大河内傳次郎主演の「沓掛時次郎」(1929)を観ました | トンデモ・シネマの開祖

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本日はシアターセブンの大河内傳次郎主演の「沓掛時次郎」(1929)を観ました。
弁士は坂本 頼光 (Raiko Sakamoto)さん。
実は僕より若い人を誘ったのですが、観たあとにエラく興奮してくれました。
そのぐらい、弁士付きの映画は無声映画を生き返らせてくれます。
実は僕も本作は初めてだったので、死ぬまでに観れて本当に良かった。
死んだ親父が好きな映画でよく話て居たのを思い出しました。
義理人情、男らしさ、あらゆる点で今の若い人には時代遅れかもしれませんが、日本人の持つ本来の美学が色濃く出した作品で日本人の心のような作品です。
阪東妻三郎と並ぶ、昭和の大御所 大河内傳次郎の映画を堪能した夜でした。
意外なオチもなかなか見事。
一つ気になったのはカット数が意外に多く、カット割りも今の洋画のような感じで辻吉郎監督の鼻息の荒さを感じました。
まあ、それにしても殺陣の速いこと速いこと、何をやってるかよく分からないほどです。
そこは結構、リアル主義だったんですんね。笑