Solidworksユーザー日誌 -9ページ目

CSWP受験記

5月にCSWAを受験
してから、目標としていたCSWPを今日受験しました。
オンラインで、サブスクリプションのサービスの無料受験を使って。

5月から特になにか勉強したというわけではないんですが、今日セミナーを聴きに行ってなんだかテンションが上がった(?)ので受けてみました。

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合格!!!

今回は数字を入力(CSWAは4択)だったので若干不安だったんですが、Simulationのところ以外はできました!!よかった!!!

Simulationのところができなかったのが残念でした。今後もし受験される方のために敗因を書いておくと、問題の単位がインチ系で、加重をlbにするのは選択だったのでできたんですが、結果をpsiで表示させる方法がわかりませんでした。Paから手計算でpsiに直して入れてもどうせ最後の桁とか違うだろうと思って、あきらめてしまいました。5点+5点だったし。

この下りは完全に言い訳なので、無視してくださると幸いです。


なにはともあれ

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プロフェッショナルになりました!!

また調子に乗ってVisibleにしておきましたので、Solidworksのサイトから認定ユーザー検索をしていただければ出てきます。でもCSWPの認定ユーザーでvisibleな人はたくさんいますので、あまり目立たないですね。

試験の内容はというと、

重心や質量を入力するというパターンはCSWAと同じでした。
ただ問題数が18問と多く、おなじモデルの一部パラメータ違いが何度も出ますので、変数を関係式で設定するのは必須ですね。

それから後半の問題は、同じ変数を複数部品で共有する内容でしたので、外部参照関係式も必要でした。あとこちらはインチ系での出題でしたので、小さなことですが単位系の変更も必要です。
それ以外は、特筆すべき点はなかったように思います。モデリングの基礎を知っていれば大丈夫です。

今後はSolidworks ForumでもCSWPを名乗れます♪

そのSolidworks Forumは現在移転中のようですね。新Forumに期待!!

大塚商会のSolidworksイベントに行ってきました

今日は大塚商会主催の、Solidworks Solution Seminar in Osakaに行ってきました。

大塚商会は、こういうイベントをけっこう頻繁にやってくれるので好きです。
サブスクリプションに入るなら大塚商会お勧めです。他のところのことは知りませんけど。

今日の会場はブリちゃんのいるブリーゼプラザでした。

今日の一番の目的は公差解析事例紹介でした。
(ローランド ディージーの杉山さんという方の講演でした)

私は、寸法の設定(部品のDimXpert)もすんなりいかないところがあるのに(私だけか!?)、公差解析ツールが実際の製品設計でうまく使えるのか??と思っていたんですが、ばっちりやられてました。

でもやっぱりすんなりはいかなかったみたいですが、”くふう”をして問題点を乗り越えられてました。

製品とは関係ないフィーチャーをつくるなどの、”くふう”。ってやっぱり、いつでも必要なんでしょうね。

それから展示にあったMastercam for SolidworksというMastercamのSolidworksアドインも気になったんですが、いまのところはまだ普通のMastercamのほうが機能豊富っぽいことを案内の方がおっしゃってました。

どっちでもいいからいっかい使ってみたいです。

1-3. 部品モデリング

今回は 1-3. モデリング アセンブリスケッチを元に部品のモデリングを進める方法をお送りします。

まずはふたからいきます。

流れとしては、いろいろ方法はあるのですが、今回は


①パラメータ(肉厚)をうけとるスケッチをつくる

②ふたの形状をつくる。①でうけとったパラメータも使う

前回作ったアセンブリに追加する

④外形寸法、肉厚をアセンブリとリンクさせる

という流れで進めたいと思います。


まずはパラメータを受け取るスケッチを作ります。
前回作成した、アセンブリ内に作ったスケッチと同じように作ります。



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肉厚になるところは、従動寸法にしてあります。
なぜなら、後からリンクさせるときに、等しい値拘束をつけるつもりだからです。

アセンブリとパートの寸法をリンクさせる際には、関係式でリンクさせる方法と、幾何的に拘束をつける方法があります。
ここでは、後者、等しい値拘束ですね。


どちらでも良いのですが、私は極力 幾何的に拘束をつける方法を使います。
(詳しくは関係式使用ガイドラインをご参照ください)

そしてこの寸法を変数tとして関係式に入れておきます。

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なぜか?
一般的に厚みみたいなパラメータはいろんなフィーチャーから繰り返し参照されるので、グローバル変数をセットしておいたほうがベターです。こうしておくとリンク値が使えます。

そしてふたの形状を作成します。

こちらはテキトウに終わらせてしまいましょう。

今回は

押し出し→シェル→面取り

としました。

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最初の押し出しの縦横寸法は、例によって従動寸法にしました。
あとでアセンブリファイル内のスケッチと拘束をつけます。

シェルの厚みだけ、先ほどつくったグローバル変数とリンクさせておきます。

フィーチャーマネージャーデザインツリーでシェルをダブルクリックするとフィーチャー寸法が出てきますので、寸法の右の下向き三角をクリックから「リンク値」を選んで、

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tを選択します。

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リンクされました。

これでふたのモデルはおしまいです。

次回はさっそくアセンブリへ追加し、まだつけていない拘束をつけます。

関係式使用ガイドライン

関係式でできることはいろいろあって便利なのですが、

あまりよく考えずに多用してしまうと後々困ることもあるので、推奨の使用ガイドラインを書いておきます。

Solidworksにおける関係式使用ガイドライン

1. グローバル変数定義は最小限
関係式を減らすためグローバル変数定義は最小限に抑える。
関係式が増えてくると、関係式の読み込みに少し時間がかかり作業性を低下させる要因となる。

2. グローバル変数参照はリンク値を使用する
参照する寸法は関係式で定義せず、リンク値をいれる。

例:
"Length"=100
"D1@scketch1"="Length"

と二行で書くようなことはせず、
"Length"=100
のみで"D1@Sketch1"は"Length"にリンクさせるか、あるいは
"D1@scketch1"=100
のみとする。

3. 寸法/スケッチの命名の奨励
関係式のわかりやすさのため寸法にも名前をつける。

例:
上記例では
"D1@scketch1"=100
より
"Length@外形寸法スケッチ"=100
のほうがわかりやすい。

4. 関係式で外部参照寸法を使用しない
ファイル間のリンク(外部参照)は、スケッチやフィーチャーの合致拘束だけで構成できる場合は合致拘束を使い、関係式内で外部ファイルのパラメータを直接使用しない。

理由:
関係式で外部参照(つまり、構成部品のパートファイルなど別ファイルデータの寸法を直接使用)すると、その寸法が読み取り専用となってしまい、いちいち読み取り専用属性を外しながらでないと編集できなくなってしまう。その関係式だけでなく、「全部編集」機能が使えなくなるので、順番の変更などもできない。

註:
合致拘束を使うべきでない場合もある。
アセンブリ~パート間の参照で、パートの方向が確定していない場合は合致拘束が使えない。
方向が変わるとエラーになる。私の多用する「等しい値」拘束もエラーになる。方向関係ないと思うんですが、なぜ!?

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履歴
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2009-07-05 他の記事から参照可能な形へ再編集

面をひっくり返す!!

面を乗り換えたらスケッチの左右が逆になった!!

という時のための、面をひっくり返す方法のご紹介です。

まず、いちおう改めて確認しておきたいのですが、
面には向きがあります。

直方体とかを考えていただくとわかりやすいでしょうか。


カタマリの内側ではなく、外側を向いています。直方体上に文字をかくと、外から正しく読める方向に字がでます。

しかし、そのスケッチのスケッチ平面を対向する面へ移すと、左右が反転してしまったように感じます。


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こんな感じ


面が反対を向いているのに、スケッチの向きはそのままだからですね。
これ、よくひっくり返るんですが、いったいどういう基準でひっくり返ったりなんやしてるのかよくわかりません。


いくつか平面をいったりきたりしてたら目的の向きになったりします。が、このスケッチ平面の無作為移動作業は

かなりいらいらします(怒)


参照してるフィーチャーの多い平面だと、もう無理ですね。

そんなときのちょっとしたテクニック

面をひっくり返す!!

そのままなんですが、スケッチはちゃんとひっくり返ってくれますし、押し出しの方向エラーとかも解決します。


方法は、


面をひっくり返す!!


つまり、

平面上に軸を作って、180度回転で参照平面を新しく作ります。

そのまんま。というかひっくり返した面を作った!!というべきでしょうか。

若干、めんどくさいですね。
一応、SolidworksのEnhancement Requestには入れておいたので、Customer Portalが見られるかたは見てみてください。


余談ですが、私は小さいころ剣道やってまして、面面言ってるとなんだかそのことを思い出しました。

剣道の面はひっくり返しませんけどね。

陰干しするだけです。