私が減塩に取り組みはじめた理由をお話します!(改めまして…自己紹介) | 「普段のごはんが養生ごはん」~We are what we eat.~

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家族の入院をきっかけに塩分6g未満/日の減塩食作りをしています。主婦の目線から減塩するコツ、料理のこと、日々のことを綴ります。減塩ライフアドバイザー。主婦歴25年。管理栄養士。

こんにちは。

 

日々塩分6g未満の減塩ごはんに取り組んでいる管理栄養士 おかのゆいです。

 

以前もにもこちらのブログをご覧いただいた方も、初めましての方も、ありがとうございます。

 

今回はなぜ私が減塩についての発信を始めたか、今後どんなことをしていきたいか、についてお話します。

 

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出産・育児を経て、長く専業主婦をしていましたが「50歳」という年齢が近づいてきた時、“自分がおばあちゃんになった時、後悔したくない、私の好きな事、得意な事を伝える仕事をしたい”という思いが強くなりました。

そしてお菓子教室を開く事を目指し始めます。自分なりのコンセプトを持って、お菓子を作る楽しさを伝えたいと思い準備をはじめました。

ですがちょうどその頃コロナウィルスが猛威を振るいだしました。レンタルキッチンでレッスンを数回企画していましたが、会場の都合でことごとく中止になってしまいました。
何から手をつけたら良いのかも分からず、時間だけがどんどん過ぎていきます。

そして2020年11月の半ばの事。
夜に夫が胸の痛みを訴え緊急搬送、そのまま入院。翌日、主治医から病状について厳しい話を聞き、心臓を冷たい手で触られたような、気持ちになりました。
コロナウィルスが市中に蔓延しているため面会制限があり、夫に会う事も叶いませんでした。いつ病院から緊急の電話があるか分からない状態で、本人の生命力に頼って祈るしかない数日間を過ごしました。
幸いお医者様、看護師さんの処置の甲斐あって急性期は過ぎ、入院から一週間たたないうちに一般病棟へ移る事ができ、3週間の入院治療の後、退院する事ができました。

退院したとはいえ、この病気は完治するものではなく、長くお付き合いしていかなければならない物で、今後も徹底的な血圧管理、食事による塩分制限を継続していく必要があります。

実は、夫は7年前にも高血圧由来の病気で入院しています。それ以来、食事中の塩分には気をつけていました。
高血圧の方の塩分摂取量は6g未満/日が基準です。
毎日頭の中で調味料中の塩分を計算しながら1食あたり2g程度になるように食事作りをするのが当たり前になっていました。
その積み重ねの中で、一般的に言われている減塩料理のコツのほか、学生時代に栄養士を目指して学んできた事や毎日の食事作りをする中で、自分なりに考えだした工夫もあります。

これを読んでくださっている方の中には

 □血圧が高めと言われたけど特に今具合が悪いところも無いし、大丈夫。
 □高血圧って高齢者の病気でしょ。自分はまだ若いし、まだ大丈夫。
 □降圧剤を飲んでいるから、食事にはそこまで気を使わなくてもいいだろう。
 □塩分の撮り過ぎが良くないことはわかっているけど、やっぱり好きなものを美味しく食べたい。

とお思いの方がいらっしゃるでしょう。
20年前の私たち夫婦もそうでした。

人は自分の事として捉えて初めて行動を変えるものです。
私は夫の2度目の入院を防ぐことができなかったという反省から、現在はもっと真剣に塩分管理に取り組んでいます。
そして私はこれまでの経験から減塩の必要性、減塩料理をできるだけ美味しく作るポイントをお伝えする活動を始めました。
まだ準備段階ですが、これから徐々に整えて、発信していきます。

もし、将来の自分と家族のために今日から食事を変えたい!と思ったのなら私がお手伝いいたします。
栄養士の立場というより、キッチンに立つ主婦の目線でアドバイスしますので、専門的な知識や手間のかかる栄養計算はありません。必要なのは塩分量についての簡単な計算だけです。

また
 □今作っている減塩料理をもう少し美味しくできないか
 □自己流で減塩しているが、ほかにもっと良い方法がないか
 □医師から減塩するように言われたが家で料理する時は何をどうしたらよいのか分からない

こんな方のためにもお力になれると思います。

私たちの体は私たちが食べた物でできています。
普段のごはんが10年後、20年後のあなたやご家族の健康を守るごはんになりますように。

 

キッチン お鍋
1日の中で、一番長くいる場所です(お布団以外)




最後までお読みいただきありがとうございました。