飲んだ日 2026年9月4日 雨 23℃
ワイン Chateau Pichon Baron 2015
評価 95+
BBRで購入した6本ケースの1本目。ポイヤックのスーパーセカンド、ピション バロンの2015年。シャトー バロンは美しいシャトーが有名。所有する畑は92haで、ジロンド川からもほど近く、道を挟んでラトゥールの東に位置する。痩せた砂利質土壌で水捌けがよく、ブドウの平均樹齢は35年。植密度は9,000本/haと高く、樹勢を適度に抑える。収穫は手摘みで行い、ステンレスタンクで区画毎に発酵。2015年はグレートヴィンテージ。全般的に天候に恵まれ、8月以降に適度な雨もあり、ブドウは健全に成熟。収穫はメルローが9月18日〜25日、カベソーが10月1日〜9日に行われた。(近年はこれより1〜2週間も早い!)ブレンド比率はカベソー77%、メルロー23%で、熟成は新樽率80%で20ヶ月間。コルクは長く55㎜。アルコール13.5%。色調は濃いガーネットでエッジの際まで色素が詰まっている。香りは強く複雑で、カシス、ブラックベリー、ブラックプラム、杉、ヴァニラ、シナモン、五香粉、インク、レザー、森の下草など。辛口のフルボディで、果実味は凝縮し、酸は高い。タンニンは多いが良く熟していて、非常に滑らかで柔らく、そのため完全に飲み頃に入っている。熟成香も加わり複雑性も高い。余韻もとても長く、傑出している。メドックのトップシャトーのビッグヴィンテージが10年程で飲み頃に入っているのは驚きだが、近年の栽培技術や醸造技術の進歩が大きく関係しているのだろう。


