本日は11月7日。

 

去年と同じ11月7日に第1回希望調査が県のホームページで発表になりました。

 

近隣の普通科をチェックしていきます。

 

今日は栃木県のお話です。

 

栃木高校 221名 / 240名  0.92倍

 

栃木女子高校 227名 / 240名  0.95倍

 

佐野高校 67名 / 55名  1.22倍

 

佐野東高校 283名 / 200名  1.42倍

 

足利清風高校 104名 / 80名  1.30倍

 

足利高校 354名 / 240名  1.48倍

 

という結果になりました。

 

これを見て、思う事を書いていきます。

 

 

栃木高校が圧倒的に狙い目

 

言うべきことはそれに尽きます。

 

最終的には栃木高校の倍率はおそらく1.0倍くらいになるとは思います。

 

245名 / 240名 程度になるかもしれません。

 

それでも、どこの高校でも5名くらいは、模試すら受けたことがない層が何も知らずに受験するケースがあると思いますので、

 

245名であれば、ほぼ定員割れと同等くらいのレベルになるはずです。

 

そうなると合格する難易度自体は、足利高校よりは楽になると思われます。

 

今年の台風の目玉はやはり、新校舎になった足利高校。

 

去年と比べてもやはり人数を増やしてきました。

 

しかしながら合併し、共学となった足利高校は、20年前の進学校のような雰囲気はなくなっており

 

本来太田高校、栃木高校に行くはずの層が、近いからという理由で足利高校に進学したような子たち、つまり上位20名くらいのみが真面目に進学校の受験生らしい頑張りを見せるものの

 

平均層は、俗にいう典型的な「自称進」そのものになっています。

 

文武両道と言いつつ、しか頑張りません。

 

 

9月の下野模試を見ても、400点以上が足高には1名しかいません。

 

宇都宮高校は104名です。

 

このえげつない差はなんでしょう?

 

それでも足利高校に合格した子は、まるで宇高に合格したかのような気分になります。

 

特にお父さん、お母さん。

 

気を付けてくださいね。

 

足利高校には、上位層がいないんです。

 

上位に食い込むぞ!という意気込みで頑張る少数の上位10%の層、そこを目指して頑張る子たちのみが太田高校、栃木高校のような雰囲気を持ち頑張るだけで、大多数の生徒は、自称進という波に飲み込まれ、沖合に流されてしまう。

 

それが現実です。

 

私が常日頃、このような注意喚起をしているのは、高校をバカにするためではなく

 

足利高校を進学校であると勘違いし、とりあえず合格すれば、どうにか群馬大学とか宇都宮大学くらいには行けるだろうと錯覚しているお父さん、お母さん、そして受験生に高1から頑張って欲しいと願っているからです。

 

実際に、塾にいる生徒さんは圧倒的に足利高校の生徒さんが多く

 

私も足高の生徒さんに日々発破をかけて生活をしています。

 

一番近くにいるから、一番頑張って欲しいんです。

 

リアルに足利高校の子たちは高1、高2と、ほぼ勉強をせずに過ごし、授業で怒られないようにするための最低限の予習、課題と、定期テストの勉強しかしません。

 

その時だけ我慢して勉強し、基本的には部活で青春を謳歌し、家に帰るとスマホゲームで時間を潰し、Youtubeを眠くなるまで見るだけという自称進としての時間を過ごします。

 

その結果が、太田高校、栃木高校、足利高校で比較したときに、足利高校だけが桁違いの合格実績になってしまっているわけです。

 

太田高校も、栃木高校も定員がゆるいので入る時は、足利高校が一番難しいかもしれないのに

 

出るときは、足利高校がずば抜けて一番下になってしまう。

 

 

残念ですが、数字がそれを示しています。

 

私であれば

 

この倍率ならば、栃木高校を狙います。

 

栃木高校と足利高校ではレベル差がありすぎます。

 

入る時は、むしろ足利高校の方が難しいのに、合格実績は、雲泥の差になります。

 

迷わず栃木高校でしょう。

 

それでも足利高校を選ぶとしたら、

 

チャリで15分くらいで通えて便利だから。

 

お父さん、お母さんが足高、足女出身なので、同じ高校で勉強したい。

 

男女別学は嫌だ。

 

くらいでしょうか?

 

皆さんは、ほんの少しの差くらいに思っているのかもしれませんが

 

栃木高校 と 足利高校の 差は

 

足利高校 と 足利清風高校 くらいのレベル差があると思います。

 

それでも足利に住む方は、やはり通いやすいので足利高校を選ぶ人が多いでしょう。

 

だとしたら、本当に高1からガチでやってください。

 

誇張でも何でもなく、足利高校で勝ち上がりたければ

 

高校入試終了後、3月末か、4月頭に英検scbtで英検2級に合格してください。

 

足高から難関国立に合格するより、早慶に合格するより

 

高校入試終了後の3月末か、4月頭に英検2級に合格する方が、遥に簡単だと思います。

 

部活、何部に入ろうかな?なんて言ってられる高校ではありません。

 

そういう発想をすることで、本来太田高校、栃木高校に進学していれば

 

東大、一橋を狙えたはずの優秀な層が、千葉や横国に落ち着くんです。

 

足利高校に進学する子たちは、上位10%を目指し、最低でも30位以内を目指し、高1から周りの自称進友達の影響を受けないように最大限の注意を払いながら、コツコツ勉強をしていってください。

 

 

佐野高校が、今年は例年に比べると人気になっています。

 

校内平均点、大学合格実績を考えると、今まで定員割れを繰り返していたのが意味不明だったわけです。

 

今年は正当な評価を受けたと言えますね。

 

倍率が高くなったとはいえ、合格最低点はそれほど高くはならないと予想します。

 

今回の志望調査で67名が志願していますが、9月下野で佐野高校を第一志望にした生徒さんが64名。

 

その55位の子の点数は、約220点になります。

 

足利高校に偏差値55で特攻をかけるくらいなら、やはり佐野高校をお勧めします。

 

高校に入ってからの勉強する環境に関しては佐野高校の方が恵まれていると思います。

 

そして佐野東高校ですが、

 

佐野東高校を目指す生徒さんに関しては、国立大学への進学は、ほぼ不可能になります。

 

そして、指定校でもGMARCHや芝浦工大を取るのは、ほぼ不可能になります。そもそも枠がないかもしれません。

 

ごく一部の層が国立へ進学していますが、それは足利高校から一部の子が旧帝に合格するのと同じ理屈で、学校と関係なく生徒さん個人のスペックの問題になってきます。

 

佐野東高校の場合は、ほぼ全員が推薦で大学に進学すると言っても過言ではないほど、みんなが推薦を利用します。

 

ただ、難関私立の枠はありません。

 

佐野東から国立を目指す場合は、さらに厳しい世界が待っていますので、その場合は学年3位以内を常に取り続ける覚悟で勉強をしていってください。

 

佐野東の真ん中より少し上くらいで、部活を満喫して、さらに国立志望???

 

賭けても良いですが、10000%国立は無理です。目を覚ましてください。ナメすぎ。

 

自分が、こうやって文を書くことでイラっとする方が多いのも分かってはいるんですよ

 

でも、実際に、なんとなく普通に過ごしていても群馬大学、宇都宮大学くらいなら行けると思われている方が非常に多いですよね。

 

最終的に高3になり、部活が終わって本腰を入れれば、半年で間に合うと勘違いされている方が多いわけですよね。

 

高3の夏休みから本腰を入れた割に、MARCH志望という子も多いですよね。

 

そんな周回遅れのスタートでは間に合わないし、論外になってしまうわけですが

 

受験生本人は、それでも泣いて悔しがるんです。

 

それを隣で一緒に悔しがるのが私たち塾の先生なんですよ。

 

みんなの先輩たちの涙があり、そういう涙の思い出があるから

 

舐めてないで早くからヤレ!と発破をかけているつもりです。

 

高校に入って、楽しいことをたくさんやりたい気持ちも分かりますが

 

国立に行きたい、私立なら最低GMARCH というのであれば

 

本当に高1から頑張ってください。

 

魂の叫びが皆さんの心に届けば幸いです。

 

次回の進路希望調査の発表は2025年1月9日の13:00。新聞にはその翌日に掲載されます。

 

ではまた🔥