Weekend Wine

Weekend Wine

週末に飲んだワインの記録など

飲んだ日 2026年5月16日 

ワイン Weissenkirchen Riesling Smargd 2020 Domaine Wachau

評価 92+

うきうきワインで購入、3,960円。オーストリアのリースリング、ヴァッハウDAC。造り手は過去何回か飲んでるドメーヌ ヴァッハウ。このワインはヴァイセンキルヒェン村のリースリングを用いて造られるスマラクト。畑では殺虫剤や除草剤を使わず、ブドウは手摘みで収穫。ステンレスタンクで発酵し、その後、澱と共にステンレスタンクで7ヶ月間の熟成を行う。スクリューキャップ。アルコールは13%と高い。色調は輝きのある濃いレモングリーン。香りは強く、エルダーフラワー、白桃、レモン、メロン、ペトロールなどで、花の香りが際立っている。辛口のミディアム(+)ボディ。果実の凝縮感が強く、酸高く、余韻も長い。フリースリングとしてはかなり力強いが、複雑性も高く、傑出している。

 

飲んだ日 2026年5月15日 晴れ 22℃

ワイン Chateau d’Aydie 2017 Madiran

評価 89+

うきうきワインで購入、マディランAOC 2017年。3,608円。マディランはフランス南西部、ピレネーの麓に位置し、大西洋からの距離は80kmで海洋性気候。雨は比較的多いが、冬と春に集中する。秋はピレネーからのフェーン現象もあって、乾燥し気温は上がるため、ブドウの成熟が促進される。造り手のシャトー ダイリー(ファミーユ ラプラス)はマディランを代表する4世代続く家族経営のワイナリー。58haの畑を所有し、2018年にはHEVを取得。マディランAOCの主体であるタナ種は非常にタンニンが多いのが特徴で、タンニンを和らげるために、マセレーションの期間を短くしたり、オーク樽や瓶詰め後の熟成を長くすることが行われてきたが、近年はマイクロ オキシネジーションという技術(発酵後に、ごく微量の酸素の泡を数ヶ月間に渡りワインに与える方法)を導入することで、以前よりも早くタンニンを和らげることが出来る様になっている。

このワインはタナ100%で、異なる土壌の畑のブドウをブレンドして造られる。手摘みで収穫したブドウは発酵前に低温のマセレーションを5日間行い、その後30日間かけて25℃で発酵。熟成はオーク樽とコンクリートで40ヶ月間。コルクは DIAM5で長さ50㎜。アルコールは14.5%。色調は濃いガーネット。グラスの際まで色素が詰まっている。香りはやや強くブラックチェリー、ブラックプラム、シナモン、クローヴ、リコリス、チョコレート、煮詰めたプラムなど。味わいは辛口のフルボディ。凝縮した黒系果実に高い酸がバランスしている。滑らかな口当たり、タンニンは多いが細かい。アルコールも溶け込んでいて、高さを感じさせない。余韻も長めで、非常に良い。しかしタンニンはまだ強く、飲み進めると口の中で蓄積して収斂性が強くなった。まだ若く、もう少し熟成させるとさらに良くなりそう。

 

飲んだ日 2026年5月8日 曇り 22℃

ワイン Pizarras y Esquistos, Ribeira Sacra 2021 Ponte da Boga

評価 89

ワインショップBで購入、3,800円。スペインの赤、DOリベイラサクラ。造り手のポンテ ダ ボガは1898年設立のリベイラ サクラ最古のワイナリー。2006年に現在のオーナーが購入し、再復活させた。畑はシル川の支流に囲まれた急峻な傾斜地にあり、畑作業は当然手作業となり非常な労力とコストを伴う。リベイラサクラは内陸にあるため大陸性気候だが、大西洋の影響も受けている。この地域ではメンシアが最も重要な品種で、このワインもメンシア100%。二種類の土壌の畑のブドウをブレンドして造られ、ワインの名前(粘板岩と片岩)になりラベルに石の絵が描かれている。発酵はステンレスで、フレンチオークの古樽で4ヶ月間の熟成。コルクはDIAM5で長さ46㎜。アルコール13.5%。色調は透明感のあるルビー。グラスの底が見える濃さ。香りはレッドチェリーやブラックチェリー、ブラックベリー、スミレ、わずかにトースト。味わいは辛口のフルボディ。深みのある果実味にやや高めの酸がバランスし、タンニンはスムーズで溶け込んでいる。やや長めの余韻。メンシアは軽めのワインが多いが、これは凝縮感もあり力強さがありながら、重くなりすぎず、エレガントさを持ち合わせていて、非常に良い出来。