このこと↓があってから、母のお世話になっている認知症特化のデイサービスのスタッフさんに相談して『成年後見相談センター』の存在と相談予定日を教えてもらい、予約を取った父と私

その頃の話↓








相談会場となる公的施設では、手指の消毒と検温だけでなく、手洗い・嗽もトイレで行うよう指示を受ける

入館者全員ではないようだけれど、私達がこれから入る場所は情報保持の観点から密室の必要性があるからだろう


相談センターのスタッフさんと、この日の担当の弁護士さんと話をしていく

母の現状をヒアリングした弁護士さんは

「はなまめ母さんの判断能力を伺っていると、後見よりも補佐か補助が妥当だと思います」

「補佐だと本人の同意は必要ないですが、補助だと同意がないとこの制度は使えません」


弁護士さんの説明に似ているサイト↓





「補佐・補助を専門家が扱うようにしても、今のお困り事の解決には繋がりません」

そうなのか。。。

我が家の場合、専門家にお任せした方が良いのか、家族後見にすべきなのか悩ましいところもあるので、確認すると

「どちらもメリット・デメリットがあります」

と前置きしてから

「専門家は慣れてますから、何でもスムーズに行えます。ご家族だと慣れるまで時間がかかる可能性もあります。専門家だと金銭面で負担がありますが、家族だとそういう問題はありません」

「ただ専門家であれば、いざこざになることはないですが、家族後見の場合は家族間でトラブルになる場合があります」

それを私は危惧している(真顔

特に弟②

そんな弟②とのこと↓




この時の事を掻い摘まんで説明し、『内容が分からないのにやるという弟②』の事、任意後見だと発生するお金を弟②は私に渡したくないのでは?という私なりの考えや、母の財産を私が使いこもうとしているのでは?と弟②が考えているのではないか。。。ということを伝えてみる

「そういう場合でしたら裁判所の後見の候補に家族を入れて選んでもらうのも方法の1つです」

「ただ、別居されてる方より同居してる方の方が良いですよね。状況を把握されていますし」

ただ。。。私、今無職なんです

ネットを見る限り、無職の人間は外される事が多いとありました

「状況にもよるので絶対ではないですよ」

それから、定期的に裁判所に提出する収支報告書の事も確認してみる

体調の悪いなか、裁判所へ提出するクオリティの書類が作れるとは思えない

「通帳のコピーで十分ですよ」

へ?

生活費とか諸々細かく計算して、1円単位で収支報告せねばならないのではないのですか? 

「そんな事はないですよ。1人暮らしでしたらそうかも知れないですが、4人で生活されてるんですから」

「はなまめ母さんの預貯金の中から、毎月一定額を家庭で使うお金に回せば良いんですから」

ちなみに、そのお値段はどの位でしょうか?

専門家に聞ける数少ないチャンスである
分からない事はどんどん聞く

「"常識の範囲内"ですよ。20万や30万は、その範囲から逸脱してると判断しますけどね」

アナタの良識に委ねます。。。的な感じである



我が家の場合なのだけど、去年(2020年)の夏に大枠とは言え、公正証書の下書きのようなものを作って貰ったのが大きい

その頃の話↓




その公正証書に書かれていた、母の財産管理以外の事を、父と私とでやっているという事実

公証人役場では『買い物も売買契約』と言われたので、日常のそうした事も含めて専門家がマルっとやってくれるのであれば、助かることこの上ないと思ったのだけれど、専門家は金銭管理と何かの契約(買い物は含まない)の時にしか動いてくれないらしい(残念

それならば、今とほとんど変わりがない

父にも質問がないか確認すると

「分からん事が分からん」

との事だ


相談センターのスタッフさんが、資産によってその後見人の支払いが変わるが、母の両親からの遺産はどうなっているのか父に確認すると

「もう終わってる」

へ?
使っちゃったの?
あのお金を使わない母が?

と思ったけれど、父は「遺産相続は終わってる」と言いたいのだろうと思い直して

そうじゃなくて、母の今の資産がいくらあるかだよ?

と父に伝えつつ、スタッフさんを見ると頷いて応えてくれた

いやだがしかし、父には伝わらない(歯ぎしり

「全部、母さんのや」

いやだから
それは分かってる
いくら位あるのか?という話だよ

「え?お前ら子供の名義になっとるやろ?」

ハイ?
知りませんけど。。。
母の所に私達子供名義の通帳はないよ?

「え?そうなんか?」

いや、知らんがな(能面
そうではなくて、預貯金の総額だ
ザックリでエエ
分かっているなら言ってくれ

「あ、そういう事か。◯円位やないか」

という訳で、父から母の資産を引き出すのにとてつもなく時間がかかった(疲労


そうこうしている内に、約束の時間になったので、スタッフさんと弁護士さんにお礼を伝えて部屋を後にする

ホールの椅子に腰かけて父と話をした結果、我が家は今しばらく申請はせずに様子をみることにした

認知症が進んだり、自宅で介護が出来なくなった時に改めて考えよう、ということになった

この結論を出すのに、相談会で専門家の話を聞けたのは大きい


もし悩んでいらっしゃる方は、お住まいの地域の成年後見センターや成年後見支援センターに1度相談するのも方法だと思う

ネットでは出てこない情報が得られたり、自分の家族の今の状況がどういうものか専門家の目から見た状況判断をしてくれるから

少しでも本人は勿論、家族をはじめ周りの人間の負担を軽くしていった方がいい

介護はいつ終わるか分からないものだから






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