。

何よりも驚かされたのが、圧倒的なその声量です。

パワフルでエネルギッシュで、その反面、色気と繊細さも兼ね備えた圧巻のボーカルはまさに「唯一無二」。

TVを観ていると「唯一無二」という言葉をたまに聞きますが、あれはあまり連発するものではありませんね。

だって「唯一無二」ですよ。乱発したら「唯一無二」ではなくなってしまいます。ここぞという時以外は使わないものです。

 

私はここで使わせていただきます。

彼こそ、稲葉浩志さんこそ日本を代表する「唯一無二」の男性ロックボーカリストであると。

というか、B’zの時はロックなのですが、稲葉浩志のソロだと、ブルースの要素が強くなる印象ですね。

彼の曲「透明人間」なんてまさにそう。

曲調のみならず、人の繊細な深層心理を絶妙な言葉で表現されている部分は本当に凄いなぁと感銘を受けました。

 

 

何かと恵まれすぎてしまった現代。

その事すら認識出来ずに、何を歌っているのか、何を歌っていいのかわからないミュージシャンが多い中、ロックやR&Bという分野で長年トップを走り、そのキャラクターのみならず、楽曲も支持されているアーティストは本当に貴重な存在です。

 

61歳の稲葉浩志さん。

間もなく62歳の誕生日を迎えられるそうですが、今後も心身とも整えつつ、素晴らしいパフォーマンスを見せ続けてほしいと思います。

 

61歳とは到底思えない、最高に熱いライヴでした。

ありがとうございました。

 

またB’zのライヴにも参戦させてもらいたいと思います。