今日は、シンガポールで2年に1度開かれる国際歯科学会の一つ、IDEMでした。
MBSで近いので、お昼間にはクリニックに戻り診察したり
Comprehensiveな・・・、つまり、狭い分野に限局したのではなく、あらゆる歯科分野をも普遍的に学べるこの学会。
どうしても、インプラント、審美・・・といった分野のものに参加しがちな私にとっては、それ以外の分野のアップデートされた知識・情報を入手することができるので、この学会はやっぱりとっても有効です!!
この情報を聞き逃さずに聞けて良かった・・・、参加して良かった・・・、と思えるのですから、そのチャンスを見逃さずにはいられませんよね。
でもまあ、決して学会に参加しないとこれらの情報が入手できないわけではないよね。
機関誌だけでなく、ネットからも多くの情報が入手できる今のこの時代ですから、本当は、わざわざ学会に参加しなくても良いのかもしれません。
学会によっては、かなり営利を目的とした類のものもありますからね〜。
でも、歯科医師だけが1000人以上も集まる場所に行く機会も、そうそうないわけですから、そういう意味ではよい意味で刺激になります。
また、世界中から、歯科関連メーカーが集結するTradeShowが開催されるので、それを見て回れる良い機会でもありますね。
さて、今日は大きな収穫がありましたよ。
そんな収穫があったときにはいつもこう思うんです。
ここで得た、アップデートされた、かつエビデンスベースの知識・情報を、私の患者さんたちにもいち早く実際施術して差し上げたい!!
また、こんな新材料・機材で、もっともっと優れた治療を実現して差し上げたい!!
・・・て。
やっぱり、アップデートされた知識や技術の向上は、私を信じて期待する患者さんの存在があってのことなんです
なぜならね、そうしたアップデートされた知識がある歯科医とない歯科医とでは、あなたの歯の将来は本当に、大きく異なってくるのですから〜!
これ本当よ。
歯の治療って、そもそも、どの歯医者にかかるかで本当に先行き変わるからね。
-大きな虫歯でも、歯の神経を取らずに、温存させ続けることができるか否か?
-神経を取っても、良質な根管治療でその後一切トラブル知らずで過ごせるか否か?
-抜歯を余儀なくされる結果になるか否か?
-インプラントがトラブルなく長持ちするか否か?または、審美的な状態を保っていられるか否か?
ま〜この辺はね、素人の方は考えれば考えるほど、そしてその辺を神経質になればなるほど、きっと余計に歯医者難民みたく陥ってしまいやすい盲点だと思うんですよ。
なぜならば!
歯医者である当の私たちでさえ、治療法において普段あ〜でもないこ〜でもない!!って、自己の理論をいつも議論し合いがちなんだから・・・、専門知識のベースがない素人さんならましてや、何が良い理想的な治療なのか?どの治療が今の状況には適しているのか?・・・などが分かる訳ないだろうな・・・とついつい思ってしまう。
歯医者の私には、どうだったら良い治療ってのが一目瞭然!
でも、患者さんにはそこが絶対に分からない!!
むしろ、歯科治療の技術的な良さと、その歯医者を良いと患者が判断する基準は、時に相反していることが実際には結構多いかも〜?!
・・・なんちゃってね
ただ、少なくとも一つ明らかなことが言えます。
それは・・・、
私のことを信じてずっと通ってくれてる患者さんは、ホント、ラッキーだなあ・・・
それとね、もう一つ。
私は自分自身が歯医者でホント、自分自身助かってるなあ〜(笑)
さて、明日もIDEMです。
では〜