台風が接近しつつある9月中頃に、天空の湖とも称される「野反湖」を訪れた。
前々から訪れて見たかった、標高1500mあまりにあるダム湖なのだが、中途半端に遠い。
この距離は一泊の距離とするか、早朝から走ればあるいは、とする距離なのか微妙なのである。
まぁ片道300kmを超えれば確実に一泊コースなのだが、道程もまた過酷である。
関越道渋川伊香保ICで降り、国道353号又は並行する道を延々と走って70キロほどで視界が一気に開けた。

野反峠休憩舎・花の駅から
長野原草津口駅付近からは、集落をつなぐお世辞にも快適とは言いにくい山道をひた走り、眺望は無い。そんな道のゴールが、視界に広がる青空だった。
高度計の標高は1500mを指し、気圧は860hPa。気温は20度ほどだった。
今回の目的は、この時期が見ごろと聞いた、マツムシソウであります。
つくばの植物園で観たことはあるけども、野生は初。
駐車場にクルマを停め、軽トレッキング装備を整えて出発。遠目にアレチハナガサのような背の高い大き目の花が咲いているように見えた。最初はそんな印象だった。
近づいてふと見てようやくマツムシソウだと気付いた。

マツムシソウ
最初に出た言葉が「え? デカ!」だった。高さは1mほど。株も大きければ花も大きかった。つくば植物園のよりも立派だな!
そんなマツムシソウが、花の駅の周辺の野にまさに見ごろ。天空のマツムシソウ。
夢中でシャッターを切った後、野反湖へ下りたり周囲を散策したりしたが、9月と言えどまだまだ草花多し。歩くよりしゃがみ込んで撮ってる時間の方が長かったかも知れない。歩数計の距離がそれを物語ってた。
今回は、登山用のザックが劣化してしまい装備があまり充実していなかったので、深淵を覗くほどの探索はしなかったが、ウワサにたがわぬ素晴さ。これは、ハマる。春春夏夏夏秋と来たいくらいに。
たぶん、毎年の遠征ルーティンに入る気がする。少し、ちょっと、いや結構遠いけど。
少なくとも7月までには一度訪れてみたいが、赤城山と合わせて2日のスケジュールであるいは……。
現地を発ったのは午後1時ころ。
名残惜しいが距離と道中の渋滞を鑑みると、これ以上の遅延は地獄を見るのだ。
山道を下ってるとサルが何匹か道を横切って、ガードレールの上からこちらを見てた。野生の猿を見るのも久しぶりだ。距離が少し近かったけど、意外とデカい……。
帰りがけに道の駅八ッ場に寄りつつ、結局高速では渋滞に捕まって、5時間以上のグランドツーリングと相成ったのでした。
うーん、やっぱ一泊した方がいいなぁ。ビジホで充分だけども、近くには六合温泉とか石和温泉とか伊香保とか……。
いや、確かダムの方にキャンプ場があったはず。キャンプしながらの草撮り行は最高だなぁ……。
……そう言えば長年キャンツーで使ってたテント、加水分解激しくて処分したんだっけ……。
以下備忘録

マツムシソウ




エゾリンドウ

ハクサンフウロ

ハクサンフウロ
低地の花中心に撮ってると「ハクサン」とつくだけで有難みを感じる。

ヤマハハコ

ハナイカリ

ヤマオダマキ(白花)

ハクサンシジャン (ツリガネニンジンの高地型)

ハクサンシジャン

ハクサンシジャン

ナギナタコウジュ

ナギナタコウジュ

(たぶん) ヨメナ

(これもたぶん) ヨメナ

イブキトラノオ

ハクバブシ
当初は普通にヤマトリカブトかと思ったのだけども、茎に毛が無いから調べたらどうやらハクバブシとの結論。

ウメバチソウ

ウメバチソウ

タチコゴメグサ

アキノキリンソウ

休憩舎の道路向かい、八間山の登山道を少しあがった付近から。
帰る頃には少し雲が出始めてたけども、概ね、晴れ間優勢の一日だった。
ここは、また来る必要があるな。
今度は少ししっかりとした登山装備で徘徊しよう。
※重複して投稿されていたようなので、片方削除しました。