インターネット環境の普及に伴って、
他人との文字でのコミュニケーション手段が
はがきなどの信書から、メール、SNS、ブログ等の
ネット上でのやり取りに変化してきました。
オフィシャルなホームページ用の文章やメール文面などでは、
きちんとした書き言葉を用いることが当然ではありますが、
SNSやブログなど、どちらかというとカジュアルな文面では、
ほぼ話し言葉で文章がつづられていることが
多くなっていますよね。
読み手もその方が親しみやすいということもあり、
ネット上での書き言葉(と敢えて表現しますね)は、
どんどん話し言葉に近づいている印象です。
書き言葉と話し言葉の境界があやふやになってきているような
感じがしています。
昭和世代の私でも、くだけた感じの文を書くことが多くなりました。
書いていく中で、ここまでくだけた表現でいいのか?
としょっちゅう迷っているのが実情。
このような話し言葉に近い表現ばかりに慣れてしまうと、
きちんとした、改まった文章が書けなくなってしまうことが
危惧されます。
さらに気になるのは、
ネット上にあふれる砕けた感じの文章を読みなれている子どもたちにとって、
きちんとした書き言葉は、かなり難易度が高いものになっているのではないかと
いうことです。
なぜ、そんなことを感じているのかというと、
先日、小学校でのある活動での子どもたちの感想をデータ入力する
お手伝いをする機会があったのです。
そこで印象に残ったのが、
何年も前からよく言われている、「ら抜き言葉」だけでなく、
「い抜き言葉」が多かったこと。
「~しているみたい」とするところを
「~してるみたい」と書いていた子が大多数だった印象です。
ニュースとして、知識として知っていたこととはいえ、
実際に身をもって感じたことは、
私にとって、ちょっとした衝撃でした。
さらに極端な例では、ネット上の書き込みによく使われている「www」
といったものも書かれていたこと。
それと、略語ですね。
地域にもよりますが、今や小学生の半数以上がスマートフォンを持ち、
LINEなどでコミュニケーションをとっている時代。
いろいろな調べ物もインターネットを使って行うのが当たり前となっています。
そういった際に目にする文章に「ら抜き言葉」や「い抜き言葉」などが、
当たり前のように多用されていたら、
文章はそのように書けばよいと思ってしまっても責められませんよね。
子どもたちをはじめ、もしかしたら日本語学習者も読むかもしれない
ネット上へ公開する文章。
親しみやすさを出し、口語に近づけることも必要だと思います。
その一方で、自分の書いた文章が
「間違った日本語」を覚えるきっかけになってしまったら?
と考えるとゾっとします。
ですから「書き言葉」としての最低限のルールを守った文章を書かなくては!
と改めて自分の書く文章を省みているところです。
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