フロスを入れる習慣のない人が、実際今だ多いことに、
歯医者として日頃驚いてしまいます。
歯磨きは、毎晩シャワーを浴びるのと同じで
ほぼ全員が毎日していることでしょう(その程度や具合は別として)。
しかし、フロスはどうでしょうか?
私は、
新しい患者さんがいらっしゃる度に
毎日フロスを使用しているのかどうか一人一人必ず伺いますが、
フロスを毎日きちんと使用している人の割合は50%にも満たないんじゃないかしら?
といった感触です。
でも正直なところ、聞く必要なんてないんですけれどね。
なぜなら、フロスを使用しているかしていないかは、
お口の中を診れば一目瞭然。
つまりそれくらい、フロスを使用していない人の口の中には、明らかに汚れが残っているということです。
しかも、フロスの話をすると、
いまだに「それ何ですか?」って聞いてくる方もいらっしゃるのには驚きです。
この場合、「糸楊枝」と言うと通じる場合がほとんどですが、
フロスが浸透していない証拠ですね。
それとも日本では糸楊枝の方が皆様には馴染みがあるのかも?
私が普段診ている、検診目的などで自ら望んで
ここシンガポールの歯科にいらっしゃる現地日本人の方というのは、
きっと他の多くの方よりも歯に対する意識は高いほうなのでは?と予想します。
なぜなら、現実的には、
検診は日本へ帰国した際に済ませたり、
何かと海外滞在中は歯科受診を控えられている方が多いのでは?
という印象があるからです。
しかし、私歯医者からしてみれば、正直に言うと、
なぜフロスを使わないでいられるの?
それで気持ち悪くない??
といった状況。
しかも、海外滞在がゆえに歯医者の受診をなるべく避けたいのであれば、
余計、フロスを念入りに使用するべきなのでは???
ところで、
フロスを使用しなければ!!
フロスがどれだけ重要か!!
といった歯科教育が、わが国では未だ浸透しきっていないのかもしれませんね。
私が覚えている限りでも、
私が子供の頃は虫歯の日(6月4日)に歯磨きの授業はありましたが、
その時フロスには一切触れていなかったような気がします。
そして、私が子供の頃は歯医者へ行っても
こうやって磨きましょう、そしてフロスをきちんと入れましょう、
といった衛生指導をしてくれた思い出なんて一切ありません。
(↑これは私の経験の話です。)
だから、私たち歯医者が、患者さんの皆様に対しもっと積極的に、
啓蒙活動をしていくべきですよね。
フロスの重要性を伝授し、
フロスの使用を浸透させていかなければなりません。
ですから今回は、こうした記事となりました!
さてさて、
このブログにいらっしゃる方は、
歯医者のブログに訪問していらっしゃるくらいなので、
きっと歯には、より興味がある方たちなのでは?と思っています。
そこで、、、、
ここまで読んでいただいたあなた、
あなた自身はもちろん、
フロスを毎日使用していますよね???
え?していない・・・(驚!!!)
・・・。
ダメ~~~~~
これを読んだ今日くらいは、早速フロスを入れてくださいね(怒)!!
お願いします!!!
私はもちろん、毎食後フロスしています。
↓私が使用している、
シンガポールのドラッグストアで買えるフロス
シンガポールのドラッグストアで買えるフロス
腰があって使いやすく、そしてゴシゴシとよく汚れが落とせます。
Love & Protect Your Teeth