【Myストーリー③】火事ですべて失って,代わりに得た大切なもの | MYウェルビーイングな暮らしを

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私らしく,健やかで豊かな暮らしを応援する保健師です!

こんにちは,Mariaです。

 

 

ご訪問頂きありがとうございます。

 

 

初めての方は,よかったら

【Myストーリー①】貧しさゆえの猛勉強と大学合格,そして悲しみの底へ

【Myストーリー②】父の死,そして本気で看護職になっていくまで

も読んでもらえると嬉しいです♡

 

 

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2000年代半ば

堀江貴文さんの「想定内」が流行る頃ー

 

 

 

 

私の人生において,

全く想定外の出来事があった。

 

 

翌日,ある大学での講義を控えていた

11月中旬の夜中2時頃

 

 

まぶたのおくでメラメラ

何かを感じて目を覚ました。

 

 

足元にあった洋服ラックの下からが!

 

 

台所にいき,バケツに水をいれてかけて

もう一回,かけようと戻ったら

両方のカーテンに火が燃え広がって

 

 

これはだめだ!

 

 

そう思って,玄関の扉をあけた瞬間

 

 

バーン!!

 

家の中で大きな音

 

 

すぐに隣のドアを「ファイアー」と叫び

(隣がベトナム人,前が中国人だったので・・)

アパートのみんなが逃げる様子をみて,警察が来て

 

 

全員無事の無線に安堵

私もパジャマ,携帯,スリッパだけで逃げた。

 

 

断線したところに

着火物である洋服ラックがあって

木造住宅の古い我が家は

あっという間に炎に包まれた

 

  

遠くから黒煙があがっているのをみて

これはだめた(犠牲者がでているかも)

と思ったが全員無事でよかったと。

消防士さんが言った。

 

 

私の生死を分けたのは

火が足元であがって炎で気づけたこと

(煙で気づいた場合,一酸化炭素中毒で

逃げ遅れることがある)

 

 

そして,玄関まですぐに逃げたこと

 

 

警察署での事情聴取のあと,

明け方大家さんの自宅に伺った。

 

 

温かい飲み物をもらって

洋服を貸してもらって

 

 

飲み物が喉に入った瞬間

体の感覚が戻ってきた。

 

 

私,生きてた!

 

 

それまでは

冬の寒さも何も感じていなかった。

 

 

翌朝10時から現場検証

室内はすべて燃え尽きていた

 

 

駆けつけてくれた母と弟に

体を支えられながら

これは何かとの質問に

一つ一つ答えていった。

 

 

窓を空けていたのか(放火の可能性)?

どこが一番燃えていたのか?

どこで何をみたか?

 

 

しばらくして原因が特定された。

それは洋服ラックの下にあった

延長コードの断線

 

 

火事のあと

生活を再建するため

最初にしたのは

 

 

コンタクトレンズの購入

(その後

レーシック手術を実施)

 

 

そして,銀行口座から

引き下ろしできるようにすること

 

 

保険会社に提出する

燃えたものリストを書き上げながら

一番失って悲しかったのは

 

 

父の形見のトランペット,ギター

そして,写真

 

 

当時まだデータ化できてなくて

失った幼い頃からの写真

 

 

消防士さんが燃え盛る我が家に入り

とってきてくれたものは

すす汚れたアルバムだった。

 

 

「これぐらいしかとってこれなくてー」

と申し訳なく言われて

涙が出てきて

 

 

アルバムは見られる状態ではなく

処分してしまったが

人にとって何が大切かを学んだ。

 

 

物より事

 

 

物はいつかなくなる。

けれど,思い出は頭の中に残る。

お金をかけるなら経験に

 

 

随分物も減った。

自宅も研究室も

人が驚くぐらい物が少ない。

 

 

書類はデータ化し

クラウド保存に

 

 

スケジュール帳も持たず

データで管理

 

 

弟や母が生活再建を手伝ってくれた。

 

 

職場の方が募金を集めてくれた。

 

 

テニス仲間であった現在の夫も

励ましてくれた。

 

 

家族がほしい

そう強く思った。

 

 

夫とは3年後の交際を経て

結婚しハワイで挙式

 

 

すぐに長男に恵まれ

育児休暇を取得

10ヶ月で保育園に入所し復職

 

 

かけがえのない家族を得て

幸せな日々の中

 

 

40歳前後から体の不調が

現れ始める。

 

 

子育ても仕事もバリバリやっていきたいのに

体がついていかない!

 

 

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【Myストーリー④】仕事上の失敗と甲状腺の病気,それでも私は仕事を続けていく

に続きます。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました

 

 

Maria