Weekend Wine -26ページ目

Weekend Wine

週末に飲んだワインの記録など

飲んだ日 2025年9月5日 雨のち晴れ 28℃

ワイン Sancerre, La Roc 2022 Pascal Jolivet

評価 89+

エノテカで購入、定価8,250円。サンセール2022年。造り手のパスカル ジョリヴェはサンセールの家族経営のワイナリー。100年前からネゴス ビジネスを行なってきたジョリヴェ家だが自社畑によるワイン造りを始めたのは1993年から。当時のサンセールではまだ珍しい温度管理を行うステンレスタンクなどの近代的な設備を導入。スタート時に6haだった畑は、今ではサンセールとプイィに120ha、トゥレーヌに60haの畑を所有する。このラ ロックはサン サトゥル村の南向きの区画のソーヴィニョン ブランの古樹を用いて造られる。ブドウは手摘みで収穫し、醸造は重力のみを使用。一部は1,600Lの卵型の容器で発酵を行う。澱と共に12ヶ月間の熟成。コルクは長さ50㎜。アルコール12.5%。色調は輝きのあるレモングリーン。ディスクは厚い。香りは強く白い花、レモン、ライム、グーズベリー、メロン、マンゴー、濡れた石、パン生地など。辛口のミディアムボディで酸は豊富だが、強い酸では無いので、一部MLCしているかもしれない。SBに特徴的なグースベリーやグラッシーな香りは少なく、花やトロピカルフルーツの華やかで繊細な香りが印象的。日当たりの良い斜面でゆっくりと成熟した良質なブドウが使われていることが伺える。複雑さもあり、とても良くできたサンセール。

 

飲んだ日 2025年9月4日 雨 28℃

ワイン Muscadet Serve et Maine, Clos de la Palaceliere 2023, Famille Lieubeau

評価 88

エノテカで購入、定価2,640円。ミュスカデ2023年。造り手のファミーユ リューボーはロワール地方ペイ ナンテ地区に位置する200年の歴史を持つ家族経営のワイナリー。ユーロリーフ、AB認証を所得し、自然環境に配慮したブドウ栽培を行なっている。このワインは単一畑のクロ ド ラ プラスリエールのブドウを使って造られる。水捌けの良い花崗岩土壌で樹齢30年のムロン100%。シュールリーで6~9ヶ月間の熟成。スクリューキャップ。アルコールは12%。色調は透明感のあるレモングリーン。香りは強くレモンやライム、青リンゴ、ナシ、白桃、白い花、パン生地など。辛口のミディアム(−)ボディで、凝縮感のある果実味に豊富な酸が合わさったフレッシュでフルーティな味わい。シュールリーによるパン生地の風味が加わり余韻も長めの上質なミュスカデとなっている。価格が抑えられているのも嬉しい。

 

飲んだ日 2025年8月29日 晴れ 31℃

ワイン Shiraz Yarra Valley Underhill 2017 Yarra Yering

評価 91+

エノテカで購入、定価12,100円。ヤラヴァレーのシラーズ。造り手のヤラ イエリングは1969年のワイナリー。ヤラ ヴァレーはメルボルンの北東の内陸部にあり、オーストラリアでは比較的涼しい気候で、良質なピノの産地として有名。ヤラ イエリングはヤラヴァレーに29haの畑を所有しピノやカベソー、シラーズ、シャルドネなどを生産する。このアンダーヒルは1973年に植えられた単一区画のシラーズを用いて造られる。ブドウは手摘みで収穫し、半分は3500Lのオーク樽で10%を房のまま発酵し、残りは0.5トンの開放槽で発酵、1日2回のピジャージュを行う。熟成は半分を3500Lの大樽で、残りはフレンチオークの500Lの樽(10%は新樽)で12ヶ月間行う。スクリューキャップ。アルコールは13%。色調は中程度の濃さのガーネット。グラスの底がはっきり見える濃さ。香りはやや強くレッドチェリーやレッドプラム、ブラックベリー、スミレ、バラ、黒コショウ、レザー、土など。辛口のミディアム(+)ボディ。酸は高くタンニンは中程度の強さ。フラワリーな繊細な香りにベリーやスパイス、熟成香が加わり、複雑さとエレガントさが際立つ。味わい深く余韻も長い。シラーズと言えばバロッサが有名だが、それとは異なるタイプの素晴らしいシラーズ。