塩味を補う旨味野菜とは・・・? | 「普段のごはんが養生ごはん」~We are what we eat.~

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家族の入院をきっかけに塩分6g未満/日の減塩食作りをしています。主婦の目線から減塩するコツ、料理のこと、日々のことを綴ります。減塩ライフアドバイザー。主婦歴25年。管理栄養士。

こんにちは。

 

今日はカレーの話題です。

 

カレーといえば、市販のルーを使ったカレーしか作ったことが無かったのですが、ずっと前からスパイスをブレンドして本格的なカレーを作ってみたいな、と思っていました。

 

ですが、スパイスを何種類も買いそろえるのがちょっと面倒で実行できずにいました。

 

 

 

昨年の話になりますが、緊急事態宣言の最中、偶然にも流しのカレー屋を名乗るand CURRYのオーナーの阿部由希奈さんがインスタライブでカレーを作る事を知りました。

 

作りながら、説明しながら、視聴者のコメントにも答えながら・・・独自のカレー理論と楽しいライブにすっかり由希奈さんのファンになってしまいました。

 

そして、カレー作り方はというと・・・

使うスパイスも基本は3種類だけで、コツはしっかり玉ねぎを炒める事。

そんなに難しくない!

 

と、スパイスカレーのハードルが下がった私は夏の間、何種類か作って楽しみました。

 

 

先日、久しぶりにスパイスから作るカレーが食べたくなりました。

鶏肉、トマト、玉ねぎ、茄子・・・冷蔵庫の残り物を動員。

コリアンダーがまだあると思っていましたが、残りわずかでしたので、ガラムマサラとS&Bのカレー粉を補いました。

 

 

由希奈さんのカレー理論によると

「カレーは塩と油でできている」

そうです。

ですが、今回は師匠の教えに背き、塩は控え目にして1.8g/人。

 

 

もう一つ、カレーの師匠の教えがあります。

「玉ねぎを炒めるときは鬼コーチになる」

という物です。

 

オリンピックに出る強化選手(=玉ねぎ)がトレーニング中(=鍋の中で炒める事)、水が欲しくて欲しくてたまらなくなっても(=焦げそうになる)、鬼コーチのあなたは、お水をあげてはいけません。

鍋底が茶色になって、それをこそげ落とすようにして炒め、焦げる寸前になって少量のお水を加えます。

 

(由希奈さんらしいユニークな理論です!)

 

 

 

今回のチキンカレーは焦げる寸前までしっかりと炒めた玉ねぎと、水分が飛ぶまで炒めたトマトのおかげで、塩味を控えましたが、満足いく仕上がりになりました。

 

 

トマトは野菜の中でも旨味成分のグルタミン酸が多い野菜です。それをしっかりペースト状になるまで炒め、旨味をギュっと凝縮させました。

 

ご存じのとおり味覚には塩味、甘味、旨味、酸味、苦味の5つがあります。

(ちなみに辛味は正確には刺激=痛み、になります。)

 

塩味を抑えた分だけ、ほかの味覚を補うことで物足りなさをカバーするという理論です。

 

今回はトマトが活躍してくれました。

 

スパイス カレー

茄子とトマトのチキンカレー。ご飯は雑穀米。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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◆由希奈さんは本も出しておられます!