バトルシップ漫画W杯フィリピン大会その27 | whitetiger-7のブログ

whitetiger-7のブログ

ブログの説明を入力します。

キャプテンホワイトタイガー君とスペースバトルシップユーフラテスW杯フィリピン大会その27



















アラン「幸福論」第6編は「情念」というこの著作に特徴的なキーワードについて書かれているようです。

この「情念」、ギリシャ語源でいう「パトス」についてアラン先生は、哲学者デカルトの「情念論」によって理解を深めたようです。

そういう事ですと、その「情念論」の内容についてもある程度知っておく必要もあるのかも知れませんが、とりあえずその事は置いておいて、ここでは、「情念とは病気よりも恐ろしい。」これは、実態がよくわからず、その原因がよく掴めないという意味においてという事だと思われます。

その次の第7編では、「恐怖は病気である。」と書かれてあります。

「恐怖」は情念の一種ですから、つまりアラン先生は、「その人にとって大きな害悪となるような情念は病気と同じく恐ろしい。」という意味で、あえて情念の重大さを言った。

自分でも書いていて、何やらわからなくなりかけましたが、そういう事だと思います。

そして、「この情念があるから、人は悔恨と恐怖で苦しむのだけれども、実はこの「情念」は、自身の身体機能や体内運動によって作り出されているものでもある。」という趣旨の事を後半に言っているようです。

おそらく、彼の思想のまた別の特徴でもあるアドラー心理学などを駆使して、情念もある程度コントロールできると、そういう展開になっていくのではないかと思ったのですが、実は私はアラン先生がアドラー心理学の影響を受けていたと思っていたのですが、両者は考え的に似てはいますが、直接関係はないようで、私の勘違いだったようです。

このあたりのところも、もう少し理解を深める必要がありそうです。