シンガポールのロックダウン(Circuit Breaker)が、
予定通り6月1日で終了し、
丸2カ月間の軟禁生活から解放される~♪
という政府からの正式アナウンスメントがありました。
嬉しい~
・・・けれども、それも束の間、、、
よくよく政府からの正式表明詳細を読んでみると、
決して喜べない内容でした・・・
私個人にとっては、
6月2日にCBが明けても、
この2か月間と、
殆ど何も変わらないじゃ~ん!!!
と、そんな内容
↓これが政府からの公式声明の内容。
GRADUAL!
そう、感染の状況をみて次のステップPhase2に移行する、
段階を踏みながらロックダウン緩和策。
Phase1,2,3に分けれていて、
Phase2にならないと、ロックダウン生活から大きな変化はみられない(私にとっては)。
詳細を知りたければ、
Singapore MOHのサイトを見てみて下さい。
ご存知かもしれませんが、シンガポールは、
移民低賃金労働者の間で感染が爆発しておりまして、
数字だけで見ると、凄い悲惨な状況、アジアワースト1となっております。
トータル感染者数は、今日の段階でもうすぐ3万人を超す状況です。
こうした移民低賃金労働者は、地元一般ニュースによると、
およそ30万人近くはいるらしいので、
まだテストPositive数は今後も暫くは増え続けるのではないかと予想します。
シンガポールの全人口はおよそ600万人(6Millions)足らずと少ないため、
100万人当たりの総感染者数は6100/1Mで、世界ワースト9位です
この汚名返上の為に、今シンガポールでは、
(と言ってもまあ、普段からなんですけれど、)
ルールを侵すものなら即、罰金!刑罰!
規則に少しでも反しようものなら、周りの人に写真付きで政府へ通報されちゃうこともあるから要注意よね。。。
だから、Social distancingとか、マスク着用義務とか・・・、
結構否が応でも皆やっています(たまにやっていない白人もちらほらみかけるけれど)。
法的罰則の一切ない”自粛”という自己判断のみに任されている日本とはホント大違いです。
また、後々のコンタクトトレーシングを容易にするため、
街の至る所(ほぼどの商業施設)は、
身元証明なしには入れないようになっています。
もうこれが正直面倒くさくて・・・
この状況を海外メディアが分かり易く紹介しているので見てみて下さい。
4:08~11:00のラストまで、シンガポールの状況詳細が紹介されています。
余談になるけれど、
日本在住のシンガポール人が日本との比較をレポートしていたものがあったので、ここに載せておきます。
シンガポール目線で見る日本がまた興味深い。
さてここで、私の分野歯医者業はどうかと言うと・・・、
この2か月間のCB期間中は、応急処置のみしか許されていませんでした。
痛みがあるなどの応急処置以外はやってはいけない!と明言されていたため、
それに従わない事は、ここではライセンス没収のリスクに繋がりかねない!
だから、ほぼ診察が行えなかったため、医院全体も殆ど休業状態でした。
だから、CBが6月1日に予定とおり終わると聞いた際には、
ようやく普通通り診療が再開できる~!と嬉しかった。
しかし、今日予期していた通り、シンガポールの全歯科医師宛にシシンガポール保健省MOHのDentistry部署より、
ロックダウン明けの6月2日以降に行ってよい歯科治療とダメな治療について明確に書かれたオフィシャルレターが届くまでは。
それにザーッと目を通すと・・・、
え?これじゃあ、
この2か月間とほぼ内容、変わってなくない???
インビザラインもまだ出来ないし、
インプラントも出来ないし、
そして、クラウン治療すらも出来ない~!!!
えぇ???じゃ一体何をせい?て話なの
一応歯医者はEssential Bussinessなんですが、
ほぼ休業状態もいいところよ・・・という話です。
日本はその点、「やちゃダメ!」の指令が政府より出ていないから、恵まれていると思います!
何だかんだで来院患者さん数は減っているところが多いようだけれど、
でも、ここと違って、
患者さんが来院された際には、
どんな治療でも制限なく施術可能なのはホント羨ましい限りです。
治療が禁止されているシンガポールで働く私は、
この2か月、患者さんの治療要求を何度断ってきたことか・・・。
私の歯科医師人生は、まだ暫くは一時休止に近い状態が続く模様です~!
でも、我が愛犬Pちゃんは、何だか嬉しそうで何よりなんだけれどね~