飲んだ日 2026年5月15日 晴れ 22℃
ワイン Chateau d’Aydie 2017 Madiran
評価 89+
うきうきワインで購入、マディランAOC 2017年。3,608円。マディランはフランス南西部、ピレネーの麓に位置し、大西洋からの距離は80kmで海洋性気候。雨は比較的多いが、冬と春に集中する。秋はピレネーからのフェーン現象もあって、乾燥し気温は上がるため、ブドウの成熟が促進される。造り手のシャトー ダイリー(ファミーユ ラプラス)はマディランを代表する4世代続く家族経営のワイナリー。58haの畑を所有し、2018年にはHEVを取得。マディランAOCの主体であるタナ種は非常にタンニンが多いのが特徴で、タンニンを和らげるために、マセレーションの期間を短くしたり、オーク樽や瓶詰め後の熟成を長くすることが行われてきたが、近年はマイクロ オキシネジーションという技術(発酵後に、ごく微量の酸素の泡を数ヶ月間に渡りワインに与える方法)を導入することで、以前よりも早くタンニンを和らげることが出来る様になっている。
このワインはタナ100%で、異なる土壌の畑のブドウをブレンドして造られる。手摘みで収穫したブドウは発酵前に低温のマセレーションを5日間行い、その後30日間かけて25℃で発酵。熟成はオーク樽とコンクリートで40ヶ月間。コルクは DIAM5で長さ50㎜。アルコールは14.5%。色調は濃いガーネット。グラスの際まで色素が詰まっている。香りはやや強くブラックチェリー、ブラックプラム、シナモン、クローヴ、リコリス、チョコレート、煮詰めたプラムなど。味わいは辛口のフルボディ。凝縮した黒系果実に高い酸がバランスしている。滑らかな口当たり、タンニンは多いが細かい。アルコールも溶け込んでいて、高さを感じさせない。余韻も長めで、非常に良い。しかしタンニンはまだ強く、飲み進めると口の中で蓄積して収斂性が強くなった。まだ若く、もう少し熟成させるとさらに良くなりそう。
