My Favorite Wedding Sound 2021

マスク生活、おうち時間が始まって早2年。

社会活動は一進一退を続ける中、婚礼件数、内容とも徐々にコロナ以前の状況に戻りつつあります。

そんな中、今年の結婚式・披露宴で使用した曲の中から独断でセレクトしたコンピレーションアルバムを作るなら、という企画の『My Favorite Wedding Sound』シリーズ。

その2021年度版をお贈りします。

今年も海外アーティストによる来日ライブがなかったことで、日本人ミュージシャンの活躍が目立ったように感じました。

ただ選曲は、今年リリースされた曲ではなく、"今年の結婚式・披露宴で使用した曲で印象に残った"ということと独断で選んでいますので、必ずしも今年のヒットソングということではありませんので、ご了承ください。
 

それでは全曲解説付きの『My Favorite Wedding Sound 2021』、全18曲をお楽しみください！

01.　アルデバラン／AI／CD『』

2021年秋から放送中のNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の主題歌。「アルデバラン」とは「おうし座で最も明るい恒星の１等星のひとつ。アラビア語のアッ・ダバラーンに由来し、"後に続くもの"という意味」だということです。親子3世代にわたる100年の家族の物語、曲に込められた思いなど披露宴では、これから新婦の手紙朗読、花束贈呈に人気が出そうです。

02. Beautiful Day／JON BON JOVI／CD『』

この曲は完全に個人的嗜好で選んだ曲です。ブロードウェイミュージカル『Finding Neverland』のコンセプト・アルバム『Finding Neverland: The Album (Songs From the Broadway Musical)』に収録されていて、良い曲なので選曲。聞いているだけで元気になれるキャッチーなロックで大好きな曲です。

03. Darling／V6／CD『』

今年11月、惜しくも解散してしまったジャニーズのアイドルグループ、V6。2003年のTBS系ドラマ『きみはペット』主題歌でV6の中でも人気上位の代表曲。ジャニーズは新旧さまざまリクエストをいただきますが、コアなファンからのリクエストで多かったのがこの曲でした。

04. ONE／Aimer／CD『』

Aimer（エメ）は、プロフィール非公開の日本の女性歌手です。しかし巧みな英語のフレーズも多くたぶんハーフだと思っています。2017年リリースの同曲は、当時、JALの企業広告CMソングに起用されていました。ドライブ感、飛翔感あるロックはケーキ入刀などでリクエストをいただきました。

05. Permission to Dance／BTS／CD『』

米国ビルボードチャートHOT100で1位を取るなど、もはや世界的なグループになったBTS。彼らの今年の人気曲は、キャッチーなメロディのダンスナンバー。エド・シーラン、スノウ・パトロールのジョニー・マクデイドらと作曲したことで話題にもなっていますが、もう一つの話題は、ダンスの中に国際手話を入れているところ。そんなこともあってか、国際手話を取り入れたBTSのダンスは世界からも共感を得られているようです。

06. ハルカ／YOASOBI／CD『』

YOASOBIは、ボーカロイドプロデューサーのAyaseとシンガーソングライターのikura（幾田りら）による2人組の音楽ユニット。ソニーミュージックが運営する小説&イラスト投稿サイト「monogatary.com」に投稿された小説を音楽にするプロジェクトから誕生。以降、様々な小説、タイアップで新たに書き下ろされた小説などから楽曲を発表しているという異色のユニットです。この曲は、主人公がマグカップで、その目線から描かれている切な系ラブソング。

07. 10,000 Hours／DAN + SHAY & JUSTIN BIEBER／CD『』

カントリーユニットのダン・アンド・シェイとジャスティン・ビーバーによるコラボレーションソング。
“この先もずっと君を愛するよ”というパートナーへの気持ちを表した甘美なラブソング。2019年の曲ですがリリース後わずか2週間以内で1億1,500万回を超える再生数を記録するなど世界中で人気のラブソングとなりました。ミディアムテンポのバラードということで披露宴で再入場や新郎新婦退場のシーンで多くのリクエストをいただきました。

08. Memories／MAROON 5／CD『』

マルーン 5らしくないシンプルなバラード。というのもこの曲は、2017年末に急逝した幼馴染でありマネージャーだったジョーダン・フェルドスタイン（通称：ジョーディ）に捧げられた曲なのです。去った仲間に贈るメッセージではあるものの歌詞の捉え方は人によってさまざま。そんなこともあり、披露宴では新婦手紙朗読のシーンでリクエストをいただきました。

09. ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1「小犬のワルツ」／反田恭平／CD『』

一瞬空気を変えてショパンの「小犬のワルツ」を。演奏は、今年、『第18回ショパン国際ピアノコンクール2021』で堂々の2位に入賞した日本人ピアニスト・反田恭平。50年ぶりの快挙ということで話題にもなりましたが、なぜか彼が弾くショパンのCD音源は、NHKのアニメ『ピアノの森』の阿字野壮介役の吹き替え演奏（2018年）のこの曲しかないので、こちらを紹介です。

10. My Universe／COLDPLAY & BTS／CD『』

後半1曲目は、コールドプレイの9枚目のオリジナル・アルバムからBTSとのコラボチューン、
「My Universe」でスタートです。アウター・スペースやSFをテーマに壮大な曲が並ぶアルバムの中で、まさにタイトルは宇宙。MVもSF映画のセットの中でプレイしているようでかっこいいです。壮大な宇宙感とBTSとのコラボレーションということで人気の1曲でした。

11. Flowerwall／米津玄師／CD『』

とても思慮深い曲です。メロディと歌詞が放つ景色は、幸福を感じるとともに儚さ、憂いをも感じます。ラブソングでありながら(あらゆることの)終わりを示唆するようでもあり、それを「運命」と呼び悟っているようでもあります。米津玄師の才能は計り知れず天才と呼ぶに相応しいアーティストではないかと思います。

12. なないろ／BUMP OF CHICKEN／CD『』

2021年前期のNHKの朝ドラ『おかえりモネ』の主題曲。『おかえりモネ』は、宮城・気仙沼が舞台で、同地で育ったヒロインが気象予報士を通して地域に貢献する姿を描くヒューマンドラマ。バンプらしい明るいポップロックで、ドラマのストーリーにちなんだ天気に関連したワードで一気に世界観に引き込まれます。

13. Photograph／ED SHEERAN／CD『』

エド・シーラン得意のバラードです。2014年リリースのアルバムに収録されていながら息の長いリクエスト曲です。映画『世界一キライなあなたに』(2016年)の挿入曲でもあり、心にジワリと染み入る"泣き"の一曲です。新婦手紙朗読、花束贈呈のシーンでリクエストをいただきました。

14. Here Comes The Sun／THE BEATLES／CD『』

ビートルズは一定の人気があります。もっとも多いのは「All You Need Is Love」ですが今年の披露宴では、この「Here Comes the Sun」のリクエストが多かったです。レノン=マッカートニーの楽曲が多い中、この曲はジョージ・ハリソン作でその中でも特に傑作と呼ばれている曲のひとつです。長い冬を越え、太陽が昇り暖かい春(希望) が訪れる様子を描いた歌詞として親しまれています。

15. 虹／菅田将暉／CD『』

ここからは今年もっとも多く流れたJ-Popを3曲。
11月、菅田将暉と小松菜奈の結婚には驚きましたが、この曲はまさにそんな二人にもピッタリな美しき結婚式ソングです。じっくりと歌詞に耳を傾けてみてください。メロディともに思わず涙が流れてしまいます。披露宴では、新郎の謝辞から薄く流して退場に繋げるという演出で、感動的なフィナーレを演出できました。2020年秋公開の映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題曲。

16. Stand by me, Stand by you.／平井大／CD『』

ここ1～2年で急速に披露宴での人気アーティストに上がってきている平井大の今年のヒットナンバーです。平井大はレゲエミュージシャンとして活動をしていますが、ポップソングにレゲエ要素を取り入れた独自のメロディと温かみのあるボーカルでファンを増やしています。サビの♪75億分の一人と一人が出会って～のくだりが多くの人の共感を得て、披露宴では入場、退場、エンドロールと定番になっています。

17. 115万キロのフィルム／Official髭男dism／CD『』

Official髭男dismは、今、一番人気といってもいいほどのグループです。この曲は、タイトルだけでなく歌詞の中にも「エンドロール」「苗字が一つになっても」「10年後くらいにはキャストが増える」などという言葉がちりばめられていることから思いっきり結婚式ソングです。退場、エンドロールに人気の明るいポップソングです。

18. If It's Love／STING／CD『』

この曲は完全に個人的趣味です。スティングはポリス解散後、精力的にソロキャリアを広げ、ジャズや民族音楽などあらゆるジャンルの音楽要素を取り入れ、映画音楽なども手掛けてき
ました。この「If It's Love」は、そんな彼の今秋リリースのニューアルバムからのリードシングルで、現在70歳でありながら、まるで10代の少年少女が初めて恋をしたようなポップなラブソングです。今、結婚する人たちのコア世代には、スティングがどういうミュージシャンか知らない人が多いですが、ぜひ披露宴でリクエストされると嬉しいです。

いかがでしたでしょうか、今年の結婚式・披露宴で使用した曲の中からベストコンピレーションを作るなら！という想定で独断と偏見でセレクトしるベスト・レコメンド。

なおこのセレクションは、Spotifyの[Wedding Sound]のプレイリストに『My Favorite Wedding Sound 2021』としても公開しました。

★このブログの中でご紹介の曲を試聴したり、購入したいという方のために、Amazonで販売されているCDはリンクされています。

またデジタル配信されている曲は、Amazonデジタルミュージック (MP3音楽ダウンロード)で視聴＆購入ができます。ぜひご利用ください。

★また、ご披露宴では著作権の観点から市販のCDでしか流すことができませんので留意されてください。

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