Let's Dance Baby
バレリーナに勉強を教えてたことがある。
久しぶりに地下鉄東西線に乗ったら、20年前の神楽坂でのことを思い出した。
神楽坂に住む中学3年生の彼女の家に行くと、彼女はいつもめんどくさそうに机の前に座っていた。
勉強前に雑談をするのだが、彼女はとにかくバレエのレッスンが厳しくて辛いのだと、いつもこぼしていた。
でもバレエが大好きだからいいのだとも言っていた。
結局のところバレエの話をしてる時がいちばん生き生きしていた。
バレリーナだけあって優雅な立ち居振舞いの彼女であったが、僕の前ではよく泣いた。
厳しくしてるつもりなどまったくないのだが、とにかく問題が解けないとよく泣いた。
自分のふがいなさに泣くタイプだったのかもしれない。
その泣きっぷりがまた実に見事で、
気づいたら下を向いてワナワナ震えてる。
それから少女漫画みたくジワーってきて、
そのうち大粒の涙をポトポト落とす。
そんで、よくよく見ると目の中に星がある。
しかしそこから先が普通の子とは違った。
ポトポト涙を落としながら、それでも問題集を解きすすめる彼女。
泣きながら問題集をガンガン解く子は初めて見た。
そういう不思議な強さがあるから、この彼女、僕の指導とは無関係に、無事志望校に合格していった。
あとから分かったのだが、親御さんが僕には内緒できちんとした塾に通わせてたらしい。
どうやらその塾で教わった問題が沢山的中したようだ(笑)
なんていうか、素人学生がひとさまのお子さんを教えるなんて実におこがましい。
それに、当時は7歳の年の差がずいぶんと大きい気がしていたが、いまとなってはどうだろう。
彼女は今年で35になるはずだ。
そのへんにいる職場の同僚や取引先の担当者と変わらない。
社会人生活を長く経てきた今では、7歳の差なんて、もはや「同世代」とさえ言ってもよいくらいの、わずかな年の差にすぎない。
そこがまた何とも不思議である。
あの子は今どうしてるんだろうか。まだステージに立ってるのかな。
今だったら気楽に話せるだろうに。
久しぶりに地下鉄東西線に乗ったら、20年前の神楽坂でのことを思い出した。
神楽坂に住む中学3年生の彼女の家に行くと、彼女はいつもめんどくさそうに机の前に座っていた。
勉強前に雑談をするのだが、彼女はとにかくバレエのレッスンが厳しくて辛いのだと、いつもこぼしていた。
でもバレエが大好きだからいいのだとも言っていた。
結局のところバレエの話をしてる時がいちばん生き生きしていた。
バレリーナだけあって優雅な立ち居振舞いの彼女であったが、僕の前ではよく泣いた。
厳しくしてるつもりなどまったくないのだが、とにかく問題が解けないとよく泣いた。
自分のふがいなさに泣くタイプだったのかもしれない。
その泣きっぷりがまた実に見事で、
気づいたら下を向いてワナワナ震えてる。
それから少女漫画みたくジワーってきて、
そのうち大粒の涙をポトポト落とす。
そんで、よくよく見ると目の中に星がある。
しかしそこから先が普通の子とは違った。
ポトポト涙を落としながら、それでも問題集を解きすすめる彼女。
泣きながら問題集をガンガン解く子は初めて見た。
そういう不思議な強さがあるから、この彼女、僕の指導とは無関係に、無事志望校に合格していった。
あとから分かったのだが、親御さんが僕には内緒できちんとした塾に通わせてたらしい。
どうやらその塾で教わった問題が沢山的中したようだ(笑)
なんていうか、素人学生がひとさまのお子さんを教えるなんて実におこがましい。
それに、当時は7歳の年の差がずいぶんと大きい気がしていたが、いまとなってはどうだろう。
彼女は今年で35になるはずだ。
そのへんにいる職場の同僚や取引先の担当者と変わらない。
社会人生活を長く経てきた今では、7歳の差なんて、もはや「同世代」とさえ言ってもよいくらいの、わずかな年の差にすぎない。
そこがまた何とも不思議である。
あの子は今どうしてるんだろうか。まだステージに立ってるのかな。
今だったら気楽に話せるだろうに。