いくつかの時計に目がとまり、いろいろと妄想する日々が続いていましたが今回は意外な時計に落ち着きました。
▼ハンハルト プリムス
この時計、パット見はスケルトナイズされた針と大胆なインデックスが受け入れられず、完全にスルーしていましたが、改めてみるとだんだん魅力的に思えてきました。このスケルトナイズされた針は、手持ちのハミルトンのパイロットオートクロノの針と、基本的に似ています。プリムスパイロットはツーカウンターの双眼鏡のような形をした立体的な文字盤になっていて、かなり無骨な印象です。おまけに直径44mm、ラグ幅24mmという大きなサイズ。可動式ラグのおかげで装着感や腕への収まりは決して悪くないのでしょうけど、存在感はかなり大きいです。プリムスパイロットは回転しそうなベゼルなのに固定式らしいのは残念。それでもプリムスデザートパイロットの色合いはかなりいい感じ。メーカー価格は€3,350とかなり高額。ケースの仕上がりだとか、細かな部分にコストがかかっているのでしょうけど、実物も見ていないのでどうしても高く感じてしまいます。あきらめようかと思いながらpage and cooperのサイトを見ると、なんと£2,066.67でかなりお買い得感あり。回転ベゼルが欲しいならプリムスダイバーという選択肢もありますし、こちらは£1900。プリムスダイバーなら冒険して買っちゃうかなぁ、でもこういう大胆なデザインはなんか割りと早いうちに飽きそう…。
▼ボールウォッチ ストームチェイサープロ
ボールウォッチは手持ちのレーサーがあり、エントリーモデルながら精度もよく、コスパに優れたモデルだと思います。いい感じに使用感もでてきて愛着もあり、ベルトを変えながら今でもたまに使っています。ボールウォッチはオーバーホール価格も割安で、良心的なメーカーでもあります。で、Sinnのクロノグラフが気になっていたので、他のクロノグラフを見ていたら改めてこれに目が止まりました。タグホイヤーのカレラ1887によく似て何となく全体のバランスがよさげで、リーズナブルな価格帯。今ならこれもありだな、そう思い始めた時に思わぬ落とし穴が。なんとラグ幅が21mm!ロンジンのヘリテージ1969がラグ幅19mmで、これのために何本かベルトをそろえるのにも苦労したのに、これ以上その時計専用にしか使えないベルトを増やすことはしたくないので、今回の候補からは外しました。
▼ロンジン コンクェストV.H.P
今年の3月に発表されたクォーツ時計。クォーツの高精度と実用的な数々の新技術、特に時刻合わせはリューズを動かしていて楽しそうなシステムに見えます。それでいてリーズナブルな価格帯になりそうとあれば、実用性十分なこの時計は一本は欲しいですね。今年密かに狙っている時計なんですけど、なかなか正式な発売日のアナウンスがありません。
▼ロンジン アビゲーションビッグアイ
突如ヘリテージコレクションに現れたアビゲーションビッグアイ。最初はよく見る横目のスリーカウンタークロノグラフだと思っていましたが、何度か見ているうちに気になり始めました。めずらしく日付表示がないんですよね、これ。手持ちのロンジンアビゲーションオーバーサイズクラウンシングルプッシュピースクロノグラフがかなりいい出来で、ロンジンのクロノグラフはお気に入りです。クロノ針が一周している間に 30分積算計の針が徐々に進んでいくわけで、クロノ針が一周した直後にカチッと針が進むわけではないのです。これは見ていて、ワンランク上のクロノグラフムーブメントなんだなと、ぼんやり思うことができます。ビッグアイもいい出来だと思いますし、なかなかいいデザインです。ところでロンジンの時計って、ミリタリー風の時計でもドレスウォッチ並の3気圧防水しかないんです。ロンジンアビゲーションオーバーサイズクラウンシングルプッシュピースクロノグラフも3気圧防水なので、雨が強い日は着用を控えてしまうくらいに、水濡れには相当神経を使っています。ビッグアイも同じように神経質になって使うことを想像すると、ある程度は水濡れにも大丈夫な時計が欲しくなります。
▼ロンジン ヘリテージ1967
防水性が気になるのならダイバーズウォッチにすればよい、ということでクロノグラフ、回転ベゼル、タキメーター、いろいろ盛り込まれたヘリテージ1967なんかがよさそうです。ベゼルの色合いもレトロな感じですし、スポーティーな雰囲気でありちょっとフォーマルな雰囲気もあります。これといって悪いところが見当たらないので、消去法で選べばこの時計が残りそうです…なんですけど、他に面白い時計があるかもしれないという好奇心に負けて、結局候補から外れそうです。
▼Bell & Ross BR V2-94
スピードマスターかな?第一印象はそうでしたが、全体バランスはなかなかよいんですねこれ。クロノグラフにしては厚みが抑えられてて、ぽっこり盛り上がっていながら斜めから見ても視認性のよい風防も、いい雰囲気を醸し出してます。けっこういいんですけど、何しろお高い…
▼ハンハルト プリヴェンター9
再び登場のハンハルトですが、こちらは40m径のちょうどよいサイズで、日付表示のないシンプルで読み取り安い文字盤が好印象。レールウェイのインデックスがクラシカルで、大きなアラビア数字が特徴的です。9時位置のスモールセコンドは、BremontのWright flyerや、Weiss Watch Companyにも似たようなモデルがありますが、前者は43mmでちょっと大きめ、後者は42mmと38mmがあり、38mmの方はサイズは良いとしても針がペンシル型なのでちょっと味気ない感じです。サイズ感とデザインはプリヴェンター9の方がよいかなと。白文字盤と黒文字盤のどちらも捨てがたいのですが、最近黒文字盤の時計を好んで使うので、ここは黒文字盤が本命。最近いろいろ画像を見てきたなかでは、プリヴェンター9が一番のお気に入りです。
▼ハンハルト プリヴェンター9
再び登場のハンハルトですが、こちらは40m径のちょうどよいサイズで、日付表示のないシンプルで読み取り安い文字盤が好印象。レールウェイのインデックスがクラシカルで、大きなアラビア数字が特徴的です。9時位置のスモールセコンドは、BremontのWright flyerや、Weiss Watch Companyにも似たようなモデルがありますが、前者は43mmでちょっと大きめ、後者は42mmと38mmがあり、38mmの方はサイズは良いとしても針がペンシル型なのでちょっと味気ない感じです。サイズ感とデザインはプリヴェンター9の方がよいかなと。白文字盤と黒文字盤のどちらも捨てがたいのですが、最近黒文字盤の時計を好んで使うので、ここは黒文字盤が本命。最近いろいろ画像を見てきたなかでは、プリヴェンター9が一番のお気に入りです。
とりあえず時計を見に行こう!と思い立って、上に紹介したいくつかの時計を見てきました。ハンハルトのプリムスはあまりにケースが厚いので見送ることに。可動式のラグのおかげで大きさの割に着用間は快適でしたけど。Bell & RossのBR V2-92はイメージ通りのいい感じのクロノグラフでした。高いから買うつもりはもともとなかったんですけど…。本命と言っていたハンハルトのプリヴェンター9はやっぱりいい感じの時計で、黒文字盤か白文字盤か大いに悩ませてくれました。
そして、今回選んだ時計がこちら。