【Myストーリー⑤】初期がんの発見と退職,バンコクで見えた未来とは | MYウェルビーイングな暮らしを

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私らしく,健やかで豊かな暮らしを応援する保健師です!

こんにちは,Mariaです。

 

 

ご訪問頂きありがとうございます。

 

 

初めての方は,よかったら

【Myストーリー①】貧しさゆえの猛勉強と大学合格,そして悲しみの底へ

【Myストーリー②】父の死,そして本気で看護職になっていくまで

【Myストーリー③】火事ですべて失って,代わりに得た大切なもの

【Myストーリー④】仕事上の失敗と甲状腺の病気,それでも私は仕事を続けていく

を読んでもらえると嬉しいです♡

 

 

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SMAP解散のニュースが流れる頃

我が家でも

新しい時代が始まろうとしていた。

 

 

 

勤務中に

夫から電話

 

 

電話を受けたのは

勤務中に寄った

コンビニエンスの中だった。

 

 

夫「タイに赴任の話があるんやけど」

 

 

私「ちょっとまって,なに?」

 

 

夫「単身赴任でもやりたい」

 

 

私「子どもがどんだけ

寂しがると思ってんの?」

 

 

私は怒りでいっぱいだった。

コンビニ中に響いただろう大声で

夫の挑戦心を全否定した。

 

 

夫は保育園の送り迎えも

行事への参加も

私よりもしてくれている。

 

 

子どもたちが

大好きな父親と離れることは

どうしても私の心が許さなかった。

 

 

当時の私の勤務先には

配偶者同行休業制度はなく

退職しか選択肢はない。

 

 

退職してついていくべきか

職場の尊敬する上司に相談した。

ほとんどが行くべきとの返事だった。

 

 

直属の上司には

「幸運の神様は前髪しかない,

後でつかもうと思っても

掴めない」と。

 

 

その経験が教員のあなたを

より成長させると

応援してくれた。

 

 

最終的に

家族が一緒にいること

夫の挑戦を優先し

 

 

私は退職

家族帯同でタイに行くことを決断した。

 

 

そんな中

2016年11月

赴任前検診で

子宮頸がん検診を受診した。

 

 

数日後,クリニックから電話があり

精密検査が必要と

 

 

動揺する気持ちを落ち着かせながら

市民病院を受診

 

 

組織検査までは眠れない日々が続き

夜中に子どもを抱いて

「まだこの子に残すものがある」と

悔しくて,泣いて

 

 

組織検査の結果

高度異形成(CIN3)と診断された。

 

 

子宮頸がんは

子宮の入り口にできるがん

 

 

異形成という前がん状態を経て

上皮内がんとなり

数年をかけて浸潤していく。

 

 

私の場合は

高度異形成~上皮内がんの段階で

11月下旬に手術による摘出が決まった。

 

 

手術はLEEP法

(子宮膣部の円錐切除術)

全身麻酔で実施した。

 

 

手術室前まで夫に来てもらい

意識がなくなるまで

酸素マスクの中で

子どもの名前を呼び続けた

 

 

絶対治さなければ!!

 

 

その思いしかなかった。

 

 

切除した部位の病理検査も

問題なく

術後の経過は順調だった。

 

 

復職後

100名以上いる講義室で

私は休講にしていた理由を話した。

 

 

みんな真剣に聞いていた。

そして,授業感想のメモに

「自分の母親もがんである」と

伝えてくれた学生もいた。

 

 

私も学生の親と同じ世代になった。

学生自身にもその親へもがん検診の

大切さを伝えた。

 

 

そして

将来看護職になる学生に

患者の目を通して見えた

看護職の姿について話した。

 

 

職場にもがんなどの病にかかって

復職されている方も多い。

 

 

2人に1人はがんに罹る時代。

 

 

周りからたくさんの勇気を頂き

私も勇気を与えられるように

なりたい!

そう感じていた。

 

 

2017年1月

夫が先にタイへ赴任

 

 

船便やトランクルームなどの引越し

自宅の貸出

自家用車の処分

職場の片付け等々

勤務しながら

準備していき

 

 

2017年2月

子宮頸がんの治療の回復を待って

次に子宮内膜ポリープ切除のため

内視鏡手術を腰椎麻酔で実施した。

 

 

出国前日

自家用車の処分に必要な

書類が揃っておらず

市役所の本庁が閉まるギリギリに

必要な書類を出す手続きをしたり

 

 

出国当日までバタバタ

 

 

そして

2017年3月末

私と子どもは

夫の待つバンコクへ転居

 

 

荷物が届き

生活を整えて

学校や幼稚園の準備を

慌ただしくしていた。

 

 

とにかく体の疲れがとれなかった。

カンジダ膣炎に罹り

胃腸炎に罹り一泊入院

  

 

生活環境が変わって

運転ができない。

子どもの目が離せない。

愛用品の食洗機・ルンバ・洗濯乾燥機もない。

 

 

変わったこと,信じられないことに

激しく動揺し反応し怒りを覚えた。

 

 

もう日本に帰りたいー

 

 

買い物途中に大泣きした。

感情があふれ出してきた。

 

 

変わりたい

 

 

体調を良くしたい

 

 

バンコクに来て8ヶ月目に

キャリアコンサルタントが運営する

オンライングループに入会した。

 

 

私の不安や悩みは

すべて自分の価値観(思い込み)

によって作られる。

 

 

お金

家族

周りの目

常識や当たり前

 

 

自分の感情を丁寧に扱い

新しい価値観を入れていく。

 

 

そうして

思い込みを取り外して

見えてきた本当の自分の気持ち。

 

 

 

理想のライフスタイルを

思い描いていった。

 

 

帰国後,

本業の仕事は続けていきたい

 

 

一方で,身近なコミュニティの

健康づくりに貢献できる

小さくてもいいから何かがしたい

 

 

 そのためには

発信していくこと。

 

 

ライン,フェイスブック

そしてこのブログも

退職してから始めた。

 

 

少しずつ頑張っていく

 

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

これからどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

Maria