ウェブサイトのアクセスアップの基礎基本、集客手法と方法【SEO対策編】 -4ページ目

ウェブサイトのアクセスアップの基礎基本、集客手法と方法【SEO対策編】

SEOの専門家による効果的なアクセスアップ手法の指南。Google・Yahoo・BingのSEO対策。


>質問4:
コンテンツ内の發リンクが「0」の場合、SEOに影響はありませんか?

影響ございません。
検索しているGoogleユーザーの問題がそのページだけで「解決するかどうか」が一番重要です。
Googleユーザーの多くは、なるべく1クリックで問題を解決したいと考えております。
Googleユーザーは発リンクをクリックすることなく、検索結果画面で最初にクリックして訪問したランディングページ(ランディングサイト)だけで、問題が解決される(時間を節約する)事を望んでおります。

ですので、Google検索エンジンはそのGoogleユーザーの要求を満たすページ(URL)が検索上位に来るアルゴリズムになるよう今も試行錯誤を繰り返して開発を進めております。
よって、発リンクがゼロであっても「全く」問題ありません。

>または、関連性がないURLへ発リンクの場合そのpageがSEOに「マイナス」ですか。

衛星サイトならば全く問題ありません。
衛星サイトのコンテンツ下部(記事下)等から放つ関連性の無い発リンクはスポンサー的な意味合いを持つ発リンクとしてGoogleは理解します。
それらのスポンサー的存在が無くして衛星サイト群は存在し得ませんので、衛星サイト群の評価が高まれば、スポンサー的リンクも相応に価値あるリンクとして評価されるようになります。

メインサイトにおいては、なるべくコンテンツ中から関連性の無い発リンクは控えて頂いた方が良いです。
ターゲットキーワードでのSEOスコアに多かれ少なかれ影響を及ぼします。
SEOに「マイナス」に作用します。

メインサイトでも共通部分(サイドバーやフッター部分)から関連性低めのサイトや関連性の無いサイトに発リンクするのであれば、SEOスコアにそれほど大きな影響は与えないため大丈夫であります。
Googleは「コンテンツ(オリジナル部分)を上位表示させる検索エンジン」ですので、共通部分に関連性の無いリンクや関連性低めのリンクを設置してもそれほど大きな影響は出ません。

しかし、コンテンツ(オリジナル部分)に関連性の無いリンクを設置した場合は影響ができます。
Googleは「コンテンツ(オリジナル部分)を上位表示させる検索エンジン」ですので、「コンテンツ」(オリジナル部分)に設置されている発リンクは其のURLのSEOスコアに当然ながら影響を及ぼします。

発リンク自体はそもそも上位表示達成に必要ありませんが、コンテンツ内から発リンクするのであれば、関連性のあるURLに向けてリンクを貼った方が良いです。
コンテンツ内から関連性無き発リンクを放つ場合は、リンク先とコンテンツとの関連を「否定」する「rel=”nofollow”」をリンクタグに記述して頂けたらと思います。
「読者の役には立つので発リンクしたいが関連性は無い」、そういった状況で役立つのが「rel=”nofollow”」です。

Nofollowの記述例)
<a href=”http://seo.tonken.biz/” rel=”nofollow”>ぶたさん</a>

上記例のようにrel=”nofollow”を記述頂ければ、nofollow付の発リンクは「リンクとして認識されなくなります」。
Nofollowが付いているリンクはただの「普通のテキスト」と同じ扱いになります。
ノーフォローが付いていない普通のリンクであれば、上記の「ぶたさん」は「アンカーテキスト」として認識されます。
アンカーテキストは「ストロングタグ」で括られた「ストロングテキスト」のように重み付けされます。

ですので、コンテンツ内から関連性の無い発リンクを多く放ってしまうとターゲットキーワードでの関連性が薄まって行きます。
よって、ターゲットキーワードでの内部SEOスコア低下に繋がって行きます。
ですので、発リンクのテキストを「普通のテキスト」として検索エンジンロボットに認識させたい場合には、rel=”nofollow”は有効に機能します。

ただし、ノーフォローにはマイナス面もございます。
nofollowが付いてなければ其の発リンク先に流れ込むはずであった「Googleページランク」分が「消失」してしまう事があります。
ですので、あまりnofollowは多用しない方が良いです。

たとえば発リンクが10個あったとしましょう。
その内の1つにnofollowを付けます。
この場合、均等に発リンク先に1/10ずつ流れ込む予定であったページランクの内の9/10は予定通り発リンク先に流れ込みます。
が、残りの1/10は「消失」(消滅)するイメージです。

少し前まではGoogleのアルゴリズムはこのような仕様になっておりました。
今現在はどうかは何ともいえませんが、現在も同様である可能性は高いです。

Googleアルゴリズムは日進月歩で進化しておりますので、今現在は残りの9個の発リンクに上手くページランクを回してくれている可能性もあります。
が、あくまで「可能性がある」だけでございます。
よって、nofollowの多用は控えて頂いた方が良いです。

Webサイトを作る際には、まず最初にサイトの「アーキテクチャー」を考えます。
Architectureは「設計」「構成」「論理的構造」といった意味で、一言で分かり易く表現しますとサイトの「原型」(もととなる型)です。
「原型」が「アーキテクチャー」です。

Architectureの「Archi-」は「原」「原始的」「起源」といった意味、「-tect」は「建築者」という意味、建築の「建」「築」は「新しく作る」という意味があります。
ですので、architectは「原(もと)になるものを新しく作る者」といった意味になり、そこからArchitectは「設計する」「構成する」「設計者」「建築家」といった意味が導き出されます。
このArchitectに、「動作の結果」「集合体」「機能集団」等の意味を与える「-ure」を語尾にくっつけますと、Architectureとなり「設計者・建築家が設計・構成した結果としての『設計』『構成』『論理的構造』」という意味が導き出されます。

このArchitectureを弊所流に分かり易く表現すれば「原型」(げんけい)です。
「もとになる型」が「アーキテクチャー」です。

この原型(アーキテクチャー)のなかには「URL設計」も入ります。
そのURL設計においてディレクトリ名やファイル名に複数の単語を用いる場合は、
・アンダースコアは用いない
・単語間はハイフンで区切る
等のように予め「決め事」を作って「Webサイトの建築様式」を定めて頂くと、SEOに強い「原型」(アーキテクチャー)が出来上がります。
あとは、そのアーキテクチャーに沿ってWebサイトの「骨の組み立て」や「肉付け」をして頂くと実際のWebサイト(建築物)が出来上がります。

そのようにして出来上がったWebサイト(Web建築物)に高強度の被リンク対策(被リンクSEO)を施していけば、通常は検索エンジン経由で嫌でも集客できるようになります。
「原型そのもの」(アーキテクチャー)がSEOに強ければ、其の原型を「もと」にして建築されるWeb建築物(Webサイト)の方も、SEOに強いサイトに成るのは、「必然」であります。
サイトの「アーキテクチャー」やドメインの「アーキテクチャー」は、オーソリティスコア(権威性スコア)や関連性スコア(専門性スコア)に大きな影響を与えますので非常に重要になります。
「コンテンツSEO」や「被リンクSEO」が重要であるのはいうまでも無い事ですが、「アーキテクチャーSEO」も非常に重要になります。

意識する意識しないの差はありますが、Web建築物が出来上がる前には、まず先に「設計」というものが建築物を建てる前の段階(工程)に入ります。
その「設計」に沿って実際のWeb建築物が建てられて出来上がって行きます。
この「設計」が「アーキテクチャー」でございます。

地震に強いアーキテクチャーをベースにした建築物はリアル世界で実際に大地震に強いように、SEOに強いアーキテクチャーをベースにしたWeb建築物はWeb世界で実際にSEOに強くなります。
その「高強度SEOアーキテクチャー」の構成要素の一つが「URL設計」です。
Webサイトは「Web建築物」だという意識をお持ち頂けたらと思います。

建築物であるならば、そのベースとなる「設計・建築様式」たる「アーキテクチャー」が極めて重要であることも、ご理解頂けるのではないかと存じます。
「設計がボロ」であれば、其の設計をもとにして出来上がる「Web建築物もボロ」となります。
「設計の出来」(アーキテクチャーの出来)で「SEO集客・ブランディングの成果」には雲泥の差が付きます。
これが「現実」であります。

但し、アーキテクチャーがどれだけ素晴らしくても、完成後のWeb建築物に十分な被リンク対策(被リンクSEO)を施さなければ、検索エンジン経由で安定して集客できるようにはなりません。
「SEO」はアーキテクチャーに基づいてWeb建築物を完成させてやっとスタートラインです。
そこからWeb建築物「内部」では無く、Web建築物「外部」の対策(被リンク対策)を必要十分に施して行ってやっと、検索エンジン経由でターゲット顧客が訪れるようになります。

SEO競争を有利に運ぶ為の「アーキテクチャーSEO」、SEO競争で勝負を決する為の「被リンクSEO」(Web建築物外部の対策)という位置付けになります。
先程冒頭でコンテンツの文章量に言及しましたが、この「コンテンツの文章量」(文字数)もアーキテクチャーの構成要素の一つです。