こんにちは。

 

今年もこの季節がやってきました。今年の結婚式・披露宴で使用した曲の中から独断でセレクトしたコンピレーションアルバムを作るなら、という企画の『My Favorite Wedding Sound』シリーズ。

 

その2023年度版をお贈りします。

今年は、新型コロナウィルスが5類感染症に位置づけられ、行動制限もなくなったことで婚礼業界もコロナ以前の水準に戻ってきました。ゲストの人数も多くなり、賑やかな披露宴が復活、バラエティに富んだ選曲となっています。フルで聞きたかったアノ曲、話題をさらったコノ曲など楽しんでいただけましたら幸いです。

 

トラックリストは以下のとおりです。

 

  1. ミラクルをキミとおこしたいんです/サンボマスター
  2. I Ain't Worried/OneRepublic
  3. アドリア海の青い空/久石譲
  4. 愛の花/あいみょん
  5. ビンクスの酒/麦わらの一味
  6. トリコ/Nissy
  7. READY STEADY GO/L'Arc~en~Ciel
  8. Darl+ing/SEVENTEEN
  9. アイドル/YOASOBI
  10. Good Life/G-EAZY & KEHLANI
  11. grace/藤井風
  12. Paper Rings/TAYLOR SWIFT
  13. おもかげ (produced by Vaundy)/milet, Aimer & 幾田りら
  14. おもかげ -self cover-/Vaundy
  15. ジャンボリミッキー!/東京ディズニーリゾート
  16. BOY/King Gnu
  17. 地球儀/米津玄師
  18. Lush Life!/クラムボン
  19. Celestial/ED SHEERAN
  20. Now And Then/THE BEATLES [bonus track]

 

なお、各曲は視聴できるように Spotify のトラックを埋め込んでいます。CDは基本的に婚礼会場で流すことを前提にAmazonのCDのページにリンクしていますが、CDリリースのない曲はAmazon Musicにリンクしています。

 

 

01. ミラクルをキミとおこしたいんです/サンボマスター/CD『終わらないミラクルの予感アルバム

2003年メジャーデビューでキャリア20年の3ピースロックバンド。2005年に、ドラマ『電車男』の主題歌に起用された「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」がヒットし、今でも披露宴では人気曲となってます。その同曲と並んで人気なのがこの「ミラクルをキミとおこしたいんです」です。披露宴のオープニングや乾杯にピッタリのドライブ感あるロックチューンです。


02. I Ain't Worried/OneRepublic/CD『トップガン マーヴェリック:オリジナル・サウンドトラック (通常盤)

OneRepublic(ワンリパブリック)は、2007年にデビューのオルタナティブロックバンド。アッパーなロックチューンから美しいバラード、ヒップホップビートなど幅広い音楽アプローチが特徴です。「I Ain't Worried」は、映画『トップガン マーヴェリック』の挿入曲として知られていて、特に今年の披露宴では目立った1曲でした。タイトルの"心配してないよ"にいろんな意味が含まれていて前向きな歌として人気だったのかもしれません。


03. アドリア海の青い空/久石譲/CD『紅の豚 イメージアルバム -かっこいいとは、こういうことさ

ジブリ映画が好きな新郎新婦に人気だったのが『紅の豚』からの選曲。『魔女の宅急便』ではユーミンの「やさしさに包まれたなら」が定番となっていますが、『紅の豚』の中で流れる久石譲のインストゥルメンタルは、上品で未来への拡がりをイメージさせます。この曲は『紅の豚』のサントラではなく、映画を連想させるイメージアルバムからの選曲で、人前式の入場や退場で流れました。


04. 愛の花/あいみょん/CD『愛の花 [通常盤]

今年の前期NHK朝ドラ『らんまん』の主題曲。あいみょんの歌は奥が深く、人生の意味や生について心に刺さってきますが、この曲もそんな彼女の真骨頂ともいえる詞が滲み出ています。しかもそれを優しく、さらりと歌うところが、彼女が人気の秘訣でもあるかと思います。歌詞の中には「恋に焦がれた人は天の上」とあり、ラブソングではありませんが家族を想う曲としてリクエストをいただきました。


05. ビンクスの酒/麦わらの一味/CD『ONE PIECE MEMORIAL BEST(初回限定盤)

原作コミックを基に1999年からアニメ化され、社会現象となったアニメ『ワンピース』。すでに20年以上の放送の中で多くのアーティストが主題曲を至ってきましたが、この曲はアニメや映画の中では流れていなくてサウンドトラックにしか入っていない、いわばイメージソングのような感じ。それが今年、何度かリクエストがあったわけですが、2021年にアニメ内でロジャー海賊団が歌ったことで注目を集めたことに起因しているようです。曲は、アメリカ西部の酒場を思わせるようなラグタイムがベースのフォークソングです。タイトル通り、披露宴の乾杯で流れました。視聴は、麦わらの一味のバージョンが無いのでロジャー海賊団Ver.で。


06. トリコ/Nissy/CD『Nissy Entertainment 5th Anniversary BEST(CD2枚組+Blu-ray2枚組)

Nissyこと西島隆弘は、ダンスグループ・AAA(トリプルエー)のメンバー。ダンサーでありながら俳優もこなし、ベルリン映画祭で「カリガリ賞」「国際批評家連盟賞」、キネマ旬報ベスト・テンでは「新人男優賞」を受賞するなど俳優としても活躍しています。曲は2018年のポップなダンスチューンで、プロモーションムービーを参考に踊りながらの入場やプロフィールムービーを作成したりと人気でした。


07. READY STEADY GO/L'Arc~en~Ciel/CD『READY STEADY GO

2022年、結成30周年を迎えたビジュアル系ロックバンド、L'Arc~en~Ciel(ラルク アン シエル)。ラルクのファンは意外に多く、過去には披露宴の全曲をラルクでまとめたという新郎新婦もいました。彼らの曲はラブソングも多く、披露宴では使いやすかったりします。この「READY STEADY GO」は、「もう後戻りはできない、幸運を祈ってくれ、さあスタートだ」と歌うドライブ感があり気分が高まるロックナンバーです。


08. Darl+ing/SEVENTEEN/CD『Darl+ing - Single

SEVENTEENは、韓国の13人組男性アイドルグループ。近年、K-Popでは楽曲制作から振付、ライブのセットリスト構成までメンバーが手がけるのがトレンドになっていて、SEVENTEENもその一グループ。しなやかなダンスと目を引くフォーメーション、アクロバットなものからミュージカル風の振付まで幅広いパフォーマンスが魅力です。「Darl+ing」は2022年リリース。「君がいないと、僕はとても寂しいんだ」というミディアムテンポでピュアなラブソングです。


09. アイドル/YOASOBI/CD『アイドル (完全生産限定盤) (特典なし)

アニメ『推しの子』の主題曲として公開より2ヶ月でYouTubeの再生数は1億6千万回を超えるという今年、話題をさらった1曲です。それまでのYOSOBIの楽曲とはかなりのギャップがあり驚いたファンも多いはず。TikTokはじめ各SNSでは"踊ってみた"動画が溢れました。披露宴では、ゲストがサイリウムを振って再入場という演出で純粋に楽しめました。


10. Good Life/G-EAZY & KEHLANI/CD『ワイルド・スピード アイスブレイク

映画『ワイルド・スピード アイス・ブレイク』の挿入曲。2017年公開にもかかわらず定期的にリクエストをいただくラップ・ソングです。「人生に成功し大金をつかんだ、良い人生だ」と『ワイルド・スピード』のストーリーらしいクールな内容で入場、乾杯、再入場などで流れました。


11. grace/藤井風/CD『grace - Single

独特のささやくような落ち着いた声色が魅力の藤井風。披露宴では、だいぶ定番のアーティストとして登場するようになりました。この曲は「すべてのひとにはかけがえのない才能があり、一歩を踏み出せずにいる学生を少しでも後押ししたい」というNTTドコモ「KAZE FILMS docomo future project」のCMソングとして書き下ろされました。タイトルのgrace=恵みというのも結婚式ぽくて良いですね。

 

12. Paper Rings/TAYLOR SWIFT/CD『ラヴァー

世界のアイドル、テイラー・スィフトの2019年リリース『Lover』からのシングルカット曲。ドライブ
感ある8ビートが、恋する女子のココロの高鳴りを表現しているようです。結婚式では”Ring”というキーワードが結婚指輪を連想させ、思いのほか人気の曲でした。


13. おもかげ (produced by Vaundy)/milet, Aimer & 幾田りら/CD『おもかげ (produced by Vaundy) - Single

令和を代表する女性シンガー3人のコラボレーションチューン。楽曲の提供は、Vaundy。まだ新型コロナウィルスで行動制限があった2021年、YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』のアーティストコラボレーション企画で公開、話題となりました。それから1年ちょっと、今年、披露宴でもよく聞かれるようになりました。次のVaundyによるセルフカバーと合わせてアレンジの違いを楽しんでください。


14. おもかげ -self cover-/Vaundy/CD『裸の勇者 (通常盤)

個人的には日本のプリンスではないかと思うほど、才能豊かな若きミュージシャンでプロデューサーのVaundy。令和のJ-Popシーンをけん引するミュージシャンの一人で、前曲のmilet, Aimer & 幾田りらの「おもかげ」とはまったく異なるアレンジによるアプローチを聞いても、その才能を伺い知るとができます。ライトに弾むビートと独特の声色が心地いいです。歌詞はラブソングではありませんが、ノリの良さからリクエストが多かった1曲です。


15. ジャンボリミッキー!/東京ディズニーリゾート/CD『ジャンボリミッキー!

良い意味で、今年一番衝撃だった曲。「ジャンボリミッキー!」 とは、みんなで楽しく陽気に踊り騒ぐことを意味する“ジャンボリー(jamboree)”と“ミッキーマウス”とをかけ合わせた言葉で、その言葉通りみんなで踊るための曲です。曲構成も日本の盆踊りをイメージするようなポイントがあり、子供から大人まで楽しめます。お子様が登場するシーンはもちろん、披露宴の中でゲスト全員で踊る余興を何度目にしたことでしょう。コロナ明けの今年を象徴する1曲でもありました。ディズニー恐るべし!


16. BOY/King Gnu/CD『THE GREATEST UNKNOWN (通常盤)

楽曲構成、歌詞、意味…すべてにおいて哲学的ともいえるKing Gnu。2021年テレビアニメ『王様ランキング』の主題曲。生まれつき耳が聞こえず、まともに剣すら振れぬほど非力な王子が、初めてできた友達と小さな勇気によって大きく歩き出すという冒険アニメ。そんなストーリーにぴったりな少年の冒険心を歌った前向きな応援ソングです。サウンドはKing GnuらしいRock & Funk色+サビの展開がカーニバルぽさもあり、"冒険"の世界観が表れています。

17. 地球儀/米津玄師/CD『君たちはどう生きるか サウンドトラック

今年、静かに話題だったのが宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』。映画の内容やキャスト、スタッフの情報など明らかにされず、一切のプロモーションが行われないまま劇場公開を迎えるという異例の展開で話題を集めました。その主題曲が本曲。米津玄師らしいしっとりと歌い上げるメッセージ性の強い楽曲です。歌詞に込められた意味をどう受け取るかは聞く人に委ねられています。直接的な歌詞ではなく、その人なりの解釈で感じたメッセージから披露宴でこの曲を流したい、という新郎新婦からリクエストをいただきました。映画は米国「ゴールデングローブ賞」にノミネートされています。


18. Lush Life!/クラムボン/CD『モメント l.p.

オーガニック系が好きな人に人気のクラムボン。ほとんど婚礼ではリクエストがないのですが、この曲に限っては2回のリクエストがあり、印象に残った曲でした。好きな人とはまだ始まっていない恋心を歌った内容で、ピアノの弾むような音色と軽快なリズムは恋に期待する心の音のようにも聞こえます。Lushとは"緑豊かな"とか"青々"という意味で"緑豊かな人生"というタイトルも結婚式、披露宴にピッタリです。


19. Celestial/ED SHEERAN/CD『NOW That's What I Call Music! 113

Nintendo Switch用ロールプレイングゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の挿入曲。「どう転がるかわからない恋愛、人生の悩みを"あなた"の存在が希望を与えてくれて、救ってくれる、最高だ!」というメッセージソング。クリアなピアノとEDMぽい躍動のあるリズム、コーラスは、この先の時間、未来へつながる光をイメージさせます。タイトルの"Celestial" は“天空の、天国の、神聖な”という意味の形容詞ですが、歌詞の中では「最高だよ」と訳されてます。

20. Now And Then/THE BEATLES -bonus track-/

CD『ザ・ビートルズ 1967年~1970年』 2023エディション (通常盤)(SHM-CD)(2枚組)

ボーナス・トラックとして選曲。ビートルズ最後の新曲としてジョン・レノンのピアノをボーカルによるデモテープをAIの技術で分離、ジョージ・ハリスンのギターを重ね、そこにポール・マッカートニーとリンゴ・スターが生演奏で音を重ねレコーディング、今年11月にリリースされました。一般的なビートルズをイメージしている人には、ビートルズの曲ではなくジョンのソロ曲のように聞こえます。でも繰り返し聞くとビートルズの要素を感じることができます。披露宴では流れませんでしたが2023年の1曲として。

 

 

いかがでしたでしょうか。

「あー、やっぱりこの曲、入っていたか」とか「コレは意外な選曲」と思ったでしょうか。

冒頭に書いたように、今年の結婚式・披露宴で使用した曲の中から独断でセレクトしてますので、音楽配信サイトの再生回数とか、今年リリースの曲とかではないので、純粋に楽しんでいただければと思います。

 

なおこのセレクションは、Spotifyの[Wedding Sound]のプレイリストに『My Favorite Wedding Sound 2023』としても公開しました。

 

 

そして今年も一年、関係いただいた皆さまには大変お世話になりました。

心より感謝申し上げます。
そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

もしよかったら過去3年分の『My Favorite Wedding Sound』も覗いてみてください^^

 

 

 

 

★このブログの中でご紹介の曲を試聴したり、購入したいという方のために、Amazonで販売されているCDはリンクされています。

またデジタル配信されている曲は、Amazonデジタルミュージック (MP3音楽ダウンロード)で視聴&購入ができます。ぜひご利用ください。

★また、ご披露宴では著作権の観点から市販のCDでしか流すことができませんので留意されてください。

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