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弱点を強化することで長所が伸びるという話

数日前、通っているスポーツクラブの水泳教室でレッスンを受けたとき、いつもと違う代行の若い女性インストラクター(Aさん)が講師だった。レッスンは「弱点克服」の話から始まった。

Aさんの得意泳法は「平泳ぎ」なのだが、伸び悩んでいるとき、自分のコーチに「クロールの練習をしろ」と言われたという。クロールは体の中心線を意識して左右にぶれないことが重要なのだそうで、Aさんは自分の苦手なクロールを、ともかく練習する。その結果、なんと自分が得意泳法としつつも伸び悩んでいた「平泳ぎ」の成績が良くなったのだという。


「弱点を強化することで長所が伸びる」という理屈なのだが、この話をプールの中で水泳パンツ姿で聞いていた私は「あっ!」と思った。前の日に読んでいた本の内容を思い出したのだ。徳永秦さんの著書「漫画ワンピースはこれからの時代のビジネスバイブルだ!」という本。


その本の「弱点克服」の章では、弱点克服の意味は苦手分野の業績をプラスすることではなく、得意分野(長所・強み)の業績をアップすることにある、という主旨が説かれている。


弱点と長所は補い合うものなので、弱点がある場合、長所の一部を弱点側に融通することによってバランスさせるようにできている。長所の強みを100%発揮したければ弱点を強化する必要がある、という話だ。



私はこの本の話をAさんにしたかったのだが、レッスンのあとにプールに2人で残っているわけにもいかないので、それはできなかった。

産経新聞の「違法脱毛エステ」の記事は読者を混乱させるだけだ

きょう、産経新聞の美容トラブルに関する記事をYahoo!ニュースで読んで、あきれてしまった。


光脱毛機を使って脱毛する医療行為を無資格で行い、客にやけどや炎症などの被害を負わせた大阪のエステサロンが逮捕された事件を報道するニュースだ。産経新聞によると、


”女性の永遠のテーマである「美しさ」を求めるか、「安全」を求めるか-。「美」をめぐる追求は揺れている。”


ということになるらしい。


これでは、「美しさを求める人は安全を放棄しなければならない」と言っているのと同じだ。そうではなく、


「低価格」と「安全」のどちらを優先するか


という話だろう。




また、違法脱毛エステの美容トラブルに関する記事のしめくくりとしては、記事の最後にある「脱毛以外にも危険が」という部分は余計だと思う。読者を混乱させかねない。


まとめとしては、


【1】医療機関での安全な正しい脱毛(事故は皆無ではない)
【2】無資格施設での手軽で安い脱毛


この2つを良く考えて、自分に合ったやり方を判断しましょう。


といえば済むことではないか。




以下、かなり長くなるが、Yahoo!ニュースに掲載された産経新聞の記事の全文を引用する。


------引用ここから-------

違法エステ、美容トラブル…「キレイになりたい」に落とし穴
産経新聞 3月18日(日)12時22分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120318-00000509-san-soci

 【衝撃事件の核心】

 「むだ毛のないつるつるの肌になりたい」との願望を持つ女性に対し、無資格で光脱毛機を使って脱毛する医療行為を行ったとして、大阪府警生活環境課などが医師法違反容疑で、エステティックサロン経営会社「エアフール」の経営者ら3人を逮捕した。店には施術を受けた客からやけどや炎症などの苦情も寄せられていたという。全国的にみてもエステでの美容をめぐるトラブルは脱毛だけではない。アートメークやまつ毛エクステなどの施術でトラブルに合う女性も多く、女性の永遠のテーマである「美しさ」を求めるか、「安全」を求めるか-。「美」をめぐる追求は揺れている。

 ■違法なのに人気店

 「効果テキメンの手技と最新の機械によるトリートメントで、お帰りの際、一段と輝いていることをお約束します」

 明るい色彩で統一されたエアフールのホームページ(HP)には、美を求める女心をくすぐる言葉が踊る。むだ毛や肌のシミ、くすみなどは女性にとっては気になるもの。化粧品などだけでは解消できない悩みを持つ女性であれば、誰もが美容維持の専門テクニックを持つ「エステに行きたい」という願望を一度は持つはず。

 そんな女性客の間で、大阪市内に2店舗を展開するエアフールは、脱毛に定評があり、「接客の良さ」と「価格の安さ」がウリの人気店だった。

 昨年7月10日、梅田店を脱毛のため女性客(24)が訪れた。この日が3回目の来店だった女性は腕の脱毛の施術を受けたが、左の腕にやけどを負った。

 「知人の部下の女性がエステでやけど被害を受けた」。同年12月、府警曽根崎署に男性から寄せられた相談を機に捜査を開始した。府警が逮捕したのは、経営者(34)と店長(29)、従業員(35)のいずれも女3人だった。

 女性が受けたのは光脱毛機による施術。光脱毛はエステ店で最近主流になりつつあり、フラッシュ脱毛やIPL(インテンス・パルス・ライト)脱毛などともいわれている。

 脱毛する部分にカメラのフラッシュのような強烈な光を瞬間的に照射すると、光線が毛根の底にあり、毛を成長させる組織である「毛乳頭」を破壊し、脱毛される仕組みだ。

 だが、経営者は調べに対し、施術でやけどを負わせたことは認めたが、「自分の店が使っている脱毛機は毛乳頭までは破壊しておらず、医師法違反にはあたらない」と容疑を否認しているという。

 府警は、中国製の光脱毛機(幅45センチ、高さ90センチ、奥行き50センチ)と、エアフールを開店した平成19年以降に同店に寄せられた客からの苦情をまとめたメモなどを押収。メモには近畿一円の客からやけどや皮膚の炎症に対する苦情が数十件まとめられていた。

 ■相次ぐやけどトラブル

 エステ業界の売り上げは約4千億円規模とされ、店舗数も全国で1万とも1万5千店とも言われている。一方で、施術後のトラブルや苦情も相次いでいる。

 国民生活センターによると、平成18~23年に寄せられたエステの相談件数は計3545件。そのうち脱毛に関しては約3割を占める計1067件だった。

 脱毛をめぐっては、厚生労働省が13年、医師免許のない人がレーザーなどの光線を使って皮膚内の発毛組織を損傷させた場合は医師法違反、とする通知を都道府県に出している。

 エステ店での脱毛では、光線の照射以外に電気脱毛など自社開発の機器を使用して施術するケースもあるが、厚労省は通知で示した方法以外については明確に禁止とはしていない。

 全国のエステティックサロンが加盟する日本エステティック振興協議会は、会員に対して厚労省の通知に抵触しないことを徹底した上で、「毛乳頭を破壊せず、毛の再生があるように一時的な除毛・減毛であるよう」と指導している。だが同センターには逆に「弱い照射で効果がない」という苦情も寄せられているという。

 協議会関係者は「会員には通知に抵触しないよう指導しているが、会員は全店舗の1割ほどの約1300店のみ。違法行為は主に非加盟の店で行われている」と明かす。

 ■「エステの脱毛は全て違法」

 形成外科医などでつくる日本美容医療協会の事務局長で原口和久医師は方法にかかわらず医師以外が行う脱毛行為自体が違法だと指摘する。原口氏によると、知識がないまま光線を照射した脱毛を行う場合、皮膚組織の表面だけでなく内側からやけどする危険性が高いという。原口氏は「エステが、違法である脱毛をうたった広告を出すことで、世間の勘違いを助長する」と述べる。

 「安全性や技術の高さを考えたら病院に行きたいと思うが、料金の面でエステ店を選んだ」と語る大阪市内の主婦(27)は、2カ月に1回のペースで同市内の脱毛専門のエステ店に通う。店ではレーザー機器の施術を受けるが、契約当初にやけどや炎症になっても責任を負わないという誓約書にサインした。それでも料金の安さが魅力だったという。店側からは永久脱毛には2年かかると説明を受けたが、原口氏によると「永久脱毛は毛乳頭を破壊しなければあり得ないのでエステ店での『永久脱毛』は違法」という。

 府警の捜査関係者は「危険性を知らなかったり、危険かもしれないと思っても医療機関に比べ安価なエステ店で脱毛する女性は後を絶たない」と話す。

 ■脱毛以外にも危険が…

 府警はこれまで脱毛以外にも、13年の厚労省通知で示された眉に入れ墨をするアートメークや薬品を使ったシミ取りを行ったエステ店を、医師法違反で摘発してきた。

 女性の間にはおしゃれ心をくすぐる、まつげエクステやネイルアート、アロママッサージなどさまざまな美容法がある。だが、国民生活センターによると、接着剤でまつげに人工毛を付けるエクステの利用者から「目が腫れて痛みが出た」、アロマオイルを使ったマッサージでは「皮膚がただれた」などの相談がある。また、ネイルアートのひとつ「ジェルネイル」では、「取り外しのためツメを削りすぎて出血した」との苦情も増えているという。センター担当者は「女性の美しくなりたいという願望は当然だが、美容法がきちんと確立されていない場合も多く、危険な落とし穴があることに注意してほしい」と呼びかけている。

------引用ここまで-------

姿勢がいいと、全身の印象が美しく、若々しく見える

美しくありたい、きれいに見られたい、と思うのなら、お肌や髪の手入れはもちろん大切です。

それにもまして、「全身の姿勢」を良くする」ことで「見た目の印象」が良くなることを見逃すことはできません。

「姿勢がいいと、全身の印象が美しく見える」のです。

印象には、カラダの凝りやゆがみ、姿勢が大きく関係しています。肩や首にしつこい「凝り」があると、顔の表情筋にも悪い影響があります。



体全体が「ゆがんでいるように」見えないかどうかも、重要なポイントです。

「美しく見える」ためには、

★均整がとれている
★全体のなランスが良い
★ゆがみがない

という条件が大きく関係しているのです。


さらに・・・姿勢がいいと、ミトコンドリアの働きが活発になる、という側面もあります。

「若返り」に大きく関係しているとみなされてる「ミトコンドリア」は、最近急速に注目を集めています。

ミトコンドリアは筋肉細胞に多く分布しますが、特に背中と太ももの筋肉に集中していることが分かっています。

姿勢がいい
 ↓
背筋を伸ばしている
 ↓
背中の筋肉が発達している
 ↓
ミトコンドリアが多い
 ↓
代謝が活発になる
 ↓
若々しく見える

というわけです。


背筋がしゃんとしている人って、きれいで若く見えますよね?



★体の各パーツごとの7つのチェックポイントを紹介します。
(小学館の雑誌「美的」3月号より)


【1】顔:左右のフェースラインが均一
あごのラインが引き締まり、顔を正面から見たときにフェースラインをはじめ、口、鼻、目の位置が左右シンメトリーになっている。また、笑ったときの口角の高さも左右対称。


【2】肩:鎖骨のラインが左右対称
正面から見たときに、左右の肩の高さが均一で、床に対して平行である。肩胛骨がしっかり内側に締まっていることで、鎖骨のラインも左右対称で、キレイに浮き出ている。


【3】ウエスト:おへそとくびれの位置が平行
が対称である上、最もくびれている部分とおへそのポジションが、横一直線に並んでいる。おへその形が縦長なら、より理想的。


【4】ヒップ:丸みがあり立体的
左右を見比べたときの大きさが均等で、内側に円を描くようにしっかりと引き締まっている。また、太ももとの境目にくびれがあり、真横から見ると立体的な丸みが感じられる。


【5】骨盤:しっかりと立っている
骨盤が傾かず、床に垂直に立っていることで背筋がピンッと伸びた、いい姿勢に。下腹、わき腹と、おなか周りの肉も引き締まっていて、モタつきもない。


【6】脚:両脚の間に隙間があかない
かかとと爪先をつけて立ったときに、くるぶし、ふくらはぎ、ひざ、太もも(肉づきがあまりない人は、隙間があいていてもOK)の4点がぴったりとつく。


【7】足:3つのアーチが存在する
親指のつけ根とかかと、小指のつけ根からかかと、親指のつけ根から小指のつけ根と、足の裏に3角形を作るように3つのアーチがしっかりキープされている。