・miki(みき)と言います。子どもと作る「楽しい」が大好き。
・雑誌編集者として、育児優先ではたらいています。
・昆虫ブームの5歳7カ月長男(年中)と、ジョージブームの2歳5カ月次男。兄弟そろって絵本好き!
・子どもたちの「やりたい!」には常に全力で応えていきたい、というのが目標です。

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今や百均にまで売っている花札!

 

 

私の実家の親族は、なぜかみんな、花札をやります。

私も花札が幼少期から大好きで、

何時間も母方の祖父にせがんで遊んでもらったりしました。

 

でもこれが、完全に我が家流ローカルルールでして!

 

 

そんな我が家流を引き継いだ5歳長男。

 

お友達が遊びに来て一緒に花札をやることになって、

その友達くんにもローカルルールを教えこんじゃったんです、私。

 

 

その後。

友達ママが「百均で花札を買ってみたけどやり方がわからなくて……」とつぶやいていて、

 

ですよね!!!ってなったっていう。(正座)

なにしろ完全に我が家流!(汗)

 

 

ただ、この我が家流の花札ルール。

わかりやすくて、幼児も楽しめる仕様になっているんです。

何しろ5歳長男が遊べていますし

かつて私も弟も、幼稚園時代から遊んでいたので。

 

 

というわけで、

「花札買ってみたけど(やってみたいけど)やり方わからないよー」という方へ。

簡単な我が家流の遊び方をご紹介します。

 

 

 

***

 

 

 

我が家流の花札の遊び方は、

 

「手札を使って点数付きのカードをゲットし、

最終的に点数を足して一番多かった人が勝ち!」という点取りゲームです。

 

ということを踏まえて。

 

 

 

 

【1、事前に覚えること】

 

 

とりあえず2つ、事前に覚えておくべきことがあります。

 

まずは花札の種類!

 

 

 

 

 

 

 

 

花札には「各4枚×12種類」のカードがあります。

とりあえず同じ種類のものが見分けられるようになればOK!

 

 

 

 

 

 

 

 

上の4枚が「梅」、下の4枚が「桜」。

 

見てわかる通り、カードのどこかに必ず同じモチーフが入っているので、

すべてのカードを覚えなくても、見れば大体わかると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

問題はこのあたりかなと。

特に「雨」のカードはわかりにくいので、これだけはそのまま暗記で!

 

 

「雨」の一番右の絵は「なんでコレにした」ってずっと思ってる……わかりにくすぎる……。

 

 

あ、ちなみに正式名称は「小野道風にカエル/柳にツバメ」って言うらしいんですが、

もー面倒なので、我が家では「雨」って呼んでます。(笑)

 

 

もうひとつ、事前に覚えておくべきなのは札の点数!

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずこの5枚だけは覚えてください。

 

一番点数が高い20点札です。

これが最強!って思ってもらえば大丈夫です。

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて短冊がある札は、すべて5点です。

文字が書いてあろうとなかろうと、細長い四角があれば5点。

 

 

 

 

 

 

 

 

で、残りの札の中で、

動物だとかちょっとオシャレな小道具が入っている札は10点札です。

 

 

 

 

 

 

 

 

こっちがカス(0点)の札。

カスと10点札を見比べれば、華やかさが違うのがわかると思います。

 

モチーフのみのイラストで、殺風景な感じがする札は0点!

モチーフに何かくっついてるのが10点!

 

 

という、事前情報を踏まえたうえで、ゲームの準備を始めます。

 

 

 

 

【2、ゲームの準備】

 

 

今回は2人対戦用としてご紹介します。

 

まずはそれぞれ手札を9枚ずつ配り、場に8枚並べます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ルール説明のために手札を開いていますが、

実際は手に持って相手に見えないようにします。

(ババ抜きの時と同じ持ち方です)

 

3人対戦の場合は、手札7枚、場は6枚です。

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、配られた手札の中で、同じ種類のカードが3枚以上あった場合。

 

 

 

 

 

 

 

裏返して相手に1枚選んでもらい、

表が見えないようにしたまま、山札の適当な場所に差し込みます。

(3枚かぶっていた場合→1枚選んでもらう)

(4枚かぶっていた場合→2枚選んでもらう)

 

手札で足りなくなった分の枚数、新たに山札からもらいます。

 

これで準備完了です。

 

 

 

 

【3、ゲームスタート】

 

 

 

それではゲームを開始します!

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、手札を使って場のカードを1枚ゲットすることができます。

ゲットできるのは同じ種類のカード同士のみ!

 

今回は、「松」のカード(「あのよろし」と書かれたカード)で、

場にあった「松」のカード(ツル)をゲット!

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲットしたら、山札から1枚めくって……

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに山札からめくったカードと、

同じ種類のカードが場にあったら、

そのカードもゲット!

 

これでターン終了です。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のターンで獲得したカードはこの4枚!

 

手札も、場のカードと合わせてゲットしなければ、点数はもらえません。

ゲットしたカードは、他と混ざらないように分けて置いておきます。

 

 

Q、もしも手札のカードで、取れる種類のカードが場に無かったら?

A、いらないカードを1枚場に捨てます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

捨てるカードは、カス(0点)を選ぶのが定石ですが、

カスでも20点札を獲得できるかもしれないカードは、手元に残しておく!とか、

そこらへんは駆け引きになります。

 

 

また山札をめくった時、

めくった札の種類と同じものが場になければ、

めくった札をそのまま場において終了です。

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり1ターンは、

 

1、手札を使って場の札を1枚取るor手札を1枚場に捨てる

2、山札を1枚めくる

 

この2動作になります。

これを自分と相手、交互に繰り返します。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後、手札が全部終わってしまっても、山札がまだ残るはずなので、

あとは山札がなくなるまで、交互にめくります。

 

全部カードがなくなったら、ゲーム終了!!

 

 

 

 

【4、点数確認】

 

 

【事前に覚えること】を参考に、それぞれ「札の点数」を合計し、

点数が大きかったほうが勝ちです。

 

 

 

 

 

 

 

 

たとえば今回は、全部足して145点!

(このあたりの計算を、子どもができるようになると足し算の練習に?)

 

 

 

 

 

 

 

 

相手は95点なので、私の勝ち!!

 

 

さらに慣れてくると、ここに「役」の集計が加わります。

(※役は無しで対戦しても大丈夫です)

 

決められたカードを揃えると、

その点数分、相手からカードをもらうことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

たとえば「猪鹿蝶」を揃えたら、最後の点数確認の時、

相手から60点分のカードをもらいます。

もはや、揃えれば最強!!

 

月見一杯、花見一杯は、それぞれ2枚で役ができあがるので、これもお得!

3枚揃えれば、「月見花見一杯」で30点の役になります。

 

 

……で、この役と役の点数も、完全に我が家流です!

完全にローカルルール。

たぶん、猪鹿蝶がこんなに最強なのも我が家だけ!(笑)

 

 

 

 

【5、補足】

 

 

たとえばこういう場面の時。

 

 

 

 

 

 

 

「萩」の手札を使って、

「萩の短冊」の札か「萩のイノシシ」の札、どちらかをゲットできます。

 

 

 

 

 

 

 

 

この場合は、場に「紅葉」があるので、

手札のどちらかを使って「紅葉」をゲットできます。

 

基本的には点数の高いほうを優先していいと思いますが

「役」のシステムありで対戦している場合は、

「役」が揃いそうなほうのカードを選んでもいいかもしれません。

 

 

 

***

 

 

というわけで、

「もしよかったら花札やってみませんか?~我が家流ルール」のご紹介でした。

 

 

花札 都の花 赤

 

 

 

花札、見ているだけで花鳥風月のイラストが美しくて、

和な気分に浸れるのでオススメです。

 

実は左上の「松」から始まって、「梅」「桜」~と順番に、

1月、2月、3月~と月ごとの札になっています。

 

 

とりあえず種類さえ覚えれば、

それを使って神経衰弱として遊ぶことができるので、ぜひ!

 

 

……と花札を布教しつつ。

我が家流の適当でよければ、

何かわからないことがあれば遠慮なく聞いてください。(笑)

 

 

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